琉球舞踊保存会が補助金を流用して悪名高い追加認定候補者選定コンクールをやるという噂があります。本当に琉球舞踊界は大丈夫でしょうか?
前も後継者を養成する補助金を流用して例のコンクールをやっていましたが、当時の萩尾文化財課長は「こんなもの(推薦事業)存在しない」と明言していました。実際、補助金の報告書に会場借用料とかもろもろの経費がしっかり記載されていました。確認できる方がいれば確認してみてください。どこかで不正に訂正されていなければしっかり数字は報告書に残されているはずです。
今回も同じ手口で流用コンクールをするのでしょうか。補助金のルール「重要無形文化財伝承事業費国庫補助要項」は法律です。その要項には追加認定の候補者を選ぶ事業は存在していません。
辛うじて「(2)研修発表会」がありますが、
要項には「伝承者の養成事業による研修等の成果の発表会」とあるので舞台に立てるのはその年に研修を受けた受講生しか踊れないはずです。
普通であれば、要項に決められた以外の事業を補助金で行うことはできません。つまり、補助金では追加認定候補者選定コンクールはできないのです。
前回のコンクールでは研修生じゃない(研修卒業生。県の保持者の方々。研修生の師匠や大御所クラスの大物たち)先生方も無理矢理踊らされていました。もし噂が本当なら、同じようなことが確実に起こります。
添付ファイルがあります。貼り付けます。
伝承者養成事業で追加認定候補者選定コンクールをまた開催するようです
今度は文化庁の調査官もコンクールを鑑賞しに東京から来るようです
伝承者目的の補助金を、アリバイ工作のためのコンクールに使うことを文化庁が認めました!!
国も県も琉球舞踊保存会とグルです
かつて島元先生は、中立な顧問による有識者会議で公平に追加認定候補者選定すべきだと新聞に投稿しました
あれから5年、何一つ変わっていない
選定コンクールの審査員は玉城流に片寄った保持者でしょうか
保存会からパージされた流儀はどうやっても選ばれない
地道に努力してきた孤高の人間もどうやっても選ばれない
無形文化財の指定は人間関係や政治力で選ばれるようになっている
多様な琉球の舞踊文化がヤマトと私利私欲にまみれたうちなーんちゅに滅ぼされようとしている
「琉球舞踊保存会」問題への新たな投稿です!⇒また、追加認定候補者選定コンクール開催か!!
https://blog.goo.ne.jp/nasaki78/e/e5d0ec5e79a95b3959d6bc0689f1af96
既に結果は決まっているので、やらなくても大勢に問題はないのでしょう。
ちゃんと選考していますよというアリバイ作りのためにやっているだけだから。
今回はもっと酷くなっていますね。前は対象者全員に芸歴書を求めましたが、今回は一部の人間に「誰にも言わんでね」と言われて芸歴書の提出を指示しています。
私の知っている先生。去年コロナ禍でも独演会を(運良く)実施して現役バリバリの先生のとこには何の連絡もなかったそうです。
コンクール形式の選考会についても、伊野波節と高平万歳と体力的に厳しい尻込みする先生に「体調悪くてもただ踊ればいいから」いい含めて参加を指示しています。ここは前回通りですね。「失敗した」と本人が落ち込んでいるのに合格させた琉球舞踊保存会。
同保存会が、この国費不正流のコンクールを研修だと言い張るなら、通常の発表会のように公開でやればいい。それが出来ないのは、出来レースのインチキ選考会だからです。
芸への精進に励んでいる琉球舞踊の先生方が、一部の舞踊会の幹部によってその国の保持者申請も、つまり芸歴提出も操作されているということですので、フェアーではありません。最も追加認定があるにしても、人数的に若干名かとは思いますが~。
2年前、問題が沸騰した中での国指定保持者になった先生方の芸がすばらしいのかどうか、何とも心もとないですね。認定された方の中で、この方の舞踊はぜひ見たいという方もいますが、琉球舞踊そのものに興醒めしているのが事実で
す。
