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ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

雨に思えば・・・~アフリカの雨事情(1)

2013-06-26 07:30:11 | アフリカ紀行
日本をあとにしたその日、朝から絹のような雨が降り続いていた。梅雨の季節。うっとおしい、と悪評だが、わたしは「晴れ男」の異名はよそに、雨の季節も嫌いではない。神の恵み、天の仕業。単調な雨のリズム、雨のにおい。どこか心に深く染み入る。

乗り継ぎのパリにつくと、ここでも雨。目の細かい霧雨がモイスチャーとなって緑の草木を鮮やかに潤す。

そして訪れているここ西アフリカの国々も、ちょうど雨期を迎えている。

アフリカでも、雨とひとの暮らしは深く関わっている。とくにアフリカ人の人柄と降水量の正比例関係?については、こちらの記事で雑感を述べた。

そこで、きょうからすこし、「雨に思えば」、ということで、アフリカと雨について述べてみたい。

アフリカの気候帯はいくつかに分かれる。地球は当たり前だが丸い。理論上、赤道が最も太陽の入射角が高く、上昇気流を生む。これが激しい積乱雲となる。「赤道低圧帯」の発生原理である。この低圧帯の直下となる低緯度地帯はジャングルに囲まれた熱帯雨林。アフリカでいえばコンゴ盆地だ。一年を通して雨が激しく降り続ける。

私のいたコンゴがそうだ。一年の9ヶ月は雨期、激しく雨が降る。ここでの雨は半端ない。暴力的な滝の雨が降り、街は湖に、通りは水路に、坂は滝に。黒雲とともに闇が街を覆い、天からは雷鳴と稲妻が轟く。しかし雨期ほど雨と晴れの境が明確だ。土砂降りのあとは、灼熱の太陽が容赦なく大地を照射する。

(やってきた、真っ黒な積乱雲。コンゴ民主共和国、バ・コンゴ州にて。)



コンゴ人に言わせれば、雨期は6月15日に終わり、9月15日に再び始まる。時間にルーズなコンゴ人にしてはかなり厳格な季節の定義だ。乾期の3ヶ月間は、雨は不思議とほとんど降らない。一滴も降らない、といっても大げさではないだろう。そのかわり四六時中曇っていて晴れない。乾期の方が憂鬱になる。

雨に思えば、アフリカ編。続きはあした!

(つづく)

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