志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

多言語社会研究会からの素敵な御案内!ケルト文化と沖縄の言語文化の比較研究に興味あり行きたい!

2011-01-14 10:50:47 | グローカルな文化現象
多くの方々の参加も促しているので、ご紹介します!

(できれば鹿児島と東京のケルト関係のシンポに参加しながら、科研テーマの資料収集もできたらという思いは強くです!)

*************
原聖@女子美大です。
下記の通り、ケルト諸語復興をめぐるシンポジウム、ワークショップ、研究会が鹿児島と東京で開催されます。一連のイヴェントは鹿児島大学による招聘で可能になったものです。これに、私が代表をつとめる科研「言語政策史の比較」、日本ケルト学会、多言語社会研究会が協力する形でイヴェントが進められます。なお、招聘される5人は各地域の言語復興に中心的に関わった人たち、復興運動の代表的関係者です。ブルターニュのタンギ・ルアルン氏はブルターニュ文化審議会会長で、長年、カンペールの文化センター長を勤められました。「スコール・アン・エムザオ」(解放学校)というブレイス語復興運動団体の結成以来の中心的活動家で、私の30年近く前からの友人でもあります。ウェールズのメイリオン・プリス・ジョーンズ氏は、ウェールズ(カムリー)語活性化推進機関「ブルズ・ウル・イアイス・ガムラエグ」の代表です。スコットランドのロバート・ダンバー氏はカナダのスコットランド人コミュニティーがあるノヴァ・スコシアの出身で、スコットランド・ゲール語が母語です。現在はスカイ島にあるハイランド大学のゲール語推進機関の代表で、言語法の専門家でもあります。コーンウォール出身のダヴィス・ヒックス氏は、私が15年前、エジンバラで、スコットランド・ゲール語の夏期講習を受講したときに知り合った方で、現在は地域語少数言語のEUレベルでの交流機関「ユーロラング」の代表です。ケルノウ(コーンウォール)語復興のキーパーソンの一人です。アイルランドのネッサ・二・ヘネーデ氏は、アイルランドでのゲール語文化復興とりわけテレビでのゲール語使用を推進する代表者です。EUレベルでの地域語交流団体「地域語少数言語欧州事務局」EBLULの前代表でした。ケルト諸語の復興状況を知るにはまたとない機会です。奮ってご参加のほど、よろしくお願いします。

1 Workshop The Potential of Culture in Regional Revitalization:
        Cases from Great Britain and Japan

     ワークショップ 地域の再活性化における文化の可能性
     ーイギリス(コーンウォール)と日本(越後妻有)の事例からー

日時:2011 年 1 月 26 日(水)19:00~20:30
会場:上智大学四谷キャンパス 12 号館 303 教室
主催:上智大学ヨーロッパ研究所

Time: 26 January 2011 (Wed.), 7 – 8:30 pm
Place: Bldg. No. 12, room 303, Sophia University Yotsuya Campus, Tokyo
(http://www.sophia.ac.jp/eng/info/access/map/map_yotsuya)

Presentations:
Davyth Hicks, PhD, Eurolang / Secretariat for the European Parliament Intergroup
for Traditional Minorities, National Communities and Languages
“Cultural factors in regional revitalization in Cornwall”

Susanne Klien, PhD, German Institute for Japanese Studies
“Contemporary art and regional revitalization: A Case study from Echigo-Tsumari”

Discussion:
Mouri Yoshitaka, PhD, Tokyo National University of the Fine Arts
Organizer and Chair: Kimura Goro Christoph, PhD, European Institute, Sophia University

This meeting aims to explore how culture can contribute to the revitalization of regions
which are often perceived to be in the periphery from the viewpoint of the state.
Characteristic cases from Cornwall (Great Britain) and Echigo-Tsumari (Niigata, Japan)
are presented. In Cornwall in the Southwest of Great Britain, the Celtic cultural revival
movement around the Cornish language has increasingly gained official recognition in
recent years and has essentially contributed to promoting a new self-consciousness of
the region. In Echigo-Tsumari, the Art Triennial has envisaged site specific artworks
in this rural region and has attracted much attention beyond the contemporary art scene
since its beginning in 2000. While the means and approaches are different, both cases
have in common that they utilize cultural factors built upon local resources as part of
the regional revitalization strategies. The question of power, agency and the impact of
external perspectives on local views will also be discussed. A comparison of experiences
will provide new insights and perspectives for regional development in other regions as
well.

