志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

第6回世界のウチナーンチュ大会:10月26日(前夜祭)27~30日!

2016-09-25 08:49:27 | 沖縄の過去・現在・未来

四年毎に開催される世界のウチナーンチュ大会です!4年前とどう変化したのか、確実に変化・進展・沖縄文化[言語]への意識の高まりがチラシ一枚、ネットのサイトからも感じられますね。今回参加したいと思う!4年前はジャーナリストのシンポに参加しただけだった。ウチナーンチュのアイデンティティが南米やハワイでどう維持されたのか興味深かったがー。言語意識が弱かったね。

http://wuf2016.com/jp/ ←特設サイトです!まだ開会式や閉会式への参加は電子メールで受付中のようです。興味深いイベントが並んでいますね。

下のサイトのしまくとぅばには違和感を持っています。00語は地名なり地域・国の名前がついているものです。しまくとぅば=地域語の意味です。アイデンティティーがぼかされています。琉球諸語があります。琉球語、沖縄語、八重山語、宮古語、奄美語、首里語・那覇語でいいのでは?ひっくるめて沖縄語でいいと思うのだが、沖縄芝居の重鎮だった真喜志康忠氏はウチナーグチ芝居は戦前戦後の沖縄で共通語のように受け入れられたのだと話していました。

それはどちらかというと単にステージ言語(言語学者がそう言っているが、それも違和感があります)、首里・那覇語の折衷語で、侍言葉と百姓言葉の言い回しがありますね。言語は政治的であり階層をまとっているのですが、ウチナーグチの普及に沖縄芝居が(日本への同化の過程で蔑まれながらも)大きな役割を果たした歴史的過程(近代から戦後へ)を無視してはいけませんよね。

ウチナーグチ芝居であり、しまくとぅば芝居ではなかったのです。アイデンティティーの土台である地名なり名称を曖昧にするのはどうなのだろう?総称として沖縄語(ウチナーグチ)で推進していいと考えるのだが、宮古出身の作家は宮古語を主張します。そして宮古語は沖縄語主流の中で埋没する怖れがあると批判しますが、地域の言語はまた其々の地域の誇りと歴史に依拠し、保存・継承していく枠組みが必要です。

その鍵はそれぞれの地域の民俗芸能であると考えるのですが、宮古語のにーりや歌舞は宮古語で保存・継承されています。つまりそれぞれの地域の民俗芸能を維持・発展・継承することが地域のアイデンティティーの継承になります。その点、わたしたちは複数のアイデンティティーの体現者ということになります。まず今では日本語が共通言語になっています。

沖縄語(主流は首里・那覇語)、そして宮古、八重山、奄美、与那国など。さらに糸満、金武、本部とそれぞれの地域の独特なことばをもっています。似通っているところも違いもあります。そしてグローバル時代の現在は移民が多い沖縄はハワイ、南米との関係も深く、英語、スペイン語、ポルトガル語が聞こえてきます。そして近隣諸国の中国語、韓国語、ベトナム語も最近は闊達ですね。つまり多言語社会の推進です。

多言語の中で脳細胞は鍛えられてより深く、多様な人間の言語と文化への理解が高まることになります。人間の普遍的な人権意識の高揚にもなり、それぞれの背負っている言語や文化を理解し、地球市民としての共通認識が深まりますね。それぞれ違って同じ人間です。チンパンジーと人間のDNAの違いは2%だということです。人種間の違いは0・2%、0.02%とかでしょうか。人類皆多様で兄弟姉妹になるのですね。しまくとぅばでぼかさないで、ウチナーグチ(沖縄語や琉球語、琉球諸語、沖縄諸語)の地名を入れるべきだと考えます。但し書きをしたらいいですよね。沖縄語(いわゆる琉球諸語の総称)の推進ですとー。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。