待ち合わせは本屋さんで

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小路幸也『21 twenty one』

2008-07-16 | さ行の作家
本日更新3回目。


中学のときのクラスメートの人数は21人。

二十一世紀に、二十一歳になる、二十一人の仲間。

だが、ある日21人じゃなくなってしまう。


さて感想。


まぁまぁかな~。飽きさせずに一気に読めますが。

金八先生の10年後って感じ??!

さすがに21人いるとややこしいのだが、最初のページに全員の紹介文が

あって助かった!!


25歳にもなると、結婚してたり子供がいたりして、立場も変わってくる。


思うに、小路さんの作品には「生」や「死」は合っている気がするのだが

どうも「性」が似合わないんだよねぇ。


前作『モーニング』のテイストもあって、ラストはいいのだが

イマイチすっかりしなかったねぇ。


ややこしい事情をつくらずとも、淡々としていも十分いいと思うんだけど。

★★★☆


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『チャックとラリーのおかしな偽装結婚』『再会の街で』

2008-07-16 | えいが
本日2回目の更新。


ちなみにどちらも日本未公開作品だそうで。


まずは『チャックとラリーのおかしな偽装結婚』

妻を亡くした子供想いのラリーと無類の女好きの独身男チャックは親友同士。

二人は年金のために、ゲイのカップルのフリをすることになるのですが…。


さて感想。


OH~!!!B級バンザイ!!!

下品なコメディでしたが、けっこう好きでした。

期待してなかったからか、なかなか面白かったです。


笑わせるだけではなく、死別した妻を思い続けるラリーの思いが

切なかったな。


あとゲイに対する差別も、きっちり描いてましたね~。

人が人を愛するコトに変わりはないんだけれど。


ラストはいかにもアメリカっぽかった。

けっこう有名な俳優が出ていましたよん。

あと、ラリー(ケヴィン・ジェームズ)はアンタッチャブルの山崎

そっくりで、ちょっと驚きましたが。★★★★



次は『再会の街で』

順風満帆な人生を送る歯科医のアラン。

ある日、彼は9.11の飛行機事故で、妻と愛する娘3人を亡くし

消息がわからなくなっていた大学時代の友人、チャーリーを街で

見かけるのだが…。


さて感想。


チャーリーはあまりのショックから、心を病んでいるのが、見ていて辛すぎる。

友人としてアランはチャーリーを救おうとするんだけど、人が人を救うだなんて

私には傲慢に感じてしまい…。


あと彼に言い寄る美女の設定がもぅアカンかったわ。

私にとっては、ただただイタイ映画でした。飽きずには見れましたが。★★★


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山田宗樹『人は、永遠に輝く星にはなれない』

2008-07-16 | や・ら・わ行の作家
本日1回目の更新。


事故により頚髄を損傷した男性。何不自由ない暮らしに不安を覚える老女。

半身麻痺の夫の退院を拒む妻。子宮体ガンのキャリアウーマン…。

脳卒中の後遺症の父を介護する女性。医療ソーシャルワーカーは何を見たのか。


さて感想。


まぁまぁかな。

主人公はソーシャルワーカー猪口千夏。

サブの主人公は西原寛治87歳。

戦争を生き抜き、家族のために働いてきた男の最後は、正直読んでいて辛かった。

もし身内が突然寝たきりになったり、病気になって苦しむことになったら…

私だったら、きっと受けとめられず、どうしたらいいか途方にくれると思う。


セリフにもあったのだが、病気で若くして死ななければならないのも不幸だけど

老いて無力な自分に絶望しながら、未来のない時間を生きるのも不幸だな~と。


若い頃は何でもできたのに、老いたら他者の力に縋らなくては生きられなくなる。

今10代の人でも、いずれ40代になり70代になるのだから。

年をとるのがめっちゃ怖くなる作品でした。

高齢化社会の日本。

山田さんは、なかなかイタイところをついてるかも。★★★☆


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