シュトーレンの季節になりました。今年初めてのシュトーレン、今月末にロアモンド池上店顧問を辞します。そこで技術移転のため例年より少し早いシュトーレン作りとなりました。今日は焼成後、焦げたフルーツを取り除き、溶かしバターに漬けて、グラニュー糖で包むまで。明日以降粉糖で仕上げます。
パリに駐在中の1989年11月、ドイツのケルン、デュッセルドルフ、ボン、ロマンチック街道を南下してミュンヘン、ウルム、シュツットガルト、バーデンバーデンと廻り、シュトーレンを探し、製法を確かめて来ました。この時に頂いた配合・製法を基に毎年改良を加え、20年以上作り続けて完成度は高くなったと思います。
この時はロマンチック街道に入った頃から雪になり、ミュンヘンからは雪の高速を夏用タイヤで走り、やっとの事でストラスブールに戻り、フランスに入ると緊張がほぐれたせいか、食事が美味しかった記憶があります。ストラスブールからパリまでは慣れた道路で、雪も無く快適なドライブでした。アルザスはまた旅行したいところです。