摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

興味から始まるつながり

2010-03-14 00:26:59 | 気づき
公民館の文化祭にばーちゃんと夫が出展しているので、
娘と一緒に見に行きました。

公民館で活動しているグループの
いろんな作品に混ざって、
小学生の作品も飾ってありました。

その中の漢字一文字が書かれた
書道作品の展示に
私は引きつけられました。
「私の今年の漢字書写カード」という
タイトルの紙片が、作品の下に張ってあり、
なぜその一字を選んだのか、
各児童が書いています。

その文章を読んでみて、驚きました。
いくつかの作品には、
大人でもドキッとさせるような言葉が
添えられていたのです。

そのうち、「神」「命」「信」
という言葉を書いた子どもたちの言葉が
特に印象に残ったので、
携帯で作品の下の紙片とともに
写真に撮りました。

今見てみたら、「神」「命」に添えられた文章は
鉛筆で書かれた文字が薄いのと
手ブレでぼけていたので、
読めませんでした。

でも「信」の下に書かれた文章は
幸い読むことができました。
そこには、こう書いてあります。

「(この漢字にした理由は)
どんなことがあってもこの10ヶ月間
人を信じて生きたいからです」

こんなことを書く子は、
一体何を考えてこれを書いたんだろう?
この子にインタビューしてみたい
という気持ちにかられました。


小学生の作品以外にも、
水墨画や盆栽、手芸作品など
いろいろな展示がありました。
それらの作品を見ながら、
近所に住んでいるであろう作者の方々に
思いをはせました。

この地域には、こんな才能がある人たちが
いるんだなぁ。
なんでこういう趣味を持つようになったのかなぁ。
これ売って欲しいくらいだけど。。
などなど。

近所の人間関係が希薄になり、
まわりの人に無関心な人が多くなりましたが、
まずはこんな形で興味を持ち、
気持ちのつながりをつくっていくことが
今求められているのかもしれません。

先日「お互い様プロジェクト」と名前をつけた
一新塾での地域福祉のプロジェクトでは、
お年寄りとお話する機会も多々あると思います。
その際は、こんな趣味の話を聞かせてもらったり、
昔のシンプルな暮らしについて
いろいろ教えていただけたらなぁと思ってます。
教えてもらうことが、
教える側の喜びや生きがい、自信につながることは
私自身もたくさん経験してきたことなので、
そんな形の「支援」というか
「お互い様」の関係をつくれたらと願ってます。