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JR奈良駅周辺のまちづくり

駅という施設は「まちづくり」にとって重要な場所であると思っています。 当ブログ「変わらない街」で書いたのですが、街の発展はその中心となる駅の「個性」に影響されます。 「個性」とはこの駅周辺は商業地域、この駅は住宅地でとかですね。 この「個性」が十分に発揮できる という事が「まちづくり」にとっては重要な事であると思います。

近鉄奈良駅周辺は商業地域であり、本来その個性が十分に発揮されるように行政が施策を行うべき場所ですね。 ところが現実には逆で「高さ制限」など厳しい規制がかかっています。 この規制が正しいのであれば、この場所は商業地域ではないはずです。 その意味で「奈良の行政」はチグハグだと思います。 観光客相手の商業地域にするのならまだわかりますが、それではオフシーズンは厳しいでしょうね。 もっと「まちづくり」を真剣に考えてほしいですね。

JR奈良駅周辺は「高さ制限」も他よりも緩和されていて、その点で言えば「まちづくり」はしやすい環境にあると思います。 周辺整備も進んでいて、「A列車で行こう」でいうと線路を引いて道が出来、家や商店が少し建ってきている といった感じですかね。(笑) ちょっと周辺が寂しいのでホテルや劇場を造ってみました といった段階でしょうか。 しかしゲームではそれだけでは街は発展していきません。 なかなかビルが建たないとか商業施設が出来ないとかそんな状態になります。 その理由は、人がその駅周辺に集まるといった「仕掛け」をしていないからです。 隣の駅に住宅地を作ったり列車の本数を増やしたりなどの工夫が必要です。 それは現実の世界でも同じで、「人が集まる」といった「仕掛け」が必要になってきます。 JR奈良駅周辺の「まちづくり」は駅や広場の整備だけでなく、いかにして人を呼び込むか という大きなテーマを挙げて検討していくべきですね。


駅周辺の活性化にいくつかのキーワードがあると思います。

   1.会社・学校
   2.食事
   3.ショッピング
   4.遊び

ようするに駅近くの会社・学校に通い、昼は近くのレストランで食べ、仕事帰りに買物をし、休みの日に遊びに来る。 「奈良府民」が大阪に通っているのと同じ構図ですね。 商業地として発展する為には、日常的にその場所に行く「目的・魅力」がないと無理でしょうね。

JR奈良駅周辺の「まちづくり」は簡単ではないかもしれませんが、可能性は多いにあると思っています。 JR奈良駅西口~新大宮付近をオフィス街にし、平城ニュータウン等の住宅地からのアクセスをよくする(JR平城山駅の整備活用など)。 リニア奈良駅をJR線と結節させ、JR奈良駅の利便性を向上する。 デパート・映画館等を誘致する、などなど。 もちろんこれは民間企業が関わってくるので行政が直接出来るものではありません。 しかし行政が「JR奈良駅のまちづくりはこうやる」と主体的に考え、民間企業を巻き込んで強く推進していくことで可能となります。 その為にも規制を緩和出来るものは緩和し、本気で「まちづくり」を考えていって欲しいですね。

リニアについて触れたので、「リニア奈良駅とまちづくり」について一言。 以前より書いているとおり「リニア奈良駅」は大和郡山案を支持しています。 近鉄線とJR線にもアクセスが出来、多くの世界遺産にも短時間で行けます。 景観などの規制がきつくないと思うので、奈良の玄関口として都市整備が可能になるかもしれません。 日本の首都であった奈良の復活が出来るかもしれませんね(笑)
   
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観光都市としての「おもてなし」

3/8付の奈良新聞で「JR奈良駅・三条通」についての記事がありました。 共感する事が多いので少し長いのですが全文を引用させてもらいます。

奈良新聞WEB2013.3.8「金曜時評」http://www.nara-np.co.jp/20130308090443.html

鍵握る三条通活用 - 論説委員 寺前 伊平
2013年3月8日 奈良新聞

 奈良市中心市街地の目抜き通り「三条通」。JR奈良駅前から春日大社「一の鳥居」までの約1260メートルのうち、「やすらぎの道」までの約482メートル間で、かつてない道路拡幅工事が進行中である。歩道部分が約2倍の16メートルになり、カラーの路面ブロックもきれいに敷かれてきた。合わせて、新規店舗や両側の歩道奥の空き地にマンションなどが建ち始めた。

