志情(しなさき)の海へ

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那覇市文化協会は、新作公募で上演を❗

2016-01-18 19:25:50 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他
那覇市文化協会主宰「青年王尚温の夢」ドレスリハ、良かったです!幸喜良秀超える田原演出!
正直な所、日本語で書かれた世並岳生(岡田輝夫)さんの脚本はとてもいいとは言い難い。ドラマも葛藤が久米が独占していた官生制度の改革と国学をめぐる騒動が中心である。尚温自ら書いた「海邦...
 

新しい才能の発掘を期待したいですね。かつての「沖縄演劇大賞」のように戯曲の作品募集などがあったらいいですね。現代演劇は1976年の「人類館」を超えられていないのが現状です。現代沖縄芝居も含めてですが、後は大城立裕さんの「世替りや世替りや」などはいい作品ですね。古典組踊も含め、また沖縄芝居も含めて、新しい作品の登場が期待されています。

時代にそった感性・知性の結晶が問われているのですね。一方で戦前からの伝統芸能の秀作の継承も大事ですね。戦前の大作史劇に優るとも劣らない作品が見たいですね。可能性は大きいですね。今回の「火城」はすでに書かれた朝薫の物語を戯曲化したものですが、脚本の味わいというと平面的でしたね。市民劇としてはいいのかもしれませんが、レヴューのように地元の芸能を取り込んでいくやり方です。町民劇や市民劇は学芸会の延長のような雰囲気があります。できるだけ大勢の人間を巻き込んだ舞台ということです。それ自体目的は悪くはないのかもしれないのですが、地域共同体の夢の無意識の具現化ですからー。それに作品の質を求めると、厳しくなるところがありますね。

すべての市民劇、町民劇を見ていないので、それぞれの作品の中味を吟味することができないのですがー。わした村や町、市の劇でいいのかもしれませんがー。那覇市文化協会さま、ごくろうさまでした。今年2016年もまた楽しいハットするような劇作品の上演を期待しています。


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