志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

変わる地形、海も川も変わる、しかし変わらない風景もある!

2012-05-27 09:53:02 | グローカルな文化現象
          (マングローブのジャングルが川の中にできて!)

散策の中で昔を思い出す。泳いだ川、怖い杜の姿、何より白砂のまばゆさ、消えたものが思い出される。
あの時の海や川はもはやここにはない。

時を重ねることの酷さがそこここにあふれていて、その中での変わらない風景にほっとしたりする。
かつて人であふれた集落のあの家の住人もこの家の住人もすでに召されてしまった。センダンの樹に登ってセミをとった家屋敷がこんなに小さく見える。川向かいの古いお墓が並んでいた杜も心なしか怖いイメージが払拭された姿で小さくみえる。こうして時は風景も風景を見る心象も変えていくのらしい。残ったのは記憶の中の造形だけか?

(海へと続く川、こんこんと湧き水が湧いた岩場はどこか?)

それらをことばにして残しておきたいと思ったりする。白鷺の足を捕まえようと川岸の土手の上を走り回った時があった。白鷺はもはや飛んではいなかった。カラスが元気に餌をついばむ海辺である。親子連れが波と遊ぶ光景もあった。人はあっという間に時に流される。

(白鷺が飛んだ川辺)

故郷の姿は喪失そのもので、欠けていくものを見せつけられる。
しかし、その故郷の川の近辺から鶯のホーホケキョが聞こえてきた時、自然の力、その美しさがそこにありえることに安堵したのもその通りであった。


(足跡)


(海と戯れる)

はまひるがお

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