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奈良ドリームランド跡地公売の行方

奈良ドリームランド跡地の公売に関して、現状の厳しさを伝えた記事がありました。
果たして公売は上手くいくのでしょうか。


産経WEST 2014.10.31 http://www.sankei.com/west/news/141031/wst1410310033-n1.html

以下引用

廃虚と化した「奈良ドリームランド」 11月公売へ 買い手がつくか見通し立たず

テーマパークの先駆けとして誕生し、最盛期には年間約 160万人の来場客でにぎわった遊園地「奈良ドリームラ ンド」(奈良市)=閉園=の跡地が来月、公売にかけられ る。見積価格は7億3千万円と近隣宅地に比べて割安だ が、広大なうえに厳重な建築規制があり、権利関係も複雑だ。果たして買い手はつくのか。

(甲子園球場8個分の広大な土地 )

奈良ドリームランドは平成18年に閉園。所有する奈良市の管理運営会社「ドリーム ランド」が固定資産税を滞納したため、昨年4月に市が約30ヘクタールの土地や建物 を差し押さえた。遊具や建物は今も放置され、廃虚と化している。市は11月11日に 公売にかけ、18日に売却決定する予定だ。

公売にかけられるのは、甲子園球場8個分にも相当する土地のほか、ホテルなど75 の建物や遊具。

市が最初に土地を差し押さえたのは21年。その後、24年3月に老朽化が進む市東 山霊苑火葬場を移転させる方針を表明したが、地元住民らが約7400人分の反対署名 を提出するなどしたため、計画撤回を余儀なくされた。

一方、同社は「開発業者の買い手がある」と申し入れたため、市は差し押さえをいっ たん解除。しかし、事態は一向に進展せず、市は25年4月に再び差し押さえた。同社によると、固定資産税の滞納額は約6億5千万円に上る。

(運営会社幹部がスピーカーで抗議)

「市長が10万坪を買いたいと言ってきたから、他の買い手を断ったこともある。公売を進めるのは契約違反で、裏切り行為だ」
跡地を公売にかけるため市が9月25日に公告を始めた ところ、翌26日に同社幹部が市役所敷地内に乗り込ん だ。スピーカーを使い大音響で差し押さえ解除を求めた。

同社は滞納金の支払いも検討しているが、広大な土地は 権利関係も複雑だ。跡地の一部は、国重要無形民俗文化財 指定の「翁舞(おきなまい)」が伝わる奈良豆比古(づひ こ)神社が所有。同神社は賃料のほとんどが未払いになっ ているとして、同社に土地返還などを求める訴訟を奈良地裁に起こし、明け渡し完了まで年480万円の支払いを命じる判決が確定している。

(厳重規制足かせに…?)

跡地は、都市計画法の市街化調整区域に指定。医療施設や学校、社会福祉施設 のほか一部の特例を除き、原則開発はできない。特例の場合でも、市の開発審査 会で「相当な理由」が認められなければならず、地元との協議も必要だ。

さらに、跡地は古都保存法で歴史的風土保存区域に、市条例では風致地区に指 定されており、現状で設置可能なのは社会福祉施設やスポーツ施設ぐらい。

仲川げん市長は「大規模なので使いにくい面もあるが、複合的に全体をうまく 活用するプランも十分考えられる」と売却に強気だ。ただ、放置された遊具など の撤去も必要で、関係者からは「相場より安いが、撤去だけでも相当の費用がかかる。売れればいいが厳しいのでは…」との声も上がっている。



広さ、建築規制、撤去費用、権利関係など問題が複雑に絡み合ってるように思います。
この中で奈良市が手をつけられるのは、建築規制緩和ぐらいですかね。

奈良の未来を左右する重要な案件なので、奈良市には精一杯頑張ってもらいたいですね。

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リニア京都ルート、京都新聞の冷静な報道

リニア中央新幹線の東京ー名古屋間が着工認可されました。
リニア計画が一気に現実のものになりました。
あとは大阪までの早期延伸ですが、その前に京都問題(笑)があります。
しかし地元のメディアでは、行政が熱くなっているにも関わらず冷静な報道が続いています。


京都新聞 2014.10.17 http://www.kyoto-np.jp/politics/article/20141017000072

以下引用

京都駅誘致に見直し迫る圧力も リニア着工認可

東京-大阪間を1時間余りで結ぶリニア中央新幹線で、東京・品川-名古屋 間の工事実施計画が17日認可された。関西圏では今後、名古屋-大阪間の早 期進展を望む声が高まりそうで、京都駅誘致のために現行計画の変更を求めて いる京都府と京都市に対し、主張の見直しを迫る「圧力」が強まる可能性もあ る。

東京-名古屋間は2027年開業予定で、名古屋-大阪間は45年とされ る。リニア新幹線という新たな国土軸から18年間も切り離されることに関西 の自治体や経済界は危機感を強め、東京-大阪間の同時開業を求める点では一 致している。

