摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

「愛とお米があればいい」(2)

2010-02-05 23:23:15 | 行ってきました
今日も木の花ファミリーのお話の続きです。
「愛とお米があればいい」の「お米」の方のお話を。
ただここでは、文字どおりに「お米」だけのことではなく、
お米をはじめとした食物のお話をします。

木の花ファミリーでは、塩など一部をのぞいて
ほとんどの食物を自給しています。
私自身も含めて自給自足に憧れる人は
けっこういると思いますが、
木の花ファミリーではそれをどうやって
達成しているのかと言うと。。

まず菜食であること。
(とは言え、やぎのミルクと平飼いの鶏の卵は
食べていますが)
自分たちでつくった米や野菜を食べ、
味噌や醤油も自家製です。
手前味噌はよく聞きますけど、
自家製の醤油はなかなか聞きませんよね。
それは、醤油は最後の絞りの段階で
機械が必要になるからだそうです。

コーヒーは、玄米を長時間焙煎して粉末にした
玄米コーヒー。
フードマイレージが大きな
本物のコーヒーでないのはさすが。

他の調味料・嗜好品で言えば、はちみつも自家製です。
普通、養蜂を行う場合にはダニによる
蜂の病気を防ぐため、
抗生物質を使うそうですが、
木の花ファミリーでは「木の花菌」と言う
EMをベースにした微生物を使うことで
抗生物質を使わなくても
蜂が元気でいられるそうです。

この「木の花菌」をはじめとした
微生物たちの発酵の力が、
木の花ファミリーの生活には欠かせないそうです。
木の花菌で発酵したジュースは、
よく食卓にものぼります。
鶏ややぎもこのジュースを飲んでいます。

発酵食品は健康にいいと言われていますけど、
普通の日本人の食事以上に
とり入れられているみたいです。

健康にいいと言えば、
木の花ファミリーで作られているものには
健康食品になっているものが多い気がします。
発酵食品はもちろんのこと、
パンフレットを見ると、
肝機能を強くするウコンや
フラクトオリゴ糖やポリフェノールが豊富なヤーコン、
歯周病や蓄膿症、痔などの改善に効果があるなた豆など
健康食品として買ったら、けっこう高いものがあります。

こういった食物やその加工品かはわかりませんが、
ファミリーで生産された食品が
食養生を重視する病院へも納品されているそうです。

かつては、稼いだお金で高い健康食品を買ったりして
なんとか健康を保って、
さらに健康を損なうような働き方をするという
不毛な循環に陥って、その矛盾に気づいた私です。
木の花ファミリーの暮らしは
「お金をかけずに豊かで健康的な暮らしができるはず」と
私が描いた理想そのもののように思えます。


明日は、木の花ファミリーについて私が一番知りたかった
お金の遣り繰りや、仕事の役割分担など
どうやって木の花ファミリーが回っているかということを
書きたいと思います。