ぶらぶら★アフリック

アフリカ・プロモーター、ンボテ★飯村がお送りする100%アフリカ仏族ぶらぶらトーク!

お天気アフリカ〜雨期明けを待ちながら

2018-09-17 08:30:43 | アフリカ紀行
4月頃に始まった長〜い、長〜い雨期。なかなか終わらないなあ、なんて思ってたが、この週末は快晴!
いよいよ雨期明けかと思わせる太陽であふれた。

そして夕暮れには久しぶりに夕焼けを見せた。
毎日毎日、陰鬱な鉛空を目にしてきただけに、空の赤さが目にしみる。



アフリカのお天気話、このブログ『ぶら★アフ』でも、しばしば話題にしてきた。
アフリカの天気図〜雨に思えば(6)

ギニア湾岸の気候は単調にして明快。四季はなく二期、雨期と乾期。いや、正確にいうと大乾期、大雨期、小乾期、小雨期だからやっぱり四季か?!
そんな単調な天気のはずなのに・・・天気の正確な予報は難しい。

今年の雨期は、当地アビジャンのみならず、コートジボワール全土に、たくさんの洪水被害をもたらした。
当国での気象業務はコートジボワール気象庁(Côte d'Ivoire métrologie: CIM)が所管しているが、この予報がことごとく当たらない。
大雨の予報ができなかったとして気象当局が呼び出され、数日間の集中豪雨に警戒を呼びかけ。消防や軍まで大気させる体制を引いたが・・・ほぼ空振り。
政府はメディアの前で釈明に窮する場面が見られた。

でも実は日本でも雨期の気象予報が最も難しいとされている。無理もない。
なんせ赤道直下のギニア湾、湿った暖かい空気を空に供給して余りある。そして局地豪雨の観測と予測には、相当の観測網が必要。日本のようにはいかない。

あしたは晴れるかな??火曜日の天気図を調べてみたら・・・


あれ?等圧線が少なすぎてわかりにくいが、コートジボワールは気圧の谷だ。
お天気・気象少年だったンボテでも、反射的な気象学的な説明がつかない。
なんでこんな雲?どういう気圧配置?なぜこんな振り方になるの??
日本の知識がそのまま通じない。




・・・ということで、陰鬱な雨期は終わりに向かいつつあるのだった。

(おわり)


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