秀策発!! 囲碁新時代

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謝 依旻女流最強位 、女流本因坊を奪取!! 女流タイトル2冠に

2007年10月22日 | 囲碁の話題
第1局  矢代久美子女流本因坊(白)
       VS謝 女流最強位(黒)
(黒番半目勝・9月27日、岩手県花巻市「佳松園」)

第2局  矢代久美子女流本因坊(黒)
       VS謝 女流最強位(白)
(白番中押勝・10月3日、東京・市ヶ谷の日本棋院)

第3局  矢代久美子女流本因坊(白)

        VS謝 女流最強位(黒)
(黒半目・10月17日)



  平成18;女流棋聖獲得。
       ※17歳1ヶ月・女流棋士史上最年少タイトル獲得記録。
  平成19年;17歳11ヶ月・史上最年少女流本因坊。


 力もバランスも大変に優れた矢代さんが3連敗されたのは、
『時期の不遇』という以外、言葉がありません。いずれまた大棋戦の
晴舞台に挑戦されるでしょう。その時を楽しみにしています。

 今期、謝さんは偉大な記録を作られました。彼女の実力を高く
評価するプロが多い一方、
 「布石が暗く、力に頼りすぎる」
と、師匠の黄孟正・九段は指摘されています。

 かつて、偉大なる名人といわれた本因坊秀栄先生は、
 「若い時分は布石が暗かった」
 といわれていますが、
 「年を重ねてからはアマシ打ちの芸に達し、ついに
  現代碁の布石構想を創った」
 と云う人物評があります。
 謝さんも秀栄名人のごとく、いずれは布石の名手に
成長されるかもしれません。

 イタリアから帰国された重野由紀さん。
 出産・育児をへて棋戦に復帰された、
小林泉美さんや佃亜紀子さん、原幸子さん。
 持病の腰痛で休場、治療手術から復帰された知念かおりさん。

 そして、次々と出てくる、若手の女流棋士達。

  今後とも、目が離せません。

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