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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-07(lab)】リビング論-新潟を一望する小さい家-

2018-11-01 18:55:05 | ministock-07(lab)
「リビングが屋内にない家」

ミニストック-07はキッチンとダイニングを合わせて9帖。
(厳密に言うとネイティブディメンションズではダイビングと呼んでいます=現代版お茶の間の事)

リビングはありません。

欲しいですか?

欲しい?

あぁ、そう。

ありますよ。


8帖

実質、ダイニングより広いから。

これから冬に向かうのでイメージしにくいかもしれませんが、本域でくつろぐんならウッドデッキの方が気持ちいいでしょ。
冬だってそれなりにくつろげるし。

家ん中がダイニング、外がリビング。
リビングをテレビ見る部屋と思っている方。
リビングはくつろぐ場所です。



「お引渡しから3か月。ようやく植栽工事完了」


世界で一番暑い夏♬が終わってから3か月、ようやく植栽工事に着手し、本日無事に完成しました。

正面のシンボルツリーは五葉松。


造園屋さんに本気で、「こんなところにお店作ったんですか」って言われました。

作ってねーし。

家だし。

Fさん宅はお引渡し1カ月前に第一子が誕生しました。
だから、シンボルツリーも苗木。

住まいと家族、樹木がこれからみんなで成長します。



また、今回建物周辺にはヒメイワダレソウを植えました。


え、どこに?って感じですけど、2年・・・3年後かな、

こんな感じになります。

道路からはあまり見えない場所ですが、こちらも成長が楽しみです。



「本当に狭い家なのか」

延べ床面積19.75坪のミニストック-07

世間では小さい部類に入りますが、先ほども書いた通り、住まいって家の中だけじゃないですよね。

敷地全部があなたの住まいです。

あわよくば借景で広く見せようとするくらいですから、「住まい」の線をどこで引くかなんて住み手の自由です。

9帖のダイニングキッチン、8帖のウッドデッキ。

そして、

14帖の芝生


傾斜を利用して、ごろ寝がしたくてしたくて仕方がない芝生スペース。

家族みんながくつろげるスペースが全部で31帖

リビングに壁と屋根がないとダメなんて教科書には載ってませんでした。



「使う庭」


眺めるだけが庭じゃありません。
建物以外の場所をどのように使うと豊かに過ごせるのか。

アプローチがあったり、
駐車スペースがあったり、
眺める庭があったり、
使える庭があったり。

14帖の芝生はウッドデッキから出入り可能です。


つまり、ダイニングからひとつながり。

裸足のままがいいな。

ラジオ聞きながら昼寝しようかな。
子供と捕まえてきたバッタを放して遊ぼうかな。

ここならルマンドをぼろぼろこぼしながら食べても怒られないね(ちと、ちがうか)

生垣で目隠しもばっちり。

単なる生垣じゃなくて、高低差のある敷地においてちゃんと足元から見えない生垣を。(Uさんの発言)
理想の使い方じゃなくて、本当に使える庭を作りました。



「心地のいい家」

延べ床面積で住まいの心地よさは図れません。

19.75坪の住まいに31帖のくつろぐスペースをご紹介しましたが、これだけではありません。

地面だけじゃなく、空でもくつろげます。














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