バボザル

『我が生涯に一片の悔いなし』を目指しているのですが、なかなかそうはいきません・・・

九州南部豪雨から10日

2020年07月14日 | 日記
これまでに経験のない大雨…悪夢のような夜から怒涛の10日間が過ぎ、

少しづつですが日常を取り戻し、今日から完全な形ではないですが営業を再開することができました。



っということで、少しだけですが今回の九州南部豪雨で氾濫した我が家の周りの様子です。。。





7月3日の夜・・・

降り続く雨が勢いが衰えることなく日付が変わり、、、


7月4日・・・

尋常ではない雨音が窓の外から聞こえてきます。

家の前を通過する車のヘッドライトや時折光る雷の明かりで、川の増水が確認できました。


午前3時頃・・・

川へと降りることができる階段が上から4段目くらいまで増水していました。

これくらいまでの川の水量はこれまで何度も見ているし、まだまだそこまで危機感はありません。

いつものパターンからいくと、このくらいの水位で雨が弱まり川の水位も下がっていくところですが、雨の勢いが収まりません。

収まるどころか雨の勢いが強くなっているように感じます。


午前4時前くらい・・・

階段があと2段というところまで増水しました。

自分が知っている最高水位に並びました‼

ここでヤバいかもしれないと思い始めました。。。


午前4時半・・・

茶色い水が車道を流れてきました。

暗くて確認できませんが、佐敷川の支流が溢れたことを直感します。

それから数分もしないうちに、佐敷川が氾濫しました。



その時の様子がこちらです・・・




家の前の道路と川の境目がなくなった時には、さすがに恐怖を感じました。


水の流れる轟音を聞きながら身の回りの大切なものを二階に上げ、

とりあえず避難しました。


こんな時の夜明けが遅いこと・・・


徐々に夜が明けてあたりの様子が見えるようになってくると、愕然とする光景が目に飛び込んできます。





車が・・・




近所の車はほとんど泥水の中に浸かっていました。。。




水が少し引いた状態ですが、この様子を見て甚大な被害が出ていることを確信します。




車高の高いジムニーの車内にも泥水が。

なんとかエンジンはかかりましたが、車内には泥水の強烈な臭いが・・・


我が家の車は4台中3台がダメでした。。。




大切なバイクも・・・

エンジンが3分の2浸かり、最初はエンジンがかかりませんでしたが、

水抜きをして高圧洗浄機で洗い、ブロワーで乾かしたら、奇跡的に復活!!

マフラーから大量の水が噴き出しました。

落ち着いたらバイク屋さんに点検に出したいと思います。




うちの店舗内は床上浸水。。。

泥水で椅子が全滅しました。

泥水をかき出しても臭いがですね~

臭いが消えるまで何度も洗浄して、消毒して、今日の営業再開へとなりました。




こんな風に崩壊した箇所が町中あちこちで確認できます。

山間部などの崩壊箇所はもの凄いことになっているようです。


近所に住む95歳のおじいちゃんもこんな経験はないと言われているので、

100年に一度の大雨ということは間違いないと思います。




ただ、そんな大災害の中・・・

いろいろな方達に励まされて、助けられて、怒涛の10日間を頑張れることができました。





沢山の支援物資もいただきました!!

遠方からわざわざ励ましに来てくださったり、片付け作業を手伝っていただいたり、

こんなに人の優しさを感じたことはないというくらい、感謝感謝の毎日です。



そんな皆さんの優しさを感じつつ、被災したその日にはどうなるんだろうと思っていましたが、

徐々にではありませすが、元の生活に戻りつつあります。






普段は山で自然の素晴らしさを楽しませてもらっていますが、

今回は自然の猛威を身をもって知ることとなりました。





コメント (15)
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