摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

足元からのフェアトレード

2009-10-21 23:40:07 | 気づき
みなさんは、何か自分で仕事を立ち上げるとしたら、
「お友達価格」を作りますか?
私はあまり作りたくないなと思ってます。
自分が逆に友達のお客さんの立場になった時も、
お友達価格での提供はできるだけ求めたくありません。
そりゃ、金欠の時には、
安いにこしたことはありませんけどね。

私にとって誰かにお金を払うというのは、
「あなたがいてくれて、本当に助かった。どうもありがとう」と言って、
その人の存在価値を認め、それを形に表すことだと
考えています。
私がサービスを提供する側になっても、
友達だからと言って品質の面で甘えようとは思わないし、
だからこそ私の価値をそのまま認めてほしいと思います。

途上国の生産者や天然資源に適正な対価を払って取引しようという
フェアトレードが認知度をあげていますが、
これは遠い国の人たちに対してだけでなく、
友達も含めたすべての人たちに行ってほしいことだと思います。

人は自分を扱うように他人も扱うもののようですから、
自分が不当に安い価格を求めるなら、
自分もそうしなければならないように思ってしまうでしょうね。
でも本当は、自分を低く評価し、大切にできていないから、
他人にも不当に低い評価を与えるのでしょうね。


数日前、超低価格のジーンズがたくさん出てきて、
業界が悲鳴を上げているというニュースを見ました。
こういう超低価格品に飛びつくのは、
「私にはこういうものがふさわしいんだ」と
自分自身を安売りしてしまっている心理があると
私は見ています。
私自身もやってしまいがちなんですが。

自分にも他人にも、フェアトレードしたいものですね。