 ところが、ここで考えなければならないのは、何のための拡幅工事なのかだ。観光客が増えて、沿道の飲食店や土産物店などが繁盛すれば、地域が活性化される。三条通から各商店街を通り、奈良町をはじめ名刹、古社、史跡に人を絶え間なく送り出すことでなくてはならない。

 南都経済研究所が最近行った観光意識調査では、春や秋の行楽シーズンの週末に、県民が日帰り旅行に向かう先の7割が県外であることが分かった。行き先のトップは京都府で、理由は「旅行気分が味わえる」「おいしい料理を味わえる店が多い」「観光地間の移動が便利」などを挙げた。

 一方、県内の観光関連サービスについては、「道路の交通渋滞」「飲食店の早すぎる閉店時間」「料理の種類・価格・内容」を問題視する県民からの意見が多かった。そのことを考えれば、一度でも奈良を訪れたことのある県外や外国人観光客にとっては、もっとさまざまな不満を抱えていると考えるべきだ。

 先日、奈良市内を走る路線バス内でそんな一こまを垣間見た。県外からの女性観光客が運転手に「近鉄奈良かJR奈良駅前にデパートあるの。雨なので買い物でもしながら、時間待ちしたいの」との問いかけ。運転手は気遣いながらも「無いんです」と返すと、女性は「四国の高松など地方へ行くと県庁所在地の駅前には必ず大きなデパートがありますよ」と不満気だった。

 JR奈良駅は「平城遷都1300年祭」を機に、同駅付近連続立体交差事業により一新され、名実ともに奈良市の玄関口となった。駅構内にはイオングループのスーパーもお目見えし、高齢者たちの“買い物難民”の課題は解消されつつあるように思える。

 が、女性観光客が指摘するように、デパートがない。近鉄大和西大寺駅前や近鉄新大宮駅から西へ約15分歩いた所には、イトーヨーカドーはあるが、観光客の目線からは遠い。

 確かに奈良は建物を建築する場合、埋蔵文化財の関係から事前の発掘調査が要る。高さ制限も厳しい。規制緩和を図るべきだと考えるが、従来からの伝統文化を守ること以外の観光資源を創出することが肝要である。

 「奈良は観光途上県だが、可能性は限りなくある」。岩村敬・新関西国際空港会社相談役のこの言葉から生み出すとすれば、県内外や外国からの観光客の目に止まるような、独自色あるいは国際色の濃いイベントや「美味(うま)いもん市」などの開催地として三条通を使わない手はない。

 担い手は地域や商店街の若手。三条通の新装を機会に地域おこしの観点で、JR奈良駅周辺の広い空き地に人を集め、三条通から東の観光地へと誘っていくような発想と仕掛けが絶えず必要だ。


以上引用終わり


これからの奈良北部の観光は「JR奈良駅」が入口になると思っています。 リニアの開通でJR奈良駅の利用が増えてくると思いますし(個人的予想)、今までの観光の入口だった近鉄奈良駅周辺はもうこれ以上開発は無理であろうからです。 そうすると「JR奈良駅周辺」と「三条通り」の重要性が俄然増してきます。 「JR奈良駅周辺」は観光客を迎え入れる「おもてなし空間」であり、「三条通り」は奈良公園へ導く重要な「観光メインストリート」であります。 この動線をしっかりしないと東向きやもちいどのなどの商店街に観光客は流れません。 その意味で「JR奈良駅周辺」と「三条通り」の活性化は大変重要なものだと思います。


