京都八幡高校レスリング部・京都八幡ジュニアレスリングクラブを指導する監督・浅井 努の日記

剛毅果敢(ごうきかかん)をキャッチフレーズに全国優勝を目指す。

三流・二流・一流・超一流

2012-06-26 | 教訓
「三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。
 一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する」 羽生善治

将棋界の怪物・羽生善治さんの言葉。とても説得力があります。

「三流は人の話しを聞かない」というのは、全く成長する見込みのない人のことです。
これは全く問題外。話しになりません。

「二流は人の話しを聞く」とありますが、聞いても実行しない人は、三流と同じだと思います。

「一流は人の話しを聞いて実行する」
これでなければ実力は上がりません。聞きすぎるほど聞いて実行する。
とにかく言われたこと、指導を受けたことを、まずは実行することです。

「超一流は聞いて工夫する」とありますが、そのとおりですね。
自分で考える。工夫してみる。そして、自分の世界を作ることですね。

7月(名古屋)場所

2012-06-25 | 卒業生(OB)レスリング
大相撲の7月(名古屋)場所の番付が発表されました。
OBの森垣心(八角部屋)が、春場所の新弟子検査に合格し、前相撲でデビュー。2連勝で一番出世を果たし、
続く5月場所は、序ノ口・東9に初めて番付にしこ名が載り、見事に勝ち越しを決め、
来月、名古屋で開催される7月場所では、序二段・東77に、順調に番付を上げました。
本人からマメに電話がきます。現在、体重も145㎏まで増え、部屋での生活も充実しているようです。
名古屋場所においても、勝ち越し目指して頑張って欲しいです。
今月の全日本選抜では田中幸太郎、池田智と2人の卒業生が頑張りました。
森垣心もこれに続いて欲しいです。まもなく始まりますが、関係者の皆さん、ご声援、よろしくお願いします。

近畿選手権

2012-06-20 | 高校生レスリング
近畿選手権が終わりました。

学校対抗戦は1・2年生5人だけで戦い、今後、秋の新人戦につながるきっかけになれば…という気持ちで臨みました。
1回戦勝ち抜き、2回戦で、選抜団体ベスト8の日野(滋賀)に4対3で勝利できたことは大きいです。
3回戦は和歌山北に3対4で敗れました。試合には敗れましたが、5人で戦い3勝2敗なので、秋の新人戦につながったと感じています。
来春の全国選抜の予選ではなんとか京都の予選を突破し、近畿予選に進められればと思います。

個人対抗戦には4選手が出場。
浅井翼は危なげなく、全試合フォールかテクニカルフォール、無失点で優勝。
減量もないので、試合前日まで通常と同じ練習を積み臨みました。これから、インターハイ優勝目指して全力尽くします。
パワーでは劣るので、組み手にタックルの切れ・スピード・処理の速さを意識し、夏場なので、減量がない分、豊富な運動量で臨みます。

古澤宏野の決勝、明らかに技術以前に、体力差でかなり差があります。
パワー、タックルのスピード、テイクダウンからの流れるグラウンド攻撃など…数枚、相手が上手でした。
まぁ、やるしかないでしょう。

野上泰士は、レスリング転向後1年で、2試合を勝ち抜き初入賞。
団体でも2回戦の日野戦、泰士が取ったおかげで勝利できました。
1年が経過し、試合経験も積み、力が少しづつ付いてきました。これからです。

谷口慧志は本来の階級ではない96㎏級へ出場。2回戦で敗れた試合は、体格差・体力差が出た内容でした。
泰士と一緒で、これからです。

明治杯全日本選抜選手権

2012-06-19 | 卒業生(OB)レスリング
明治杯全日本選抜選手権において、卒業生の田中幸太郎(早大4年)と池田智(日大2年)の2選手が初優勝。
こんな嬉しいことはありません。

幸太郎は、2年前の世界ジュニアで銀メダルを獲得し、シニアの国内大会でも一気にいって欲しいと願っていましたが、
2・3年生の天皇杯全日本は1、2回戦で敗れ、学生の大会においても取りこぼし、「何をしとるんだ」とずっと感じていました。
今大会の決勝は、クリンチ決着であり、内容からいえば満足とはいきませんが、まずは結果が出せたことが良かったです。
今年はやって欲しいですね。

マサルは、素晴らしいですね。ビデオで見ましたけど、1R、3ポイント先制されても、タックルで1ポイント奪い、
このラウンドは奪われましたが、2Rにつなぎました。2Rはしっかりタックルを決め、3Rはクリンチ決着になりましたが、
終始、組み手が良く、前へ詰めていました。試合内容も良かったと思います。
地力が付いてきましたね。若いから伸び盛り、今後がもっと楽しみです。

幸太郎が高校時代、一緒に練習していたのは、翼しかいませんが、
マサルと一緒に練習していた、現在、高2の翼、高1の慧志、中3の竜太郎、来樹、俊之は、
マサルが高校時代、どんな練習をしていたかは分かっていることでしょう…。
一緒に練習できた君たちは幸せ者です。あの練習の取り組み姿勢が見本ですよ…。
後輩達に刺激を与えてくれた幸太郎、マサルには感謝します。

幸太郎、マサルには「ロンドンが終わったら、俺の時代だ」というぐらいの意気込みで、
これから練習を積んで、さらに上を目指して欲しいです。

読書

2012-06-13 | 教訓
昨日の6月12日、毎日jPにおもしろい記事が載っていました。

こちらをクイック

「読書の千本ノック」という表題で、アスリートの「勝負強さ」について書いてあります。
石川県星陵高校野球部監督の山下氏は、精神力と忍耐力を同時に高める指導方法として読書をすすめてこられました。
山下監督の「読書の千本ノック」を受けて成長した選手に松井秀喜氏をあげておられます。
野球で頂点に立とうとするならば、野球以外にもいろんな訓練が必要であり、読書も一つの訓練ということを書いています。

最近の松井選手は、メジャーから一度は落ちたものの、再びメジャーに昇格しました。
2軍へ落ちて、それでも頑張って、また1軍へ復帰して活躍している選手はそんなに多くいません。
まさに強い精神力と忍耐力だと思います。それを読書で指導した山下監督も素晴らしいと思います。
幅広い読書によって深い見識と強い精神力を養うことができたんだと思います。

この記事を読んで、思わず納得できました。体を鍛えることは必ず限界がくるけど、心を鍛えることに限界はありません。

明日から近畿大会なので、近畿が終わった来週にでも、
京阪電車に乗って通学している選手達(宏野、竜太郎、晃次郎、拓磨、涼磨、俊之)に
「毎日、電車に乗っている時間は本を読め」と言おうかなと思ってます。
まずは本を1冊購入させ、どんな本を読むのか私に見せてから読書をさせる…。
特に晃次郎には、たくさん読書して頂かないといけないと思っています。