思索の海辺

壮年部・那由他楽人の個人的思索を書き付けておくブログです。
主に創価学会関係。*今更ながらTwitter開始。

正義について

2010-07-31 03:57:06 | 思索の断片
 時間があるにも関わらず更新が少ないのには、一応理由がある。
 簡単に言ってしまうと、「思索がまとまらない」のである。

 そんなわけで、これからしばらくまとまりのない本当の意味で「思索の【断片】」となるかもしれないが、ご容赦願いたい。

…………………………

 先日の「名字の言」に、こんなくだりがあった。

 【未来部歌として歌われていくことになった「正義の走者」。歌詞に「今強く 学べ尽くさん 正義の道をば」と。この夏、私たちも御書研鑚に、名著に、語学に挑みたい。創価の未来のために、世界の民衆のために――】

 そこで、ふと思ったのである。「我々は『正義』を学んでいるのだろうか」と。

 変な言い方になるが、「これが正義ですよ」といって教わることが本当に正義であるという保証は、いったい何処にあるのだろうか。
 
 本当の「正義」なら、あらゆる批判に耐えうるものでなければならない。
 それを無批判に受け入れ、そのまま信じてしまうということは、危険なのではないだろうか。
 
 我々にとっての「学び」とは、そうであるべきだと思う。

7月16日

2010-07-16 22:32:55 | 思索の断片
 本日、立正安国論をもって国家諌暁をなされた日。
 
 今まで何度となく立正安国論を拝し、研鑽してきたが、疎かになっているのが「安国論を提出された大聖人の御精神」であるように思う。

 それによっていかなる迫害があるか、お考えにならなかったわけではないと思う。
 しかしそれでもなお、我が身に命の危機が及ぶのも承知のうえで、大聖人は立正安国論を提出された。
 それは、ひとえに民衆を救わんがためである。

 翻って、私自身に今その覚悟があるのかどうか。

 これからの自身の戦いについて思索を深め、決意を深めていきたい。

参院選を終えて

2010-07-16 21:51:33 | 思索の断片
 久々の更新となってしまったことをお許し願いたい。

 さて、注目の参院選が終わった。
 
 「民主大敗」といった様子だが、やはり比例第一党は民主であり、自民党との議席数の差は「小選挙区1人区における勝敗」が反映された結果といえる。
 その意味においては、「民主惨敗」とは言い難いのではないかと思う。また、民主の敗北をもって「勝った」としている野党党首にも、少々違和感を覚える。

 公明党は小選挙区3議席を当選したものの、比例区では改選議席を下回り、議席を2つ減らした。

 また、総得票数にしても前回より125897票少ない「7639432票」だった。これはちなみに前々回と比較して981833票減らした数である。
 都道府県別にみると、今回得票を増やしたのは北海道・青森・岩手・宮城・福島・埼玉・東京・神奈川・新潟・岐阜・三重・島根・高知・福岡・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島。
 一方、得票を減らしたのはそれ以外の地域で、特に関西は軒並み得票減である。
 私の住んでいる地域でも、12%ものマイナスとなってしまった。
 これ以降の戦いを考えると、この事実は重い。

 これは結局、『「公明党に投票した人」とは「支持者に頼まれた人」』という構造から脱却できていないという事になるのではないだろうか。
 つまり、「一般の民衆から支持を受ける政党」になっていないということである。

 あえて言えば、「3000人の地方議員とのネットワーク」というが共産党にもそのようなネットワークは存在するし、申し訳ないが「徹底した現場主義」はとっくに共産党が先行している。
 特に「公明党だからこそ」というインパクトがあったわけでも、目新しいわけでもない。これでどのようにして一般の民衆の支持を得ようというのであろうか。

 公明党には、「支持者が語り口としやすい政策」を実現する政党ではなく、「日本を背負う気概を持つ政党として、大衆の中に死んでいく」政党を目指していただきたい。

 唯一すばらしいと思うのは、これほど支持者から苦言を言われる政党もないだろうということ。これは確かに民衆本位といえるかもしれない。