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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-07(lab)】ポジショニング-新潟を一望する小さい家-

2018-03-22 20:01:46 | ministock-07(lab)
どんなに技術があっても、ポジショニングを間違えていると、その技術はなんの役にも立たなくなります。
昨日のアルビレックス新潟然り。

今週は、基礎工事に入るにあたりとても重要な検査をしていました。

「建てる場所は合っているか」

まずは基礎の下地となる砕石の確認。

地盤改良を行ったおかげで、砕石の厚さが分かりやすいです。

よし、図面通り。

続いて、建物の配置。

境界からの距離が図面通りか確かめます。
もちろん4周すべて。
内部の基礎の位置も含めて、すべてOKでした。

最後に建物の高さの確認。
基準点からの高さが図面通りか確かめます。

ちょっと、違ってた・・・。

今回の現場は地下水位が高くないので、スラブ下の断熱材を省略しました。
地下水の影響がなければ、土間下に逃げていく熱はさほど多くありません。
砕石の上に捨コンを打って、そこから基礎を作ります。

よって、1工程少なくなったのですが、新潟市内は地下水位が高い場所が多いので、断熱材を敷くことに慣れちゃって勘違いしたようです。

そして、今日指摘後の再確認。


無事に修正されていました。

施工店だけの管理だけだったら、もしかして勘違いのまま進んでいたかもしれません。
設計者の監理が、別に行われていたから修正ができたのかも。

タラれば言っても仕方ないですが、常に現場が2重チェックで進められるのが、設計と施工を分離して発注する事のメリットです。





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