京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

JOCを振り返って

2009-04-28 | 高校生レスリング
JОCは厳しい結果となりました。
もう少しやってくれると思ってましたが甘かったです。
期待していた北村も池田も不本意な結果。
山原翔と山原健は全くいいところなく敗退。
山本翔も課題を残しました。
この大会で勢いをつけてインターハイ予選へと考えていましたが、
新学期入っての初戦は惨敗です。
この結果を謙虚に受け止め、開き直って、
いまはとにかく、インターハイ出場へ全力を尽くします。
選抜の団体予選では悔しい思いをしました。
あの悔しさを全員が思い起こし、
選手、スタッフ、全員がとにかくやるしかありません。

まもなくJОC

2009-04-20 | 高校生レスリング
今週末、横浜でJОCが開催されます。
特に2年生の3選手には期待しています。

池田 智は2階級アップし60kg級での初めての全国で3位入賞してから、いままで以上に、誰よりも一番、練習に取り組んでいます。
この土日も2日間、藤元コーチとマンツーマンで技術練習、スパーリングとこなし準備万端です。
マサルの持ち味は豊富な技術力です。
切れのあるローシングルに、がぶり、2オン1など、この冬に田中幸太郎と毎日胸を合わせたおかげで、技術が磨かれています。
全国選抜の3位に続き、JОCでは優勝させ今後の試合に弾みをつけさせられるようにしたいですね。

山本翔輝は、3月中旬の富山遠征での指の故障で一時期、練習が満足にできない時期がありましたが、現在はかなり回復。
速い片脚タックル、ハイクラッチに2オン1にがぶりと、組み手も上手くなり、本来の階級ではないですが、翔輝もかなりやってくれると思ってます。
相手は一回り大きいですが、運動能力が高い選手なので、組み手、技術で勝負して欲しいです。

山原健太。とにかく、こいつは気持ちが一番でしょう。
いつも試合になると緊張のせいか、金縛りにあったように固まってしまい、本来の動きをあまり見られません。
そろそろ爆発して欲しいです。
長い手足を生かした両脚タックルにローシングル。良い技術を持ってますし、地力があるので自信を持って攻めて欲しいです。

とにかくこの3名は頑張らせたいと思ってます。




惨敗・保護者と子供達へ

2009-04-19 | 小学生レスリング
福井大会に小学生7選手が出場しました。
中学生については後日述べるとして、小学生の結果については、予想通りの厳しい結果となりました。
今日初めて試合に出場した2名の子供、3月の高槻大会に続き今回が2回目の試合だった2名の子供と4名が初心者ですが、
保護者も含め、レスリングの試合の厳しさを痛感したと思います。

いまの小学生の練習態度はメチャクチャです。幼児のお遊びと一緒です。
アップ中に兄弟げんかしていて、注意しても直らない子供もいました。
これから、いかに意識を変えて練習していくかです。
保護者の方の協力が絶対に必要です。

マット上に一人で上がり、一人で戦う。頼りになるのは自分の力だけです。
いかに日常の練習が大切か。
これが分かっただけでも福井まで来て試合をした価値はあります。

最後に小学生の保護者と子供に言いたいことです。
いままで浅井一人で指導していた小学生でしたが、
1月から山本、山元の2名のコーチが加わり、
さらに4月からは古家コーチが加わり4名で教えています。
私はともかく、他の3名のコーチ陣、古家さんは毎日、高校生の朝・午後練習と選手と一緒に混じって練習しています。
山本勇輝も大学の授業に自分の練習後、帰りに高校まで寄って教えてくれます。
山元一憲は老人介護の仕事の後、疲れもみせず駆けつけて教えてくれています。

小学生の保護者・子供達は、このコーチ陣達は、日頃、忙しい中、子供達のために身を削って教えに来てくれていることを理解して欲しい。
そして、3人のコーチ陣達の貴重な時間を無駄にしないで欲しい。
そのためには、一生懸命、練習に取り組んで欲しいと願います。

まずは、指導陣の話し・教えを純粋に吸収し、毎回の練習に頑張ることです。
前回の日記の続きになりますが、これができてから次のステップです。

前途多難

2009-04-15 | 小学生レスリング
1月1日のこの「監督の日記」において、本年の小学生の目標として下記の3点を挙げました。
(1)新規クラブ員の子供たちを戦えるようにして、5月か6月の大会にデビューさせる。
(2)新規クラブ員の子供たちを年内の大会において、1大会で1~3勝はできるようにさせる。
(3)各地域で開催される大会において3位以内入賞者を多く輩出させる。

最近の子供達を指導していて、特に昨日の練習で指導陣全員が感じたことです。
情けない話しですが、目標修正をしなければならない状況です。
現時点では、ハードルが高すぎます。
6月にはデビューさせますが、とても戦える状態ではありません。
年内の大会において1~3勝も厳しい。
3位以内入賞なんてとんでもないです。
とにかく子供達は人の話しが全く聞けません。私の指示通り動ける子供は17~19人程いて3~4人程度。
私の話しすら聞けないのだから、学校の授業でも聞けていないでしょう。
「この練習をしなさい」と指示しても全く違うことをする。
スパーリングはじゃれあいのおちゃらけ状態。
練習中、無駄話しの私語もあり、メリハリが全くなくマットの上での遊びです。
言葉は悪いですが、もし私の子供であれば、今頃ぶん殴ってるところです。
いずれ子供達を「優勝させる」といきこんで、偉そうなことを言ってましたが、現実は前途多難。
この現実状況からすれば、1月1日に掲げた目標は達成できません。
目標修正して、なんとか「人として人の話しをしっかり聞ける」「あいさつができる」まずここからやっていきたいと思います。
これだけで相当な期間を有します。
これができたら、次は「練習にしっかり取り組める」
この次に、やっと技術指導です。

どうしても、田中幸太郎や津田豊史や北村公平の小学生時代と比べてしまいます。
今の子たちは今の子なので比べても仕方がないことですが、知人にこの話しをしたら「いまの子供達はこんなもんやぞ」と言われました。

小学生の保護者の皆さん、まずは「人の話しをしっかり聞けるようになる」「練習にしっかり取り組める」ところから始めます。
結果がでるまで相当な時間がかかります。
だから、あまり結果を期待しないでください。地道にやっていきたいと思います。