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奈良の未来

かつての賑わいを取り戻すため、「奈良」の可能性を考える
「固定観念」「現状維持」「自己満足」をやめてみませんか

奈良マラソン2012

2012-12-12 21:35:46 | 奈良マラソン
ちょっとブログの更新を不精していました(笑)

「奈良の未来」はイベントや行事はあまり採り上げていません。 それはこのブログが観光都市奈良の根本的な改善を目指しているので、個々のイベントの感想は他のブログに任そう という考えがひとつにあったからです。 ただそのイベントが将来の奈良に大いに影響を与えると思えば採り上げようとは思っています。
前置きが長くなりましたが、そういった理由で今回は「奈良マラソン2012」について書こうと思います。

奈良、天理両市を駆け抜ける「奈良マラソン2012」が12月8日、9日に開催されました。


毎日新聞奈良2012・12・11 http://mainichi.jp/area/nara/news/20121211ddlk29050553000c.html

以下引用

奈良マラソン:9900人参加、古都駆け抜ける 男子・平田選手連覇 /奈良

 「奈良マラソン2012」(同実行委員会主催、県など共催)が9日、奈良市鴻ノ池陸上競技場を発着点に、奈良、天理両市にまたがる42・195キロのコースで開催された。県内外から参加したランナー約9900人は、平城宮跡前や奈良公園を通るコースを駆け抜け、男子は奈良陸協の王寺町、平田治選手(35)が2時間24分24秒で2連覇、女子は「元気アップこもの」の三重県菰野町、田畑郁恵選手(34)が2時間43分16秒で優勝を飾った。

 午前9時、荒井正吾知事の号砲で、ランナーたちは一斉にスタート。バルセロナ五輪銀メダリストの有森裕子さんも顔を見せた。平田選手は「今回は風もきつく、厳しいレースだったが、冷静なレース運びができてよかった」と話した。この日は10キロのレース、8日には3キロジョギングも行われ、フルマラソンを含めて約1万5000人が参加した。

 サンタの格好をして走った大阪府豊中市の会社員、吉田幸司さん(42)は「奈良らしくていいコース。走っていて楽しかった。来年もまた参加したい」と笑顔で話した。【芝村侑美】




この日は猛烈に寒い日で山間部では雪がうっすら積もったみたいです。 こんな日にレースの開催は大丈夫かなと思いましたが、無事開催されたようです。 走られているランナーの方も大変だったでしょうが、応援されている方、ボランティアの方も大変だったでしょうね。 お疲れ様でした。
僕は第一回の奈良マラソンの時に沿道で応援に行きました。 その時の人の多さに圧倒されました。 やはり1万人のマラソンは凄いですね


        
             2010年 第一回奈良マラソン (県庁前付近)


都市型マラソンとして関西では「奈良マラソン」に続き、「大阪マラソン」「神戸マラソン」「京都マラソン」が生まれました。 三大都市に先駆けて奈良で都市型マラソンが出来たのは奈良県民は誇っていいと思います。 おそらく「東京マラソン」を参考にして交通規制等の運営を検討されたのでしょうね。 関西最初の挑戦だったので相当プレッシャーがあったと思います。 第一回奈良マラソンが成功に終わったのは奈良の底力を感じさせました。

マラソンランナーの情報サイト「ランネット」では「大会レポ」というランナーのレポート&評価を見ることが出来ます。 このレポートを見ると「奈良マラソン」は関西の他のマラソンに比べても高評価を得ています。


        奈良マ   大阪マ   神戸マ    京都マ    東京マ

2010年   85.5点                           90.7点
        (373人)                          (500人)

2011年   92.5点   92.2点   76.2点            94.0点
        (441人)  (372人)   (502人)           (259人)

2012年   94.2点   91.3点   93.3点    73.9点   94.8点
        (248人)  (291人)   (356人)   (416人)   (269人)


この採点は12日夕方の時点ですので2012年開催の分は刻々と変わってます。 詳しくはランネットHPで。 ちなみに人数は採点されている人の数です。
ランナーが採点する評価点はインフォメーション、会場、サービス、コースなど多岐に渡り、それぞれの思いを採点されています。
奈良マラソンは全体的に評価が高く、特に大会運営と沿道の応援、ボランティアの仕事ぶりに対して絶賛の声があがってました。 つまり行政と住民の協力がうまくいき、県外を含めた参加者に十分な満足を与えられたと言うことでしょう。 今年初めて開催した京都マラソンは大会運営に問題があったようです。 そのせいで評価点が低くなっています。

奈良はイベントに関しては自信をもっていますね。 第一回から評価は高かったのですがその後も問題点を改善し、着実に評価を上げてます。 「平城遷都1300年祭」の成功体験がここでも生きているように思います。 とかく今の行政は批判に合うことが多いのですが、僕はなかなか頑張ってるな と思います。 奈良は観光都市なので訪問者の目線で考えられる行政であってほしいですね。
それと住民の応援とボランティアの活躍への評価が高いのはうれしいですね。 奈良が観光都市として生きていける自信を与えてくれます。

奈良マラソンは関西の三大都市に負けない素晴らしいイベントだと思います。 これからも国内外に愛されるようなマラソン大会になってほしいですね。
ランナーの皆さん、沿道応援の皆さん、ボランティアの皆さん、運営に携わった皆さん、お疲れ様でした。