秀策発!! 囲碁新時代

 「囲碁は日本の文化である」と胸を張って言えるよう、囲碁普及などへの提言をします。

夢をかなえる商売

2011年03月09日 | 囲碁界への提言
  ☆東京ガールズコレクション☆

 今回のコレクションの様子、ズームインSUPUEで見ました。いつもの事ながら、たくさんの女性ファンが会場に集まっていましたね。
 特に今回目立ったのは、遠く海外から来日された女性たち。ファッションの本場はヨーロッパやアメリカとばかり思っていました。それなのになぜ日本のファッションイベントに駆けつけるのでしょうか。
 それについて、インタビューを受けた南米からいらっしゃった女性が答えていました。

  「ヨーロッパのショーは、モデルの人たちは怖い顔で歩いている。一方で日本のショーのモデルの人たちは、ものすごく楽しそう」

 本場ヨーロッパは、商品の魅力を関係者にPRするための、真剣勝負のビジネスの場所。一方日本は、普通の女の子たちが普段のファッションを楽しむためのステージ。伝統的なコレクションとは違い、あらゆる格式や壁を取り払い、誰もが楽しめるフェスティバルなんですね。
 ステージに立つモデルさんは、10代後半から20代の女性をターゲットにしたファッション雑誌で活躍している方々。そんなモデルさんたち、

  「ステージを思いっきり楽しむ」

 ことを大切にしているのだとか。




   非現実の世界へゆく


 これまでに何度か、宝塚歌劇の作品を有楽町の劇場で観劇しました。その宝塚歌劇の歴史は、私が最も尊敬する経営者・小林一三先生が始められて以来間もなく100年。それほどまでに長く、日本の大衆芸能として楽しまれ、ファンを引き付けてきたものは何か。
 私は気づきました。それは、

「劇場を離れてなお、非現実(ゆめ)の世界へいざなう」


 そんな魔力を持っているのです。
 劇場向いにある日比谷シャンテに、『キャトルレーヴ』という宝塚歌劇のオフィシャルショップがあります。そこでグッツを眺めていた時の事、女の子の声がしました。お母さんに連れられてきたのでしょうか、年齢は幼稚園生くらい。あるトップスターのポートレートを目を輝かせながら見ています。
 実はその女の子、結婚式のお嫁さんのような、真白なドレスを着ていたのです。しかもそのスカートのスソは、その子の両手を広げた時よりも幅がある。生まれてこの方、一度としてみた事のないドレスでした。
 私などは、お金と暇に余裕さえあれば、チケットを取りよせ観に行きます。しかし幼稚園生はもちろん、小学生や中学生にとっては、おとぎの国に旅立つような心境なのでしょう。それならば、めいいっぱいのおしゃれをししたい。そして、舞台と自分をシンクロさせる……
 そういった世界、本当にすごいの一言です。




    新しい時代を作りたい


 東京ガールズコレクションや宝塚歌劇を観劇する時のように、囲碁界にも女性がファッションを楽しめる場所やイベントがあります。
 まずは、世界ペア碁大会。各国の代表選手がそれぞれの民族衣装を身につけて参加するのです。雑誌の巻頭カラーで取り上げられますが、本当に華やかです。
 また、ダイヤモンド囲碁サロンでは、毎年の七夕の週、浴衣で来店されたお客さんに対し入場料の割引サービスがありました。今年はどうなのでしょうか。
 囲碁の愛好者といえば男性、特に中高年の方が多かった。しかし最近では、若い女性たちが関心を持っているようです。囲碁専門のフリーペーパー『碁的』の第三部でも取り上げられていましたが、

  「『囲碁ガール』のブームを作ろう」

 と、方円企画や IGO・AMIGO のスタッフやメンバーが活動されているようです。その活動を支えるためには、『囲碁ガール』が集まれる場所やイベントが必要でしょう。ドレスコードを設定させるほどではなく、ほんの少し背伸びしたファッションを楽しみながら集まれる。現時点ではダイヤモンド囲碁サロンなどがありますが、もう少し増えてもいい。

