やっほ の 散歩フォト。

四季の散歩写真と望遠視点(◎◎)の雑話。時には時事問題など綴ります。

道草

2021-02-10 12:27:28 | 散歩

>前回、前々回に続き「今回」もまだ三渓園に道草しています。

今回は、庭園内のうめの花がチラホラ咲き始めた様子と三重の

塔とのコラボを撮影したものです。

 

ここ三渓園では、塔と花のコラボは ”春先の梅”と”春本番を飾る

ソメイヨシノ”、そして ”梅雨時のアジサイ” と ”夏の蓮の花”が見

どころです。

     

     1/7 大池に架かる「太鼓の橋」と「三重の塔」 

 

             

             2/7 背比べ

                 松と塔とが背比べ

 

     

     3/7 春の小川に架かる木橋 

 

 

      

     4/7 池に被る白梅 

 

     

     5/7 白梅と塔

 

     

     6/7 白梅がこんにちは 

 

     

     7/7 三渓園南門付近から見る隣接の本牧市民公園の崖

★ 三重塔の歴史

ご興味無い方はかまわずスルーしてくださいね(^^

元々は京都南部の木津川市加茂にあった旧燈明寺の塔。

室町時代 康正三年 1457年に本堂・三重塔建立、当時建てられた

塔が長い歳月持ち堪えていたか、というとそうでは無く幾度とな

く朽ち果てては建て直されたとされている。

そこは真実の歴史かと思います。

 

原形が細部に渡り再現されているかは疑問が残るところです。

設計図を何かで見たことがあるが、建立当時の設計図であるかど

うかは分からないところであるが、その都度 現存の塔から図面を

書き起こしたもののように思います。

 

解説によれば、塔が荒廃する度に建て直していたという。

国の重要文化財に指定されてはいるが、そういった意味では建築

的価値には疑問符がつく。

この建物は江戸時代の寛文3年(1663年)にも日蓮宗の僧により復興

するが、明治の神仏分離令により又も荒廃する。

 

明治34年日蓮宗徒の川合芳次郎が「燈明寺」を買得し、1914年(

大正3年)に原三渓が荒廃し朽ちてゆく三重塔を惜しみ、この横浜

のご自身の居宅がある三渓園に移築して現在に至る。

 

因みにこの塔は関東に存在する三重塔としては ”一番古い” 建築と

なっているとのこと。

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