人間国宝もお二人誕生していますが、女踊りも戦前と戦後とではだいぶ異なっていますよね。女踊りの型が戦後統一されてきているのですが、果たしてそれが良かったのかも疑問です。現在ではかなり型が崩れていても、新聞社のコンクール用の型は健在なのですね。
あるいは流派による手が尊重されているのでしょうか。
文化ポリティクスで、舞踊も権威によってヒエラルキーが構築されている現在、いったい何が真に琉球舞踊の粋なのか、ちょっとよく見えなくなっています。
人間国宝の方々の芸が飛び抜けて優れているのか、きっと優れているのでしょう。一代限りの人間国宝が世襲制ではないのはいいですね。それとも世襲制でしょうか。歌舞伎やお能、狂言など世襲制も多いのでしょうか。琉球舞踊の人間国宝の方々が今後世襲制を意図する可能性は高そうですね。最も技芸の高さが問われます。
家元制でその方の技芸が国宝と評価された場合、この方の技芸を踏襲する方々がまた認定されることになります。すると今回人間国宝に認定された志田さんと宮城さん、お二人の琉球舞踊の技芸に最も近く、芸に長けた方々が将来の人間国宝になっていくのでしょうか。
それとも他の流派の中からまた技芸に優れた人間国宝が誕生するのでしょうか。それは沖縄内部の文化ポリティックスになりますね。国宝はあくまで県内の有識者と県の部局の担当者によって推薦されますからね。
国の文化功労賞などは国の審議員に委ねられているようですが~。
将来、人間国宝を目指す若い芸能者はたいへんですね。競争が厳しいです。まず見識の高い、あるいは国のヒエラルキーの権威の高い方々を後ろ盾にする必要があるのですね。(権威や権力に御膳進上される芸能の宿命(?)の様相は残っています。しかし、あくまで万人(一般大衆)のための優れた伝統芸能ですよね!祭祀芸能は神のごとき超自然の威力を慰撫するための芸だったのですね。それが娯楽へと変化していった~。)
その技芸を美を評価してもらう必要があります。どのように?一般観衆の評判も大事でしょうけれど、ノーベル文学賞のように、第三者機関で、研究者や芸能評論家などの眼差しに晒されていい評価を受ける事が大事になりますね。
県内だと、その数も知れたものですが、中央の舞台を経験し、厳しい視線にさらされながらも、優れた舞踊をお披露目する必要があります。そしてその美を存分に花開かせることですね。
たいへんな道ですが、真摯な姿勢、よく新聞に出てくる至芸という二語、に到達すべく精進を続ける以外にないのでしょうけれど、文化的ポリティクスはつきまとってくるはずです。そして運、不運もあるのかもしれません。
ただ琉球舞踊保存会の昨今の国の保持者認定に至る経緯は、醜さを晒しています。選定された方々以上に優れた舞踊家が排除されたりしていますからね。また流派も決まった型の方々だけです。
伝統芸の中身が問われているのでしょうけれど、戦後77年は近代66年より長くなりました。そして復帰後50年目です。日本への同化の道筋の中で変わったもの変わらないものがあるはずです。
さて琉球舞踊保存会は、復帰50年記念にどなたを新たな国の保持者に推挙したのでしょうか。真に実力のある方々が選定されることを念じるばかりです。
実際に優れた芸にはどなたも圧倒されるはずです。中村吉右衛門さんのように~。舞踊でもまた舞台芸でも沖縄では真喜志康忠さん以上の立役はいませんでしたね。女性舞踊家の場合はどうでしょう。上間郁子さんでしょうか。真境名佳子さんの前に上間さんです。すでに故人のお二人の芸は語り継がれています。
若手では男性では神谷さんとか、大湾さんとか、佐辺さんとか、宇座さんとか、阿嘉さんとか、小渡さんとか、多い。女性では親泊流の比嘉いずみさんに期待できます。どちらかというと玉城盛重派が多い中で、渡嘉敷流や松含流、そう言えば空手も堪能な比嘉一恵さんの流派も特別です。
どこへ流れる琉球舞踊?時の流れと共に時勢の波に揺れて揺られて珠玉の美(伝統の美)を継承し、新たな創造に突き進むのでしょうか。
一番芝居役者の舞踊が面白かった印象です。そこが原点でしょうね。息を詰めて見る琉球舞踊になっていますね。面白みはなくなりました。造花のようで~。