The presentations and discussion will be in English.
Admission is free.
In case of questions please contact Kimura Goro: g-kimura@sophia.ac.jp.

2 シンポジウム「『ケルト』に学ぶ地域文化振興」のご案内

このたび、鹿児島大学法文学部人文学科ヨーロッパ・アメリカ文化コースでは、
文部科学省教育推進プログラムの一環として、シンポジウム「『ケルト』に学ぶ
地域文化振興」を開催することになりました。このシンポジウムは、アイルランド、
ブルターニュ、ウェールズ、スコットランド、コーンウォールの各ケルト地域から
5人の代表的文化関係者をお招きし、それぞれの地域活性化の試みについて話して
いただいたのち、5人の日本人パネリストが「<文化力>で地域を活性化する!」
をテーマにディスカッションをするという意欲的な試みです。参加は無料で、予約も
要りません。多数の皆さまのご参加を期待しております。

※日本ケルト学会ホームページ(http://jscs.sakura.ne.jp/index.html)のお知らせ
欄より、シンポジウムのパンフレットをご覧頂けます。※

■シンポジウム「『ケルト』に学ぶ地域文化振興」■

日時:2011年1月29日(土)  
場所:鹿児島大学・稲盛会館 10:00~18:00(9:30開場)
主催:鹿児島大学法文学部人文学科ヨーロッパ・アメリカ文化コース
後援:南日本新聞社 
文化庁「文化力」プロジェクト参加事業

▲タイムテーブル▲
学部長挨拶                   10:00~10:05
趣旨説明(梁川)               10:05~10:15

第1部 ケルト諸地域の試み 

ケルト文化圏説明+講演者紹介(原聖       10:15~10:30
外国人招聘者講演1(タンギ・ルアルン)     10:30~11:10
外国人招聘者講演2(メイリオン・プリス・ジョーンズ)11:10~11:50
外国人招聘者講演3(ダヴィス・ヒックス)  11:50~12:30
昼食              12:30~13:20
外国人招聘者講演4(ロバート・ダンバー)  13:20~14:00
外国人招聘者講演5(ネーサ・ニヒネーデ)  14:00~14:40
質問                      14:45~15:15  

第2部 <文化力>で地域を活性化する!

パネルディスカッション            15:20~17:25
  コーディネーター:梁川英俊
  パネリスト:吉田春生(鹿児島国際大学教授)
  木部暢子(国立国語研究所教授)
  原聖(女子美術大学教授)
  安藤剛(日本文理大学客員教授)
  平嶺林太郎(KOSHIKI ART PROJECT代表)
質問                    17:25~17:55

閉会の挨拶                  17:55~18:00


問合せ先: 梁川 英俊(鹿児島大学法文学部)

〒890-0061 鹿児島市郡元1丁目21番30号
e-mail: yanagawa@leh.kagoshima-u.ac.jp  
tel/ fax : 099-285-8891


3 「ケルト諸語文化の復興、その文化的多様性の意義を探る」シンポジウムのご案内

標記のシンポジウムを、日本ケルト学会と鹿児島大学、日仏会館、多言語社会研究会の共催により、
下記の通り開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
ご多忙とは存じますが、どうぞお誘い合わせのうえご参加ください。

日程:2011年1月31日(月)、2月1日(火)
場所:日仏会館
   〒150-0013東京都渋谷区恵比寿 3-9-25
プログラム:
*通訳あり

1月31日(月)
10:00-10:05 日仏会館館長あいさつ
10:05-10:10 鹿児島大学代表あいさつ
10:10-10:30 シンポジウム趣旨説明(原聖)
10:30-11:50 ブルターニュにおけるブレイス(ブルターニュ)語文化復興の現状
     (タンギ・ルアルン)
11:50-12:20 コメンテーター(パトリック・ハインリッヒ)と会場からの質疑応答
12:20-13:30 昼食
13:30-14:50 ウェールズにおけるカムリー(ウェールズ)語文化復興の現状
     (メイリオン・プリスジョーンズ)
14:50-15:20 コメンテーター(朝日祥之)と会場からの質疑応答
15:20-15:50 休憩
15:50-17:10 コーンウォールにおけるケルノウ(コーンウォール)語文化復興の現状
     (ダヴィス・ヒックス)
17:10-17:40 コメンテーター(木村護郎)と会場からの質疑応答
17:40-18:00 全体討論
18:00-19:00 懇親会

