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志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

恋しての浮世、生きてあるこの露の世の花! 心が浮き立つのはいいね!

2010-07-12 10:10:44 | 表象文化/表象文化研究会
7月10日、沖縄外国文学会第25回大会で

沖縄演劇に見るシェイクスピア「オセロー」の表象
ーー沖縄芝居「按司と美女」と新作組踊「今帰仁落城」を中心に
を発表する。

質疑合わせて30分だから十二分に論じられない
問題はあったが、言いたいエキスはある程度話せたという所は
先日の博士論のコンセプト発表と質疑およそ80分よりは達成感はあった。

実際の舞台が9月11日、12日に国立劇場おきなわで
予定されており、リハから丁寧に追跡しながらテキストと舞台
身体の表現を見る予定。翻案論の論に関しても英文専門書など注文し読み込んでいる最中である。

これは以前からの比較表象論のテーマの一環で一冊にまとめたい
と考えている。

さて、11日、朝投票して、海で泳ぎたかったところが水着が見つからず断念、授業の合間にきらきらビーチで泳いでいるというM先生にまねて泳ぎたいと思ったのだが、母とタラソに行った後から水着が見つからない?吉村先生もプールで泳いでいるとの事だった。身近な男性教員が意外と泳いでいるのでした!
ワタシモ泳ぎたい!!

午後国立劇場おきなわで「浅地紺地」と伊良波尹吉作「御書院若衆」を見た。なかなかに良かった。少し詳細の批評を時間の合間にまとめたいと思う。かつて真喜志康忠と玉城千枝子が演じた『浅地紺地』は小嶺和佳子さんのあでやかさが歌の魅力が勝った。対手の大田守邦さんにはもっと渋みのある芸が見たかった。彼は沖縄の組踊や芝居を将来的に軸となって束ねる役柄と期待するゆえに厳しい視線があることを認識してほしい。

伊良波尹吉の歌劇は佐辺良和が素敵に輝く平敷屋朝敏を演じきった。伊良波尹吉の作品論を「組踊の系譜」の中でじっくりまとめる必要にかられる。伊良波尹吉はやはりすごい戯作者であり役者だったのだ!沖縄のインテリ層がこれらの舞台を見ないという現実が沖縄の陥穽である、という事に気がつかないことは悲しい状況!

大城立裕先生はさすが、お見えになっていた。しばしミュンヘンの課題の「さらば福州琉球館」についてもお話する。先生のお宅に近いうちにお伺いする約束をして別れる。

舞台の後は女優さんとこれらの芝居と他の芝居、彼女の恋愛などについておききする。本音で語れる彼女の存在はとても貴重!

ありがとう!恋しての浮世、生きてあるこの露の世の花! 心が浮き立つのはいいね、で幕!琉歌の抒情性ーー!

義理の世の中、昔も今も変わらない。「私の自由になって里主」と歌劇の主人公は問いかける。語りたい、「語てぃたぼれ」は、「愛してほしいーー」。「語てぃたぼり里主」、人は語る相手を求めている。「浅地紺地」の歌劇は情愛(しなさき)がテーマゆえに、男女のこころの見えない淵が見えてくるような幻想に感情移入していた、のである?!

人は色艶のある話に興味を持つゆえに意図的に書いている所もあるが、しかし、去年の夏から妙に青春時代なりこの間の人生を振り返りつつ、今の磁場を見つめている。小説なり物語をやはり書きたいという思いも底にあり続ける。こんなブログなんて何さ?である。

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