思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

業因

2010-01-31 15:59:28 | 書籍引用
 業因

 まず親が信心し、親自体がそのような子どもを持たねばならない業因をなくすのです。そうして、親にそのような業因がなくなったとします。すると子どもはどうなるか、もはや、親の前にそのような姿をして、親を苦しめる必要がなくなるのです。すなわち、なおるか、さもなくば死んで、親の縁を断つかどちらかです。子どもが死ぬのは、かわいそうだと思うかも知れませんが、そうではありません。親の業因がとれた時、同時に、子供の業因もとれて今度はりっぱな、じょうぶな子供となって、生まれてきます。ゆえに、親がしっかりと信心する以外に方法がないのです。

《「戸田城聖先生質問会集」p.304》

…………………………

 戸田先生の質問会集より、部分的に抜粋させていただいた。
 これは、重い病気の子どもを持つ親の質問に答えたものであるが、ある意味で「宿命転換の仕組み」を表されているように思う。

 組織の中でも、下位幹部を嘆く上位幹部を見かけるときがある。曰く、「○○部長は厳しい」「自覚が足りない」等。
 しかし、先に挙げた戸田先生の指導を拝するなら、それはあくまでも「上位幹部の宿業」なのであり、しかも・業因・自身の力量の足りなさを反省することもなく下位幹部のことを嘆くなら、それは仏法から外れた発言といわざるを得ない。この信心は、自分が変わることに力点を置くものだからだ。
 
 また、私自身も肝に銘じて戦ってまいりたい。

2 コメント

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そりゃ違う (小野不一)
2010-04-24 10:53:18
「我が子の病気」と「後輩を問題視する幹部」とは、そもそも比較対象とならない。それを「宿業」で括ってしまえば、キリスト教の運命論と全く同じ価値観になってしまう。

大体、「嘆いている」のであって、自分の問題として受け止められないところに一凶があるのだ。

もう一歩踏み込んでおこう。我々が常々いうところの「人間革命」は、自分が変わることによって周囲を引っ張ってゆくという組織拡張主義こそが真の目的となっており、そうである以上、「人間革命」が目的ではなく手段となっていることに気づくべきだ。
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小野さんへ (那由他 楽人)
2010-05-09 00:02:33
コメントをいただいていたのに、随分遅い返信で申し訳ありません。

確かに、牽強付会すぎたかもしれません。
ただ、言いたかったのは「自身の力量のなさを省みずにメンバーを批判すること」が、いかに道理に反しているか、ということでした。

「人間革命」については、また思索していきます。
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