2月1日(火)
10:00-10:20 前日のまとめと今日の紹介(原聖)
10:20-11:50 アイルランドにおけるエール(アイルランド)語文化復興の現状
      (ネッサ・ニヒネーデ)
11:50-12:20 コメンテーター(パトリック・ハインリッヒ)と会場からの質疑応答
12:20-13:30 昼食
13:30-14:50 スコットランドにおけるゲール(スコットランド・ゲール)語文化復興の現状
      (ロバート・ダンバー)
14:50-15:20 コメンテーター(木村護郎)と会場からの質疑応答
15:20-15:50 休憩
15:50-17:30 マン島、ノヴァスコシア、パタゴニアにおけるケルト諸語文化復興の現状
     (ロバート・ダンバー、メイリオン・プリスジョーンズ、ダヴィス・ヒックス)
17:30-18:00 全体討論

Celtic Language and Culture Revival – Why Diversity Matters Today

Organized by Kagoshima University, Maison franco-japonaise,
Research Group for Multilingual Societies, Japan Society for Celtic Studies 

January 31st Monday
10:00-10:05 Welcome address by the President of Maison franco-japonaise
10:05-10:10 Welcome address by the representative of Kagoshima University
10:10-10:30 “On the purpose of the present symposium” (HARA Kiyoshi)
10:30-11:50 “The present state of Breton language and culture revitalization” (Tangi LOUARN)
11:50-12:20 Comments by Patrick HEINRICH, discussion
12:20-13:30 Lunch
13:30-14:50 “The present state of Welsh language and culture revitalization” (Meirion PRYS-JONES)
14:50-15:20 Comments by Yoshiyuki ASAHI, discussion
15:20-15:50 Break
15:50-17:10 “The present state of Cornish language and culture revitalization” (Davyth HICKS)
17:10-17:40 Comments by KIMURA Goro, discussion
17:40-18:00 Discussion
18:00-19:00 Entertainment and Cocktails

February 1st Tuesday
10:00-10:20 “Summary of Monday’s discussions and introduction of today’s speakers” (HARA Kiyoshi)
10:20-11:50 “The present state of Irish language and culture revitalization” (Neasa Ni Chinneide)
11:50-12:20 Comments by Patrick HEINRICH, discussion
12:20-13:30 Lunch
13:30-14:50 “The present state of Gaelic language and culture revitalization in Scotland” (Robert DUNBAR)
14:50-15:20 Comments by KIMURA Goro, discussion
15:20-15:50 Break
15:50-17:30 “The present state of Celtic languages and cultures revitalization in the Isle of Man, Nova Scotia,
and Patagonia” (Robert DUNBAR, Meirion PRYS-JONES, Davyth HICKS)
17:30-18:00 Discussion of the symposium

4 「グローバル化時代の少数言語」
日本ケルト学会東京研究会(多言語社会研究会共催)
今回は、1月末に鹿児島大学にて開催される国際シンポジウムのパネリストのみなさんをお招きしてのワークショップとなりますので、使用言語は基本的に英語になります。

日時:2月5日(土) 14:30~17:30
場所:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎2F 大会議室
http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html

司会:原 聖
本研究会では、ケルト諸語の復興現象について検討します。ケルト諸語は、国家の観点からはしばしば周縁的文化と見なされますが、グローバルな文脈においては、その復興プロセスは大変興味深いものです。この典型例として、グレートブリテンにおけるコーンウォール語およびカナダのノヴァスコシアにおけるスコティッシュ・ゲーリックを取り上げます。

報告者(1):Davyth Hicks
Eurolang / Secretariat for the European Parliament Intergroup for Traditional Minorities, National Communities and Languages)
“Revitalization of regional-traditional languages in the European Union”

報告者(2): Robert Dunbar
Sabhal Mor Ostaig/University of the Highlands and Islands, Scotland
“Revitalization of Scottish Gaelic in Nova Scotia, Canada”

ディスカッサント:Tangi Louarn
president of Conseil culturel de Bretagne
問い合わせ:日本ケルト学会東京研究会幹事 辺見葉子(hemmi@flet.keio.ac.jp)まで

≪写真はおいそうなウサギさんの肉まんです!≫



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