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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-15】の後に-積年の狭小住宅-

2024-08-03 11:33:31 | ministock-15
気象庁から北陸東部の梅雨明けが発表されましたね~。
って、北陸東部って新潟だけなんですよね。
わざわざ北陸東部っていう必要があるのかを今日は皆さんと考えたいと思います。

しません。

瑕疵保険の配筋検査が今週初めに終わりましたが、
その後にも私の検査は続きました。

配筋検査が終わると基礎の型枠を組み始めます。
型枠が組み終わったら、アンカーボルトの設置。
この二つを検査しましょう。

まずは基礎幅
設計通りの160mmになっているか。
出来上がってから検査したって後の祭りですので、コンクリートを打つ前に検査します。

基礎内部にある開口幅の確認も。
これも間違っていると土台と位置が合わないってことになるので大切なポイント。

そして最も大切なのがアンカーボルトの位置。
アンカーボルトは構造計算でどの位置に設置するのかを決めているので、図面に指示した場所通りになっているかを確認するのはとても重要なんです。

その他、設置したアンカーボルトの取付高さや使用するアンカーボルトが指定長さ以上になっているかなどを確認してきました。

これらの合格を出してのコンクリート打設です。
まずは場内がきれいに清掃されているか。
とにかく後から見えなくところのチェックは今しかできないので何よりも優先します。

そして9:00に打設が始まりました。
まずは基礎梁の足元を固めて、

次の基礎梁の半分くらいまでコンクリートを流し込みます。


ちなみにメンバーの役割りはこんな感じ。
タイミングによっては複数の役割りをこなしますがチームとして各自自分の役割りをこなしていました。
私はただ見てるだけ。

基礎梁は2週目で満タンにします。

最後に底盤に流し込んで平らに均したらメインの作業が終わりです。

この時点で11:00でした。
2時間でコンクリート打設が終わるコンパクトさ。

猛暑にしても極寒状態でもとにかく早く打ち終わって養生できるのはとてもいい事。

小さい家は住む人だけでなく、職人さんにも、施工的にも優しいです。

で、今時期はこれでは終われない。

庭に水をまけばいいわけじゃない。
打設の後にコンクリートにも水が撒いてあるかを確認
水盤の様にきれいに張ってあります。

基礎の天端にも

コンクリートは乾けばOKじゃなくて、水と化学反応しながら固まっていくので、熱で水が蒸発しちゃうと化学反応できなくなって硬くならないんです。

だから、この時期は乾かない様にするのが特に大事。
少しでも水分が飛んでいかない様にシートもかぶせて蒸れ蒸れの状態にします。

メインと同じくらい「~の後」も大切で、一つ一つを積み重ねて住まいが出来上がります。

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