思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

戦い終えて その2

2009-09-03 10:50:13 | 書籍引用
 「将来、二十年先か、三十年先か、五十年先になるかわからないが、妙法の土壌からまったく新しい真の政治家が出現したとしたらどうだろう。多数の民衆の衆望というものを担った偉大な一世を風靡するような政治家が、われわれの土壌から出たとする。衆望のおもむくところ、民衆はその政治家を信頼するに足るとして彼の政策遂行に協力せずにはいないだろう。こうなると、この政治家を中心として民衆自身の望む政党もできるであろう。
 こうなると、いまの会員の支援など問題でなくなる。社会の広汎な民衆の支持こそ基盤となる。つまり、会員は選挙権の行使に気をつかわなくて済むにいたるだろう。時代とともにここまで拡散しなければ政治の分野の広宣流布とはいえないのではないだろうか」

《人間革命 第10巻 「展望」 文庫本p.302》

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 今回の戦いを終えて、数人のメンバーに「『人間革命』の10巻「険路」「展望」の章を読んでほしい」と伝えた。そこに書かれている中で読んでほしかった部分が2箇所あったからだ。
 ひとつは前回引用した部分。そしてもうひとつは今回引用した部分である。

 数年前から言っていたことであるが、現在の公明党の「政治」は、例えるなら『重箱の隅をきれいにして「ほら、ここみてください!私がこの重箱の隅をきれいにしたんですよ!」と言っているようなもの』だと思っている。
 そして、われわれ支持する側も「重箱の隅」を強調するしかないのだ。

 上記引用は、戸田先生の言葉として語られている部分である。
 そしてそれは、取りも直さず池田先生の思想である。
 「民衆の衆望」を担った政治家が、はたして公明党から出たであろうか。
 いや、出ようとしているのだろうか。

 「社会で実証を示す」という言葉がある。
 それを政治の次元で実現していくことこそが、政治家にとっての使命であるはずだ。
 「一流の政治家」を志さないのであれば、出馬しないほうがいい。
 そういう意味でいえば、公募という手もありだと思う。

 ともかく、公明党には猛省をしていただきたい。
 支援者の「信心」に訴えなければならないなんて、あまりにも情けない。
 あらゆる面において総括し、早急に力をつけていただきたい。

 もう時間は残されていないのだ。