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ディアーズ・ブレイン(魚佐旅館跡地結婚式場)社長が語る「奈良の挙式」

猿沢池ほとりの旧魚佐旅館の跡地に結婚式場がオーブンします。
それを運営する「ディアーズ・ブレイン」の社長が、ブライダル業界から見た「奈良の価値」を語りました。
なんと社長は奈良県出身との事。


読売新聞奈良版 2015.5.20 http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20150519-OYTNT50254.html?from=ycont_top_photo

以下引用

古都挙式 風情に誇り

◇ディアーズ・ブレイン小岸社長 猿沢池付近7月開業

奈良市の猿沢池のほとりに7月、結婚式場がオープンする。興福寺五重塔(国宝)を望める市内有数の景勝地で、古都・奈良にふさわしい式場経営を成功させようという意欲的な試みだ。進出を決めた大手ブライダル会社「ディアーズ・ブレイン」(東京都)の小岸弘和社長 (53)に聞いた。(聞き手 坂木二郎)

――なぜ奈良に結婚式場なのか。

「結婚式のマーケットを県外に奪われている奈良を変えたかった。僕は奈良県出身なので、猿沢池周辺に変なものがあったら絶対に許せない。奈良ならどこでもいいのではなく、あの場所なら僕たちが進出することで、若い人が集う、京都や大阪ではなく、ここで挙式したいと思ってもらえる場所になると考えた」

「『奈良もいいよね』と奈良の人は言いたいはず。そんな場所を用意することで、奈良での挙式を諦めていた人たちを引き戻すことができたらいい」

――市内の県有地や市有地でホテル誘致が進んでいる。

「大歓迎だ。滞在型で楽しめる施設がない限り、式の列席者を大阪や京都のホテルに取られ続ける。高級ホテルなどができると『少し滞在してもいいよね』となる。波及効果は出てくる」

――リニア中央新幹線の新駅が県内にくることも検討したか。

「先の話だが、人の動きが変われば面白い。首都圏では京都への旅はもう飽和状態だから、『同じ古都の奈良に』という動きもある」

――奈良と京都の違いは。

「奈良にもいい素材はたくさんあるが、スポットライトのあて方や宣伝の仕方で京都に負けている。なぜ京都に大勢の観光客が行くのかというと、新幹線がとまるから。リニアが奈良にとまるようになれば、『降りてみるか』と思わせることができる。間違いなく奈良の観光客は増える。京都は一番、それを恐れている」

――将来はレストランも経営する。

「常設ではないが、将来的にはレストランも考えている。僕たちは食で全国展開してきた。式の列席者から『おいしい』と言ってもらえると評判になる。奈良の素材でおいしさを追求していけば勝てる。奈良の人でさえ、地元でこれだけ野菜が取れることをわかっていない。それを僕らが知らせたい」

――結婚式場に大切なことは。

「どんな空気感があるところで、挙式したいかということ。奈良の式場は奈良公園や興福寺を借景にしていく。素晴らしい場所にある式場なので『こんな風景が奈良にはあるんだ。すてきだよね』と自慢してもらえる。その場所で出された食事もおいしければ満足度は倍になる」

「他県は奈良がうらやましくて仕方がないのではないか。僕たちは五重塔や猿沢池のそばに結婚式場を造れば、絶対に喜んでもらえると考えてプロジェクトを進めた。それまで誰もあそこで結婚式場をやろうなんて思わなかった。自分たちが持っているものを外から見ると、活用法がわかる」

<メモ>ディアーズ・ブレイン 2001年設立で、資本金6億円。ウェディングやドレス、レストラン事業を展開している。04年の栃木県を手始めに「リゾート」や「楽園」「邸宅」「古都」などをテーマに関東や九州、関西に次々と結婚式場をオープンし、奈良は20店舗目となる。本社は東京都港区。



奈良県出身であることの想いと、活動拠点の東京から見た冷静な「奈良の評価」がよく出てると思います。
京都になぜ大勢の観光客が行くのか、それは「新幹線」が止まるから。
一言で言い切られました(笑)。そうなんです、僕もそう思います。

同じ古都である京都から観光客を奈良に呼び込むのは大変なことです。
わざわざ電車を乗り換えて行こうと思う人がどれだけいるか。
その意味で「リニア奈良駅」は劇的に関西観光の「カタチ」を変えるでしょうね。
リニア開通後の奈良に期待しましょう。

小岸社長が言われている通り、「高級ホテル」の誘致は大事です。
なんとしても「県営プール跡地の外資系ホテル」は成功して欲しいですね。
バスターミナル機能を持ち、計画ではNHK奈良放送局・劇場もあり、「滞在が楽しめる」ホテル施設になるかもしれません。

新しいカタチのウェディング、その出席者をもてなすホテル。
奈良はどんどん変わっていきそうですね。
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