ただ、奈良市付近を経由する現行ルートの変更には計画の見直しが必要で時間もかかるため、京都駅ルートを主張する京都側への視線は厳しい。大阪府と 大阪市、関西経済連合会は7月に開いた全線同時開業を目指す協議会で「奈良 ルート」支持を鮮明にした。橋下徹大阪市長は京都駅ルートを求める門川大作 京都市長の名を挙げ、「申し訳ないが、早くあきらめてもらいたい」と言い放っ た。

今回の認可を京都府は「名古屋以西についての関心が高まる機会にはなる」 と受け止める。京都市もリニア建設の前進として前向きにとらえている。

ただ、京都商工会議所の立石義雄会頭は9月の会見で、京都駅誘致が困難な 場合を前提に「実現可能性を慎重に見極め、その後の京都誘致をどうするか考える時期に来ている」と述べ、京都側は難しい局面を迎えつつある。



地元紙でありながら客観的にルート問題を伝えています。 やはり、行政の暴走ですね。
京都府・市は冷静になって、「リニア開通後の京都」を考えた方がいいと思いますけどね。


暴走に関して、別の記事を見つけました。
なんか、こんなこと言ったらますます可能性が無くなると思うのですが。


京都新聞 2014.10.16 http://www.kyoto-np.jp/politics/article/20141016000164

以下引用

リニア京都駅、停車本数多い 「拠点駅」狙う 門川市長

京都市の門川大作市長は16日、リニア中央新幹線の京都駅誘致について、 停車本数が多い「ターミナル駅」を目指す考えを明らかにした。停車本数が少 ない「中間駅」に比べて利便性が高いが、誘致のハードルもより上がるとみら れる。

リニアの建設主体であるJR東海は東京、名古屋、大阪の3駅をターミナル 駅と位置づけ、東京-大阪間が全線開通すれば1時間に最大8本程度を停車さ せる方針。一方、それ以外に6カ所程度設ける中間駅は、停車本数が1時間に 1本となる見通し。

現行計画では名古屋-大阪間の経由地を「奈良市付近」と定めている。京都 市は「経済波及効果が高い」と主張して経由地を京都駅に変更するよう求めて いるが、目指す駅の種類は明確にしてこなかった。

この日の市議会決算特別委員会の総括質疑で、門川市長は「まず京都駅ルー トに決めることが大事だ」とした上で「世界の京都の駅が拠点駅(ターミナル 駅)を目指すのは当然のことだ」と述べた。

市が3月に示した独自試算では、京都駅ルートの場合、首都圏からの年間乗 客数が1200万人に上り、中間駅の停車本数では旅客需要をまかなえないと している



リニアの高速性を生かすには、中間駅は毎時1、2本でしょう。
増やすことは無理でしょうね。
まあ、自分の所になるとリニア奈良駅の「ターミナル駅化」は魅力ではありますが(笑)
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奈良県のホテル誘致(県営プール跡地)、2社参加表明

県のホテル誘致に、2社から参加表明が出されたそうです。
最初の関門は突破 ということでしょうね。


朝日新聞 2014.10.11 http://www.asahi.com/articles/ASGBB40WTGBBPOMB003.html

以下一部引用

奈良)ホテル誘致、2社名乗り 県営プール跡地

県営プール跡地( 奈良市 三条大路1丁 目)への高級ホテル誘致を進める県は10 日、2社が事業計画コンペへの参加に名乗 りを上げた、と発表した。県内初の外資系 ホテル誕生に一歩前進した。

県は8月、2020年の東京五輪までの オープンを目指し、四~五つ星の「国際的 な知名度と高い評価を得ているホテル」▽ 150室以上、平均客室面積40平方メー トル以上▽国賓などが泊まれるVIPルー ムを整備――などの条件を提示。10月6 日から10日まで参加表明を受け付けた。 今後、参加条件を満たしているかどうかを 審査したうえで、来月、具体的な整備・運 営計画の提案書を出してもらう。

県営プール跡地をめぐっては08年、 平 城遷都1300年祭 (10年)に向けて高 級ホテルの事業者を公募した。しか し、 リーマン・ショック の影響もあり頓 挫。空き地の状態が続いたが、東京五輪の 決定を受け、県は「ホテル以外の部分もし つらえることを考えると、時間的な余裕は 少ない。投資環境の好転や、外国人観光客 の増加もホテル業界への追い風になってい る」と判断。再公募に踏み切った。

2社が参加表明したことについて、企業立地推進課の担当者は「これからいくつも山が あるが、まずは登り口に立たせてもらった」と話した。(栗田優美)




今はまだ参加表明の段階なので、本決まりになるまではまだまだ先はあります。
実際、最初のホテル誘致のときは参加表明があったものの、契約には至らなかったらしいです。
今回はNHK移転をはじめ、前回よりも有利な条件が揃っているので是非とも成功して貰いたいですね。


奈良新聞 10月11日付紙面によると

表明したのは、いずれも開発業者や設計事務所など複数法人で構成するグループ。


複数法人グループの参加ということで何か現実味が感じられるのは私だけでしょうか(笑)
荒井知事にとって絶対に失敗できないプロジェクト。
慎重にかつ素早く、進めていってほしいと思います。
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