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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-13(lab)】鳥かご。鳩時計だけに。-鳩時計みたいな小さい家-

2022-11-11 21:31:57 | ministock-13(lab)
地盤改良を行っていよいよ始まったなと思いきや、

どうみても立ち入り禁止にしか見えない現場。

気のせいです。

正真正銘始まりました。
まずは配置のチェック。
地盤改良の時にチェックしましたが、基礎工事前に再チェックします。

これが工事開始の合図

ここからいよいよ重機を入れて地面を耕します。
隠れていた地盤改良杭が顔を出して、その周りに砕石を敷きます。

この時点で、今度は高さが合っているかをチェック。
図面通りの高さになっていました。
ウン十年この仕事をしていますが、地面の上に正確に配置と高さを出すって毎回すごいと思います。

これを確認して、次は捨てコンクリートのGOサインを出します。
その後いよいよ鉄筋工事に入ります。
立ち入り禁止じゃなくて、工事してるんですよ感がようやく出てきました。

ご近所の方びっくりしたと思います。

なぜか。

それは、
この鉄筋を1日で組み上げました。

朝出かけて夕方帰ってきたら、この鳥かごらしきものができている。
なんだこれは!って思うはず。

建物が小さいから1日で組み上げられることもありますが、最大の理由はここにあり。
伝わりにくいと思いますが、通称「フラットスラブ
一般的な基礎って基礎の下は凸凹してるのに対して、
ネイティブディメンションズは間っ平ら。

このおかげで作業性が大きく変わってきます。
基礎高1.0mの恩恵の一つ。

そして、この鉄筋が図面通りかをきちんとチェックしてきました。
とにかく丁寧な基礎屋さんなんです。
寸分の狂いもない配筋。

基礎工事って、屋根がないお仕事なんです。
だから、暑かろうが、寒かろうが、雨降ってようが、風吹いてようが、雪降ってようが、同じ品質が求められる超ハードなお仕事で、それを気持ちがぶれずに365日品質を保ち続けられるって、仏の精神がないとできないお仕事だと思ってます。

それを完璧にこなす職人さん。

そして、設備屋さんに基礎を貫通する部分の給排水管を入れてもらうんですけど、
ほとんどの現場で間違っています。
今日は私一人、早朝検査を行ってきたので、現場に是正内容を指示して、現場監督さんに是正指示LINEを送って現場を後にしました。

設備屋さんは鉄筋を切る道具を持ってないので仕方がない部分もあるんですが、これを基礎屋さんに直してもらっていよいよ型枠工事に入ります。

何が「いよいよ」かというと、ここが基礎屋さんの腕の見せ所。
信頼している職人さんだけに、とてもワクワクしています。


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