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運命の決戦!ワールドカップ・アフリカ代表5カ国が決定!〜失意のコートジボワール

2017-11-12 16:00:18 | アフリカサッカー・スポーツ
先日の記事でお伝えしたとおり、この週末はワールドカップ2018ロシア大会に向けた最終予選が繰り広げられた。

FIFAワールドカップロシア大会、アフリカ最終予選〜ロシアへの道
前編
後編


当地コートジボワールでは11月11日(土)、特別な日を迎えた。そう、FIFAサッカーワールドカップ最終予選、運命の一戦、ホーム・アビジャンでのモロッコ戦である。

勝った方がロシア行き。モロッコは引き分けでもよい。

サッカーに熱いイボワリアン、いわく。
「モロッコなんかチンチンにやってやる。」
「いや、簡単なゲームなんかないさ。でも最後に勝つのはLes éléphants(コートジボワール代表チームの愛称)だ!」

普段はサッカーに関心がない人も
「今日ばかりはテレビみるよ。絶対勝って、ワールドカップだ!!」


昼頃、スタジアムのあるプラトー地区の周辺はモロッコサポーターで溢れかえっていたという。それもそのはず、モロッコからは3,000人近いサポーターがアビジャンに上陸。モロッコ王室航空は10便近い特別便を出したという。

「今日の見ものは第二試合だ。」
「第二試合?!」
「モロッコのフーリガン対ミクロブだよ!笑」
シャレになっていない。

アフリカの都市を脅かす若年層の暴力(2)〜コートジボワール・アビジャン[ミクロブ]


コートジボワール国民の大きな期待とともに、1730にゲームはキックオフ。


しかし早々に2点を献上したコートジボワール、苦しい戦い。結局得点を奪えず、モロッコが12年ぶりに本大会への切符を手にした。破れたLes éléphants、コートジボワールは四大会連続出場を逃した。

(盛り上がるモロッコサポーター)


ゲーム後、危惧された大きな混乱や暴動は見られていないようだ。

ラジオインタビュー
「そりゃ残念だ。でも仕方ない。」
「奴らの方が上だった。ワールドカップ本戦出場を賞賛したい。」

うで、こちらはサポーターたちの冷静な行動を評価したい。



さてこの結果、アフリカ5代表チームが出揃った。

グループA: チュニジア
予選敗退: コンゴ民主共和国、ギニア、リビア
グループB: ナイジェリア
予選敗退: カメルーン、アルジェリア、ザンビア
グループC: モロッコ
予選敗退: コートジボワール、ガボン、マリ
グループD: セネガル
予選敗退: 南アフリカ、ブルキナファソ、カーボヴェルデ
グループE : エジプト
予選敗退: ガーナ、ウガンダ、コンゴ共和国


北アフリカが3チーム、サブサハラアフリカが3チームと、サブサハラアフリカにとって残念な結果となった。名だたる常連国が予選敗退となったことは、アフリカの厳しい予選の現実を物語る。世界の舞台で、サブサハラアフリカの存在が小さくなることは、アフリカカップサッカーにとっても非常に残念なことだが、ナイジェリアとセネガルに想いを託し、本戦を楽しみにしたい。


(おわり)

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