摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

Reaching The Unreached

2009-10-18 23:41:35 | エッセー
先日、友人からエプロンをプレゼントされました。
それについていたタグに表題の言葉を見つけて、
胸がじーんとしました。
「救いの手が届かなかったところへ、手を差し伸べる」
といった意味です。
"Reaching the Unreached (RTU)"は、
インドで主に女性や子どもを支援しているNGOの名前で、
私がプレゼントされたエプロンは
その団体が支援している女性たちが作ったものだったのです。
RTUを立ち上げた人たちの熱い思いが
この名前から伝わってくるようでした。

何らかの問題を抱えている人を
支援する活動をしたことがあれば、
支援を必要とする人ほどなかなか手が届かず、
もどかしい思いを経験されていると思います。
それでも、人間として健康で文化的な最低限の
生活を送るために必要な支援をするべき行政の職員や首長、議員が
そういう人たちの声にあまり敏感でないのが現状です。
つい数日前にも、
近々選挙に立候補する予定の人を応援している友人に、
「行政が最も関るべき困っている人たちは、
一番声が届かない人たちでもあることを (候補者は)
いつも肝に銘じておいたほうがいい」と伝えたばかりでした。

この世に無駄なものなんて、本当は1つもない。
生きている価値のない人なんて、1人もいない。
だから、誰もが必要な助けを得て、
安心して生きられるよう、お手伝いしたい。
どんな形になるかはまだ分からないけど、
心理学をベースにしながら、
何かできたらいいなぁと思ってます。
その時に、"Reaching the Unreached "という言葉は、
座右の銘になりそうです。