摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

意識がつくる世界

2009-10-22 23:46:32 | 気づき
昨日の記事で書いたような、
安売り品に飛びつく時の本音は、
自分だけ得したいということだと思います。
同じように自分だけ得しようとする行為に、
電車などのキセルがあります。
やったことありますか?
恥ずかしながら私はあります、数え切れないくらい。

記憶にある限り日本国内ではなく、
アメリカとロシアにいた頃のこと。
どちらも主に地下鉄を利用した時だけど、
100円にも満たない金額なのに。
(特にロシア(というか当時はまだソ連)の地下鉄は
西側の人にとってはただ同然の料金でした)

キセルをしなくなったのはいつだったか、
何かで気になる言葉を読んだからだったと思いますが、
今は覚えていません。
でも、今なら別の理由でそういう行為は
したくないと思います。
見えない世界のことが少し分かるようになってきてから、、
人の目が見ていなくても自分が行ったこと、
もっと言えばそれを行った時の意識は、
ちゃんとその結果を負わされるだろうと思えるからです。

「人の意識がこの世の現象をつくっている」
「すべては空であり、夢である」というようなことは、
以前から本で読んだりして知っていましたが、
難しい宗教や哲学の話だと思っていました。
だけど、心理学を学んでから、
自分がかけていた色眼鏡のように世界は見えていて、
そのメガネをはずしたら本当に世界が明るく見えただけでなく、
実際に起こることも明るいことが多くなったのです。

結局、泰三さんがよく言うように、
起きていることはスクリーンに映し出された映画のようなもので、
私たちの意識というフィルムに大元はあるようです。
あるいは、意識が土の下にある根っこで、
現象が土の上にある葉っぱや茎、花なのかもしれません。


キセルとは逆に、以前よりよくやるようになったのは
ゴミを拾ったり、掃除をすることです。
我が家のマンションの周りにもよくゴミが落ちていますが、
以前はそのままにしていました。
じーちゃん、ばーちゃんが大家さんであるにもかかわらず。
でも、今はできるだけゴミを見たら
その場で処理することにしています。
ゴミを見れば不快と感じるので、
そういうわずかな「不快」という信号でもキャッチしたら、
すぐそれに対応する癖づけ、意識づけをしているのです。
それが見えない世界でどういう意味を持ち、
どんな結果をもたらしているかはわからないけど、
少なくともゴミを拾える自分が私は好きです。

またまた泰三さんの言葉の引用をすると、
「人が見てないところでゴミを拾えるのが
本当のリーダーである」そうです。
これからのリーダーというのは、
言葉や行動で示すより、
普段からの意識によってかもし出される雰囲気で
人に影響を与え、変えていくのかもしれません。