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奈良の未来

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耐震改修よりも移転を 奈良市庁舎耐震化問題で荒井知事

2019-06-13 17:27:07 | 平城宮跡・県営プール跡地
奈良市庁舎の耐震化問題で仲川げん奈良市長は以前より耐震改修を主張しているのですが、荒井奈良県知事は県の立場でありながら(笑)新築移転を主張しています。
奈良市の行政に首を突っ込むのはどうかと思いますが、「まちづくり」の観点から考えると荒井知事の言われる市庁舎移転もあり得るかなと思います。ただ移転先が朱雀門前というのはちょっと違うかなと思いますけどね。
私はこの件に関しては今までそんなに興味を持ってませんでした。でも6月市議会の前に荒井知事が論争を起こすようなことを発言するということは、知事の本気度がかなり高いように感じます。
この論争、どんな結果になるんでしょうね。


産経WEST 2019.6.13 https://www.sankei.com/west/news/190613/wst1906130014-n1.html

以下引用


奈良市庁舎の耐震改修に待った 知事「移転なら土地貸与も」


 奈良市が6月市議会に耐震改修のための補正予算案を提出している市役所本庁舎をめぐり、荒井正吾知事は12日、市が積水化学工業奈良事業所跡地(同市三条大路)への移転を検討するのであれば、県土地開発公社が土地を購入し、市に低利で貸し出すとのプランを示した。市は財政的な理由から、移転や現地建て替えでなく「現庁舎の耐震改修」を選択しており、市議会で議論を呼びそうだ。

 市は昨年5月、「奈良市本庁舎耐震化基本構想」を公表して現庁舎の耐震改修の方針を明示。現在開会中の市議会に提出した6月補正予算案には、耐震改修事業費として約12億3千万円(総事業費は約32億6千万円)を計上しており、可決されれば7月中にも工事の入札を告示する計画だ。
 一方、荒井知事は今年1月、世界遺産・平城宮跡の朱雀門に近い同跡地に移転した場合のメリットについて、奈良市議会の勉強会で話した経緯がある。

 荒井知事はこの日の定例記者会見で「これは考え始めている程度」と前置きした上で、「(同跡地を)早く売りたいという情報もある。奈良市が移転を検討するのであれば、県の土地開発公社が取得し、市が購入するまで低利で貸すことも具体的に検討したい」と述べた。
 また、平城宮跡内を走る近鉄奈良線については、県と奈良市、近鉄の3者が将来的な線路移設に向けた協定を締結しているが、荒井知事は「近鉄が(同跡地付近で)『朱雀門駅』の設置に関心があるという情報に接している」などと立地の将来性を強調。移転した際には、不動産大手の三菱地所が本庁舎跡地への自主調査に乗り出す意向を示していると言及し、耐震工事の必要性がない本庁舎北棟は「今すぐにでも売れる。近鉄奈良駅前の商工会議所の場所にホテルを立地するという話が出てきており、移転先としていい候補になると聞いている」と語った。

 6月市議会は13日に代表質問、14、17日に一般質問が行われる。




私は記事の最後の方に注目しています。
「近鉄が(同跡地付近で)『朱雀門駅』の設置に関心があるという情報に接している」
確かに、5月28日知事定例記者会見で近鉄との交渉に少しだけ動きが見えたみたいな発言を知事はされてます。

奈良県知事定例記者会見 http://www.pref.nara.jp/item/213443.htm#moduleid53099

その後の部分も、荒井知事の発言が本当であれば三菱地所が市庁舎跡地に関心を寄せていることになります。
商工会議所の場所にもホテルを立地するとか。繰り返しになりますが、知事の発言が本当であれば(笑)奈良市の中心部は劇的に変わってくるでしょうね。

おそらく、今までの荒井知事の県政を考えればそんな話があるのは事実だと思います。ただそれが現実に動いていくかどうかはわかりません。
私個人は「奈良の変化」を求める立場として賛成したい気はあります。ただ移転先が「朱雀門前」ではちょっと考えてしまいますよね。

結末はどうなるのでしょうね。

県・奈良市・積水化学工業が協定協議 平城宮跡南側再開発

2018-08-21 16:43:46 | 平城宮跡・県営プール跡地
平城宮跡南側にある積水化学工業子会社の工場が移転されます。それに伴い、県と奈良市では朱雀門南側という工場跡地に注目しその活用を検討してきました。
そして今回「積水化学工業」を含めた3者で再開発の協議を進めていくという結果になったようです。
朱雀大路延伸も含めこのエリアがどの様に変わっていくか楽しみですね。平城宮跡歴史公園の整備も進んできているので、奈良公園に集中している観光客がこちらにも流れればと思います。


