オバマ大統領がやってくる！～セネガル的歓迎モード

ただいま、セネガル・ダカール→ベナン・コトヌに移動中。いや、アフリカの横移動は本当に大変（詳しくはこちらを！）。。。

座る場所もなく待たれているのだが、その待ち時間に、奇跡的にインターネット接続が！ということで一席。

わたしはつい先ほど、短か～い滞在を本当に慌ただしく終え、セネガルをあとにした。このセネガル、現地時間のきょう6月26日、オバマ大統領がやってくる。

今回、オバマ大統領にとっては二期目初のアフリカ外遊、セネガル、南ア、タンザニアと回る予定だ。ここでアフリカ通のあなたなら、ん？？、となるはずだ。中国の周金平主席の初アフリカ遠征が、南ア、タンザニア、エチオピア。重なりにはそれなりの意味があると理解した方がよさそうだ（→ちなみに、アフリカと中国の関係については、こちらをどうぞ）。またマンデラ元南ア大統領のお見舞いも隠れたアジェンダだとか。予断を許さない健康状態と聞いているが、それまでマンデラ氏にはがんばってもらいたい。

で、そのセネガル。なんといってもテランガ（＝おもてなし）の国。熱烈歓迎ムード一色？！かと思いきや・・・・・そこはアフリカ。ユル～イ歓迎モード、ユル～い到着前夜の様子をお伝えしたい。

◆歓迎モード？！
市内には遅ればせながら、オバマ大統領を歓迎する横断幕、国旗が掲げられ始めまた。しかしそのシャビーなこと、、、

捨てられたコンテナに掲げられた横断幕。あまり歓迎しているようには見えないのだが、、


テレビでは時折、歓迎の映像。これが安っぽすぎてまた泣かせる。この残念な感じ、神の領域だ。


◆装甲車？！
前日まではなーんの対策もなかったダカール。今日になってそぞろだって、急な対策が取られはじめられた。

その際たるものが治安当局。朝からこれ見よがしにサイレンを鳴らし、メインルートを駆け抜ける白バイ（というか、セネガルの場合、青バイであるが）。

市内随所には装甲車のようなもの（※ンボテ注:ンボテも元軍籍関係者であるが、車のスペックが中途半端すぎて、何のための車両かの区別がつかない笑）。いったいどのような脅威にどう対処する計画なのか。当局の考えを聞いてみたいものだ。


◆死の街？！
何より影響がありそうなのは、市内の交通規制だ。空港と市内を結ぶ海岸道路は、ほぼ全期間にわたり通行止め。また空港への航空機のアプローチ空域直下には人が立ち入れないという。

この大規模な規制、直前になってダカール当局から発表があったので、外国人のみならず、セネガル人も大騒ぎ。

よく西アフリカでは、何かに対して抗議する時、外出を控え、社会経済機能を同時に停止させる手法をとる。通称「死の街」（Ville morte）作戦だ。今回は、期せずして「死の街」となってしまいそうな様相？！

そして、セネガル人らしい、ユルい歓迎モードの中、オバマ大統領は今夕、ダカールにやってくる。そしてそれを横目にわたしはダカールをあとにしたのだった。