少年の日々

はじめて考えるときのように

ちびくろサンボ

2005年04月15日 | Weblog
地方小扱いで買切りなんだけど、「ちびくろサンボ」が再発行されています。あの虎がバターになっちゃうやつ。

僕も小さい頃読んだ記憶があるので、こんな文章書いたのでしょう。

『認識』

 よく子猫が自分のしっぽを追いかけてクルクルクルクル回ってバターになっちゃったりするじゃないですか。僕の家にいる猫(名前はミィといいます)も、小さい頃は何度もバターになって元に戻すのが大変だったんですが、最近はもう「その手には乗らないぞ」って感じで自分の尻尾を見て鼻で笑ったりしています。

 これは単純に年をとって「体力的にじゃれなくなった」のではなく、目の前で揺れる不思議な物体を「自分の尻尾である」と認識できたおかげなんだろうと思う。じゃあ、いったいいつ認識したのだろうか。
①、他の子猫がバターになるのを見て悟った。
②、我が家の鏡を見て自分が恥ずかしくなった。
③、成長して、しっぽが長くなった。よって届かないはずのしっぽに噛み付いてしまい痛かった。

 などの仮説が立てられるが、僕は猫ではないので事実は闇に包まれたままである。最近は家の犬(名前ははなといいます)までクルクルクルクル回り始めた。いつバターになるのか、不安でたまらない。