NHK奈良ニュース 2018.8.20 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20180820/2050000730.html


以下引用


平城宮跡前の再開発へ協定協議

奈良市の平城宮跡の向かいにある大手化学メーカー、積水化学工業の敷地について会社側と県、それに奈良市は協定を結びホテルや商業施設の整備など、再開発に向けた協議を進めていくことになりました。

これは20日、荒井知事と奈良市の仲川市長、それに積水化学工業の高下貞二社長が県庁で記者会見し、明らかにしました。
積水化学工業は奈良市の平城宮跡の向かいにおよそ5万平方メートルの敷地を持っていますが、敷地にある子会社の工場が撤退することが決まっています。
この跡地の活用について協定では、3者が連携しにぎわいづくりを進めることやホテルや商業施設などの整備や事業者の誘致について検討・協議するとしています。
荒井知事は、「平城宮跡に復元した朱雀大路もさらに延伸させ、奈良県の観光のメインゲートの一角になることを期待したい」との考えを披露しました。
また高下社長は、「70年前にプラスチックメーカーとして創業したこの場所は、会社にとってもいわば聖地であり、プロジェクトを成功させたい」と意気込みを語っていました。
3者は今後、協議を進め、県は年内をめどに再開発の具体的な構想をまとめたいとしています。




積水化学工業の高下社長が自ら会見に臨むということは、このプロジェクトにかける熱意が感じられますね(笑)
ホテル・商業施設・都市整備等と積水が得意にしている分野で協力してもらえたらと思います。
今までの行政の古臭い考えではなく新しい視点で「観光地としての平城宮跡」を作ってほしいですね。

ミ・ナーラ(旧イトーヨーカドー奈良店)開店しました

2018-04-25 16:30:12 | 平城宮跡・県営プール跡地
観光型複合商業施設「ミ・ナーラ」がやっとオープンしました。
あいにくの天気でしたが、開店前に約2500人の列が出来たそうです。
期待と不安が入り混じった(笑)、新たな奈良の「顔」の登場です。



読売新聞 2018.4.25 http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20180425-OYTNT50141.html

以下引用


待ってたミ・ナーラ開店

◇奈良 5階で市美術館再開

観光型複合商業施設「M!Nara(ミ・ナーラ)」が24日、奈良市役所西側の商業施設「イトーヨーカドー奈良店」(奈良市二条大路南)の跡地にオープンした。閉店から7か月を経て、待ち望んだ市民や観光客でにぎわった。
 前日の午後5時頃から並んだという男性を先頭に、開店前に約2500人が列を作った。午前9時半から記念式典が始まり、施設の再生を手掛けたコンサルティング会社「やまき」(東京)の山下修平社長が「奈良の生活者の声を丁寧に聞きながら、みんなが自慢できる施設にしたい」とあいさつ。「ミ・ナーラ」の名前を付けた県内の女性を表彰し、テープカットで開店を祝った。
 ミ・ナーラは一部7階建て、売り場面積3・4ヘクタール。1階に食料品を売るスーパーが入った。4階は、金魚約1000匹が観賞できる「金魚ミュージアム」、忍者体験やショーがある「NINJA TOWN(ニンジャ・タウン)」が目玉。衣料品店や書店など約70店が順次開店する。
 近くの会社員村上勇さん(45)は「イトーヨーカドーが閉店してから買い物が不便だったので、本当に楽しみに待っていた。人が集まる場所になってほしい」と期待した。
     ◇
 イトーヨーカドーの閉店に伴い休館していた施設5階の奈良市美術館も、この日再開し、市制120周年を記念した「奈良百景展」が始まった。5月6日まで(1日は休館)。
 市制100周年の際、市美術家協会員ら65人が奈良の風景や風俗を題材に制作した絵画100点を展示。采女うねめ祭、興福寺の五重塔、浮見堂などが描かれ、市内の植田健夫さん(84)は「奈良らしい味わい深い作品ばかり」と見入っていた。
 無料。29日午後2時から、協会員が作品解説する。問い合わせは美術館(0742・30・1510)。




