秀策発!! 囲碁新時代

 「囲碁は日本の文化である」と胸を張って言えるよう、囲碁普及などへの提言をします。

総括!! 第27期  女流本因坊戦

2009年01月08日 | 囲碁の話題
 生来の怠け癖が出てしまい、更新がだいぶ遅れてしまいました。
 まずはお詫び申し上げます。

    『女流本因坊戦』

 11月5日(水)をもって、27期の女流本因坊戦が終了しました。
 私自身の心中、鈴木歩・挑戦者が3勝2敗でタイトル奪取するものと予想していましたが、そうはならず。謝依旻・女流本因坊が1敗の後の3連勝。たとえ先輩相手でも、
 「私こそ女流本因坊保持者!」
 と信念を貫いた、謝さんの見事な戦いぶりには感服しました。日本の女流の中では謝さんこそが最強、そう断言する人もいますが、あながち間違いではないのかもしれません。

 今期の5番勝負のキーポイントは、2局目(10月8日)の碁。解説は小林光一・九段。この対局の中盤で小林九段は、謝さんからみて左上の黒石を捨てれば黒番(鈴木歩)のリードが保てるとの意見を示されました。その発想はヨミのはんちゅうになかったらしく、鈴木さんは驚いた、との事でした。
 ※お手元に新聞や雑誌がある方は、ぜひごらんあれ。
 今回、五番勝負でのタイトル奪取はかないませんでしたが、鈴木歩さんはいちだんと力をつけたことでしょう。
 謝さんとともに、活躍を見届けたい実力者。本当に楽しみですね。


 碁席秀策の皆様へ


 女流本因坊戦の観戦記は、1月末までに届くようにいたします。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。