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コートジボワールの料理事情~3/30(日)コートジボワールを知るイベント

2014-03-25 07:30:54 | アフリカごはんとビール
二カ月半後に控えたサッカーワールドカップ・ブラジル大会。報道でご存知の方も多いと思うが、日本はC組、初戦でコートジボワールと戦う。

(参考記事)
速報!日本はコートジボワールと同組に!~ワールドカップサッカー・ブラジル大会

2014年、アフリカはこんな年になる(後編)

コートジボワールを通じてアフリカを知るチャンス!


そんな中、知人のコートジボワール人からこんなイベント情報が届けられた。

2014年ブラジルワールドカップ
日本VSコートジボワール決戦前

コートジボワール文化祭

なんでも、ワールドカップを前にしたこの時期に、コートジボワール料理と音楽で盛り上がっちゃおうという企画らしい。



メインはコートジボワール人シェフ・ジェラール氏によるコートジボワール料理。


イベントの詳細はこのブログ記事の末尾に掲載しておいたのでご参照を!


さて、コートジボワール料理ってどんな料理??

基本的にはキャッサバやヤムイモなどをベースとした主食に、スープをあわせるのが一般的。また肉は羊や鳥、魚も好んで食される。伝統的な食材を用いたものも多いが、その後フランスの植民地時代にもたらされた食材と料理技法で、前進を遂げてきた。


主食で最も典型的なのはアチェケ。キャッサバを発酵させて乾燥し、粒状に砕いたもの。食べる際に蒸しあげる。独特の酸味と(香りというよりは)匂いが特徴、くせになる。

またキャッサバやヤムイモ、場合によってはバナナをあわせ、臼でついてモチ状にしたフトゥも独特。手でちぎって、スープにつけて食べる。東アフリカではウガリ、中部以西ではフゥフゥと言われているが、コートジボワールあたりがフゥトゥの西の限界。ここから西ではだんだんこのての主食が見られなくなっていく。

(フトゥとスープ)


主食ではこの他、伝統的な食用バナナ(Banane plantain)を揚げたアロコに加え、フランスの植民地時代にインドシナ方面から流入したコメ、フランスの影響を直接受けたパンもメジャーだ。

最近、食の近代化とともにコメ食化が進んでいるのが特徴的。日本で食の西洋化により、コメ食からパン食に移行しているのと対照的だ。

ンボテはコートジボワールにいくとよく現地スタッフなどと飯をともにするが、アチェケを食べているのが自分だけだったりする。現地イボワリアンいわく、「アチェケは腹が出るから(笑)」。

(現地スタッフとのランチシーン)


メインであわせるのは上記の通りスープが基本。トマトソースのものがよく合うが、この他にもバリエーションが。ピーナツソースはセネガルで好んで食べられるマフェに通じる。粘りのあるオクラのスープはンボテのお気に入り。フトゥによく合う。


その他、ンボテが好きな料理は、
・ガルバ(Garba: 揚げ魚とアチェケの組み合わせ。玉ねぎ・トマトの酢あえがついてきて、これとアチェケの相性が抜群!)、
・ケジェヌ(Kedjenou: 鶏肉をトマト、玉ねぎなどの野菜とグツグツ煮込んだスープ)、
・ホロホロ鳥のグリエ(Grillé de pintade、これはほとんどフランス料理)などなど。

(ガルバ。右下のアチェケとセット。)



忘れてはならないのが調味料と香辛料。調味料はいわずとしれた西アフリカのママ御用達、お手軽ブイヨン「マジー(Maggi)」または「ジュンボ(Jumbo)」。そしてお召し上がりの際には超激辛調味料、その名も「ピリピリ(またはピーマン)」。これらについては、過去ログ「アフリカごはん論(3)~発展を阻むのも」で一考察をアップしたのでご参照頂ければ幸いだ。


コートジボワール料理、この機にトライしてみてはいかが?


◆イベント情報---------------------------
2014年ブラジルワールドカップ
日本VSコートジボワール決戦前

コートジボワール文化祭

日時: 3月30日(日)
受付 11:00
開始 11:30
終了 20:30
閉店 21:00

場所: 六本木 サルサスダーダ
(港区六本木7-13-8フュージョンビル3F、電話03-6447-1249)

入場料(食べ放題+ワンドリンク):
3000円(お一人様)
4000円(ご夫婦、カップル様)
お子様は無料

内容:
ジェラールシェフによるコートジボワール伝統料理

Oswald KouameとIbrahim Konateによるライブ

など。


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