native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

新潟建築士’16

2016-08-02 22:07:08 | 建築士会
いやぁ~、やっとできました。
新潟県に所属する建築士の活動をまとめた機関紙ですが、毎年徐々に発刊時期が遅れており、白い視線や痛い視線などがここ数年、花粉の時期位に私の下に届いております。(ここ数年、編集委員長を務めています)

その機関紙の中の特集ページが難しくて、「何を特集すんの?」で大抵足踏みするわけです。
今年は古民家の事について特集しました。


表紙は北方博物館の鮮やかな藤の花が飾っています。

残したいけど、使い道がないでは、残す価値が薄れます。
使ってなんぼです。家に限らず道具はすべてそうあるべき。

と、履いたことがない靴に埋もれている靴コレクターの私が申しております(反省)。

編集後記でも書きましたが、残す価値があるかないかの話って古い建物の話ばかりじゃありません。
今現在建てられている建物も将来的に残す価値があるかないかを含めてという事になります。

住宅で言えば、想いの部分だけで残すんじゃなくて、性能的に残せるかどうかもこれからの条件となります。
その責任感を持てるかというメッセージを込めて特集ページを作りました。

ウン十年後を見据えるのか。

先日私はブログで分厚い契約書の記事を書きました。


なんでこんな分厚い契約書なんだ、図面が沢山あるんだという事ですが、私は私が死んだ後も自分が設計した建物が残っている、使い続けられることを想定しています。

私が死んだ後もメンテナンスできるように図面を描いています。

それは、サー・アレック・イシゴニスに憧れて、そう思うようになりました。


”走行性能や操縦性に加え、かわいらしいスタイルもMINIの人気の大きな要因だった。エリザベス女王からビートルズに至るまで、多くのセレブリティーがMINIを愛車にした。イシゴニスのスケッチから生まれた機能的なフォルムは、余計なデコレーションがないおかげでファッションアイコンとして利用しやすかったのだ。あまりに素っ気ない姿を見て、セルジオ・ピニンファリーナは「少しはボディーをデザインすればよかったのに」とイシゴニスに言ったことがある。彼は少しも慌てずに「いや、MINIは私が死んでいなくなってもずっと流行しているよ」と答えたという。イシゴニスが正しかったことは、その後の歴史が証明している。”
GAZOOより引用




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