 女性ファンが増える事、女流プロが増える事は、囲碁界の発展には欠かせません。そのための活動をしている方も大勢いらっしゃいます。私もまた、何らかの形でお手伝いできるといいのですが。

音楽に関する話題

2011年03月05日 | その他
 数年前、韓国のドラマ『冬のソナタ』が衛星放送で始まった事がきっかけに、≪韓流ブーム≫がありました。それに続く韓流ドラマの主な視聴者は50歳以上の女性とくに主婦の方々。出演した俳優が来日すれば全国各地から駆けつける。それが発展に発展して、ドラマのロケ地を巡る韓国旅行のツアーまで出来ました。
 それにしても、あの熱狂はすごかったですね。


 その延長かどうか、ワイドショーや音楽番組を見ていると、現代韓国の歌手やグループがよく取り上げられていますね。K-POPというのだとか。その代表が、KARAや少女時代。歌詞はシンプル、曲は聞いているだけで楽しいですね。
 ですが個人的には、オルリコやAlanのほうが好きです。伝統的な東洋のカントリーミュージック、無理をしない歌い方。聴いてて心地いいのです。


 オルリコ……モンゴル出身
       テレサ・テンのカバー

 Alan……チベット出身
       映画『レッドフリフ』主題歌


 そういえば以前読んだある対談本で、石原慎太郎・東京都知事が次のような事をおっしゃっていました。

「古賀政男の音楽を韓国などに持って行ったら、人気が出るんじゃないかな」

 古賀政男。ある年代の方々ならご存知でしょう。国民栄誉賞受賞の、歌謡曲の作曲家です。
 若いころ、韓国や中国大陸の音楽の影響を受けているのだとか。
 都知事が提案したパターンとは全く逆ですが、それが実現しているようです。

 
 

会津漆器のはなし

2011年03月05日 | その他
 江戸の頃より会津の地場産業として発展してきた会津塗も、幾度かの危機を迎えました。たとえば、江戸末期には戊辰戦争による打撃を受けた事、また昭和の高度経済成長期には生活の様式化など。
 しかし近年、伝統ある会津塗りを復興させようとする若手が増え、それぞれが模索と工夫を凝らしているようです。

 一つは、海外の市場開拓を視野に入れたグループ、≪BITОWA≫の発足。ヨーロッパの人の生活スタイルに溶け込む物を作ろうとしているそうです。それは数年前から始まり、最近では東京や海外の展示会でも高い評価を受けているそうです。
 江戸時代には中国やオランダへ、長崎の出島を通じて輸出されていたそうです。
 日本を代表する『会津ブランド』が、長い時代を経て、再び脚光を浴びる事を願いたいものです。

 また、『工房鈴蘭』という会津漆器のお店が、会津若松の七日町にあります。
 漆器職人の家族経営の小さなお店で、以前テレビで紹介されていました。ここのお嬢さんも漆器つくりと販売をされているそうです。
 ここで扱う商品は、
 「若い女性が、楽しく使える漆器」
 「赤ちゃんの離乳食にも使える漆器」
 をテーマにしているそうです。これまでの伝統的な漆器では使われなかった、緑や青やピンクの漆を積極的に使ったり、またネールアートのようにラメを使ったり、そんな工夫をしているそうです。お子さんのお誕生会にも使えそうに食器。面白い工夫です。

    おまけ

 ちなみに、『工房鈴蘭』のお嬢さんのお名前、

 鈴木 あゆみ

 さんというそうです。
 日本の囲碁雑誌をご覧になった事がある方などはご存知でしょう。≪女流最強位≫というタイトルを2度にわたって獲得した事がある女性プロ、鈴木 歩 さんと同姓同名なのです。しかも、生まれた年も同じらしい。
以前、麹町のダイヤモンド囲碁サロンにて、鶴山亜弓さんと枡由美さんに話しました。
 お二人とも、やはり驚かれました。それもそうでしょうね、私だって驚いたんですから。