
興味深いチラシがあったので、UPしますね。文化政策も政治の一環ですね。平成24年度沖縄県文化観光戦略推進事業助成事業の企画プログラムです。応募による物かと思うが、県の文化振興課が率先して企画制作し、アジアに世界に発信する芸能の目玉が感じられないのはなぜだろう。沖縄の現在を鋭く問うものは何もないパフォーマンスには娯楽性と観光のセットになった陶酔が漂ってくる感じがする。そのどれも見たいとそそられない。観光客の好みに合わせて商品のベルトコンベアの上の食材のような感じがするからでもある。全てを鑑賞し(味見をして)批評すべきだろうか、見たいとそそられないのである。
「人類館」をアジア諸国で10ステでも企画したらどうだろう?できないセンスは沖縄の文化振興課のセンスの植民地体質の表れかもしれないね。新作組通「海の天堺」はカリフォルニアでその美が受けた。それを世界で上演する企画を持ったらどうなのかな?断片的な観光用の肴のような芸はいいのでは?ただ「子の会」は古典組踊である。それも全く同じ作品が何度も飽きることなく上演される。
シンガポールのオンケンセイのよう才能がこの中から花開くだろうか?蜷川幸雄のセンスが育つか?玉三郎のような実在そのものの芸が育つだろうか?疑問が浮かぶだけ。幻想的舞踊歌劇=「乙姫・うない」ブランドに匹敵するものがそこにはないね。歌舞・空手・エイサー・そして?どれも似たりよったりの芸が目立っているようだ。飛びぬけた斬新さはどこにあるのだろうか?
ダンスドラマ花盛りの沖縄!ウチナーグチを足蹴りにして動くダンス物語!英雄思考のナショナリズムの造成だが、肝心の言葉は消えていた!あら、まぁですね。