秀策発!! 囲碁新時代

 「囲碁は日本の文化である」と胸を張って言えるよう、囲碁普及などへの提言をします。

向井千瑛(ちあき)さん、女流本因坊奪取!!

2013年11月29日 | 囲碁の話題
  向井千瑛さん、とうとうやりましたね。謝依旻さんのタイトル6連覇を食い止めました。

私は、一時期東京の代々木で行われていた月1回のイベントに通い、黄孟正先生の指導を受けていました。その為、大分早い時期から、黄先生から謝さんの事は聞いていました。

 謝依旻、向井千瑛、奥田あやの黄金世代。平成16年。3人がプロ入りした時のフレーズだそうですね。
 当時は私が囲碁サークルで囲碁を打ちはじめて半年位、7級前後の頃でした。また、初めて碁席秀策に伺った年だったと思います。


 そんな謝さんが女流本因坊に就いて以来、日本囲碁はすっかりと様変わりしました。

 総合棋戦では井山裕太さんの独走状態に、さらには国際棋戦での優勝。20年来の日本囲碁の不振が立ち直る兆しを見せる。
 女流囲碁にもまた、新しいメンバーが加わる。特に注目すべきは、関西棋院の研修棋士。院生時代にプロ試験に落ち、一度は囲碁をやめる選択をした。そんな人達が、アマの全国大会で才能を開花させ、関西のプロとして合格。研修棋士各位の活躍も去ることながら、それまであまり注目されていなかった人達の活躍が華々しい。

 また女流囲碁全般を見ても、以前とは大分変わった様です。私の感じる所、若手女流の打碁を見る限り、布石で形勢を仕損じる様子は滅多に見られません。おそらくは、プロ主催の子供教室出身者が増えた為でしょう。今の日本囲碁界、プロ主催の囲碁教室が増え、その質も大分向上したかとは思います。


 私が女流本因坊戦の観戦記を集め始めてかれこれ7年。棋譜は約200局になります。しかし相も変わらず、女流棋戦はあまり注目されていません。また碁会所の高段者の間でも、変な思い込みと、誤った情報が流布したまま。これをどうにかしなければと策を高じては来ましたが、なかなか解消はしません。誤った情報は、囲碁普及に悪い影響を与えます。
 誤認情報への対応。これも結構重要なテーマかと思います。



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