秀策発!! 囲碁新時代

 「囲碁は日本の文化である」と胸を張って言えるよう、囲碁普及などへの提言をします。

ことばのウラガワ

2007年03月28日 | 囲碁の話題
 碁会所なんかで強い人と打つ時、「教えて下さい」という人がいる。しかしそう言いながら、いつも通り普通に打つ。
 私自身使った事は無いが、以前六段の方に打っていたたきた時の事。対局の後、「教えてもらいなさい」
 と横で見ていた方に言われたので、てっきり検討(今打った碁を調べ直する事)するのかと思ったが、「検討、しないよ」と言われ、別の碁を打った。正直困ったし、今でもこの言い回は釈然としない。
 
 その上、ココではこういうふうに打てと6段格の人に指摘された時、
「その指摘内容、根本的な事から間違っている」
 と言うようなことさえあった。

 後日、あるプロの打ち碁集を読んでいたら、
「〇〇先生に教えて頂けるのは滅多にないから、云々」
 とあった。内容からして、どうやら、「本気で、〇〇先生と戦う」と言う意味らしい。厳しいながらも礼節を重んじる、プロ同士の勝負の世界に生まれた独特の言い回しらしい。目上に対して最大限の敬意を表する世界、
 「ぶっ潰してやるから、かかって来いヤ」
 なんて、例の人気ボクサーのような言葉は言える筈が無い。 
 だいたい私自身、強くはないが、上手と打つ時には、ボコボコにするつもりでやる。 

 ある時、囲碁学苑でトップアマ・趙依文さんの指導碁を受けた時の事。
「先生は優しい方だからね、はじめのうちは守りながら打つと、ダンさんが勝てるように調整してくれるはずですよ。その代わり、最初から戦ったら潰されるから、気をつけてくださいね」
 と、親切なアドバイスを頂いたのだが、
「首根っ子をへし折るつもりで頑張ります」
 と笑って言って、学苑スタッフを驚かせた事がある。さて、指導碁を受ける時、「教えて下さい」
 と挨拶したら、ものすごくカワイイ女性で、一気に調子が狂っちゃった。第一印象は、女優の涼風真世さんの様な雰囲気(*^_^*) 

 そういえば以前、押田華奈さんに「教えて」頂いた時でさえ、それこそ「首根っ子をへし折る」つもりで戦い、軽くあしらわれ負けたのだが(ToT)  押田さんにをコテンパンにやっつけて、兜首を持って福島に帰るつもりだったのに。これが実力の差。トップアマの実力を全くしらなかった時のことでした。

 さて、その趙依文さん。中国のアマ全国大会で活躍された実力者。日本の大学院に留学して勉強されているだけあって、日本語がうまい。そして、教え方がものすごく上手。顔はタレントの関根麻里さん(関根勤のご息女)や、根本美緒さん(『朝ズバ!』の気象予報士)に似ているかな? ちなみに私は近視だから、遠くから見るとボヤケテしまうが、ボヤケルと『素敵なマダム』に見える!(^_^;  
 ともかく、「教えて下さい」って、アマ同士で使うと、時に誤解を招く事があるらしいm(__)m
 以上、アダタラ・ダンでした。

1 コメント

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碁のスタイル (このは紅葉)
2007-03-31 23:37:05
人によって碁(打ち方、態度、考え方など)は様々ですね~。
わたしは相手が上手・下手にかかわらず極力普通に打つようにしています。
相手にたくさん石を置かせた場合は特に気をつけます。無茶な打ち方をして勝っても楽しくないので。
むしろ、自分が負けたときに「あなたのこの手は良い手でしたね」などと検討するのが好きです。

わたしの場合は低級者ヘボ流の楽しみ方なのですけど、自分なりに楽しめたらそれで良いのかなと思っています。
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