摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

断捨離的な発表会の鑑賞法

2010-03-04 22:59:38 | 気づき
昨日は、息子の園で劇の発表会がありました。

この園では、劇の発表会の前に
劇を本番と同じようにとおしでリハーサルし、
それをビデオや写真で
保護者が撮影できる日を設けています。
そのかわり、発表会の日は
撮影禁止になります。
(とは言っても、けっこうビデオやカメラで
撮影している人はいましたが)

金沢で息子が通っていた園は、
発表会だけでなく、
すべての行事が撮影禁止でした。
そのかわり、撮影係やプロが代表で
すべて記録します。
撮影していると、
その一瞬一瞬の子どもたちの微妙な表情を
見逃してしまうからということと、
やはりマナーとして
一生懸命やっている子どもたちを
まず見てあげてほしいということが
理由だったと記憶しています。


先日以前の園のこの方針を思い出した時、
この考え方は断捨離的だなって思いました。
なぜなら、「今、自分(の目の前にあるもの)」
に焦点があるから。
ビデオや写真で撮影するのは、
「いつか、誰か」に見てもらうためのものですよね。

そう思ったら、昨日の本番では
息子の演技により集中して見られた気がします。
撮影の日は何度かとちっていた息子ですが、
それからたった数日経っただけなのに、
昨日はせりふもほとんどつかえずに
言うことができました。
前回との雰囲気の違いも感じ取れたように思います。


代表が撮影するにしろ、
リハーサルを撮影するにしろ、
本番は目の前の演技に集中する環境を
作ってもらえるというのは大切だし、
ありがたいことだなと思いました。