もう閉店してから7か月になるんですね。イトーヨーカドーはよく利用してました。
新しく誕生した「ミ・ナーラ」はこれまでの商業施設とは違い「観光」「娯楽」を前面に押し出した「若年層型商業施設」になってます。7月には「ラウンドワン・スポッチャ」がオープン予定です。
今までの奈良にはあまりなかった、「学生・ファミリー」を意識した商業施設が誕生しました。

もうこれは大いに期待したいですね。若い人たちにとっても楽しい「奈良」になって欲しいと思います。


詳しい内容はこちらの関西ウォーカーの記事にありました。


「忍者アイドルや金魚アートがある新感覚施設も! 奈良に新しい商業施設「ミ・ナーラ」がオープン」
ウォーカープラス https://www.walkerplus.com/article/144689/



6月には平城宮跡を一望できるビアガーデンがオープンするみたいですね。ゴールデンウイークにはアイドルフェスが開催されるようです。
正直のところ若干の不安はあります。でも期待のほうが大きいですね。
新しい奈良を発信するような楽しい施設になってもらいたいと思います。

「イトーヨーカドー奈良店」跡地の商業施設 名称が決定

2018-03-04 14:38:09 | 平城宮跡・県営プール跡地
イトーヨーカドー奈良店の跡地に出来る観光型複合商業施設の名称が決まりました。

5500通以上の応募がありやっと決まった名前が『ミ・ナーラ』。
正直ちょっと言いにくい名前ですが、何年後かには誰にでも知られているような名前になってるんでしょうかね(笑)




(仮称)奈良平城プラザホームページより
https://www.naraheijoplaza.com/


同時に、「関西最大級のインドアテーマパーク」名称が『奈良祭都(ならさいと)』、「地域応援ブース」名称が『市祭合祭(いっさいがっさい)』と発表されました。
こちらの方は何か古くさいような気がしますね(笑)

いづれにしても奈良には珍しい、楽しめる「商業施設」が誕生しそうですね。
頑張って欲しいです。期待してます。

「JWマリオット奈良」着工前の地鎮祭

2017-12-02 00:40:18 | 平城宮跡・県営プール跡地

「JWマリオットホテル奈良」イメージ図


長らく無精してました。根が飽きっぽい人間なんですいません。

奈良で初の国際級ホテルである「JWマリオットホテル奈良」がやっと着工されるようです。
「県営プール跡地プロジェクト」の最大の目玉がようやく動き出しましたね(笑)


NHK奈良ニュース 2017.12.1 http://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/2053011471.html


以下引用


国際的ホテル建設を前に地鎮祭

国際的な観光都市、奈良の新たな観光拠点施設の中核となるホテルの建設が始まるのを前に1日、工事の安全を祈願する地鎮祭が行われました。
地鎮祭は奈良市の春日大社で行われ、荒井知事のほかホテル事業を手がける不動産会社の関係者など約40人が参列し、厳粛な雰囲気の中、神楽や玉串の奉納などが行われ、工事の安全を祈願しました。
建設されるのはアメリカの大手ホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」が展開する最高級のホテルで、奈良市の中心部に県が整備を進めている新たな観光拠点施設の中核となり、2020年の春にオープンする予定です。
国際的な観光都市として知られる奈良市ですが、こうしたホテルが建設されるのは初めてで、事業を手がける不動産大手「森トラスト」の伊達美和子社長は「住民の誇りになると同時に、世界に奈良の魅力を発信する観光拠点として、地域への経済効果の波及を実現させたい」と話していました。




奈良県が行う交流拠点整備はすでに始まっていましたが、いよいよホテルの整備が始まります。
日本初の最高級ブランドである「JWマリオット」が奈良に出来るのは感慨深いですね(笑)
奈良の本当の国際化が始まるような気がします。


森トラストのHPでは吉城園地区のホテル誘致にも触れてますね。
こちらも最高級インターナショナルホテルになるようです。

(森トラストホームページ)
奈良県「大宮通り新ホテル・交流拠点事業」内
マリオット・インターナショナルの最高級ホテルブランド
『JWマリオットホテル奈良』計画
2020年春の開業に向けて本日着工
https://www.mori-trust.co.jp/pressrelease/2017/20171201.pdf


県営プール跡地ではこの後「NHK奈良放送会館」の整備が始まります。
全ての整備が終わればこの地域の景色が一変するでしょうね。
楽しみです。