『先日、奈良市内を走る路線バス内でそんな一こまを垣間見た。県外からの女性観光客が運転手に「近鉄奈良かJR奈良駅前にデパートあるの。雨なので買い物でもしながら、時間待ちしたいの」との問いかけ。運転手は気遣いながらも「無いんです」と返すと、女性は「四国の高松など地方へ行くと県庁所在地の駅前には必ず大きなデパートがありますよ」と不満気だった。』


僕は旅行する時に、よく駅前のデパートを利用します。 列車の時間待ちや弁当探しに使うのが多いのですが、デパートに行くとその場所の「空気感」というものがあってそれをよく感じます。 微妙に売ってるものが違うのでけっこうおもしろいですよね。 奈良にはその「ワクワク感」がないと思います。 やはり駅前に「デパート」などの施設は必要ですね。 「奈良らしい商業施設があればいい」と言う人がいると思いますが、それでは少し「おもてなしの心」が足りないように思います。 ある特定の人達を迎え入れるだけではなく、あらゆる人に満足をしてもらうことを目指すべきでしょうね。 個人的には奈良市がホテル誘致をしていたあの「土地」にデパートを誘致してもらいたいです。 マンション等にならないようにぜひとも「商業施設」は誘致してもらいたいですね。


「奈良は観光途上県だが、可能性は限りなくある」


岩村敬・新関西国際空港会社相談役の言葉だそうですが、まさしくその通りです。 他の観光地が普通にしている「おもてなし」が出来れば、奈良の「観光地としての価値」は無限大に広がると思います。 いかにして「JR奈良駅周辺」「三条通り」を賑わいの場にしていくか。 昔からの「奈良らしさ」にこだわらず、あらゆる人が楽しめる「観光のメインストリート」にしていく事が大事ですね。 たくさんの人が「観光」を楽しめると思います。 しかしこれが「奈良の観光」という価値を下げるものではありません。 その先に「本物の奈良」がありますから。
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ビエラ奈良

ビエラ奈良が再オープンしてから早や1ヶ月が過ぎました。 新たに16テナントを加え以前に比べ活気の在る駅になりました。


    ビエラ奈良2階(写真では活気のあるようにみえませんが 笑)

2階は観光客向け、1階は地元向けと棲み分けが出来ていると思います。


          ビエラ奈良1階


スーパーマーケット、書店、100均ショップ、土産物屋、飲食スペース等 利用者にとってありがたい設備が出来たなと思っています。 ただオープン前から少し気になった事がありました。 自由通路の人々の流れです。 駅西口方面の流入がどれくらいあるのか興味がありました。 本日(4/1)見た感じでは、西側からの流入がほとんどありませんでした。 ようするに西からの人の出入りがほとんど無かったという事です。 スーパー(1階)への買物の客はいるかもしれませんが、2階へのペデストリアンデッキの利用がほとんど見られませんでした。 ホテル日航奈良方面にデッキを歩いている人は僕が見ている内はほとんど無かったように思います。
今ホテル日航奈良シルキア2階でテナント募集を行っているみたいです。 そのことについて奈良市議会議員天野秀治氏が3月定例会で奈良市長に質問をし、その質問内容を自身のブログに公開されてます。

http://www.s-amano.jp/teireikai/2/120314_ippan.htm#2

それによるとシルキア2階の質問時のテナント入居はゼロとの事です。 本来ビエラ奈良という商業施設が近くでオープンという事でそれに連携してテナント募集すべきなのに、それが出来無かったというのは奈良市の失策でしょう。 JR西日本と連携出来ていればと思うと残念ですね。 今の状況を見れば本当に悔やまれます。 でもこれで終わりではありません。 西口バスターミナル整備など奈良市にはこれから頑張ってもらいたいですね。

もうひとつ 本日(4/1)県営アンテナショップ「nara in the box」がオープンしました。

msn.産経ニュース 2012.3.31 より引用
 ■外国人観光客ターゲット

 外国人観光客をターゲットにした県営アンテナショップ「nara in the box」が奈良市のJR奈良駅構内1階に完成し、30日、内覧会が開かれた。県内産の加工品を試験販売し、「農」や「食」の情報を発信する。県内産の食材が楽しめるカフェスペースも備えており、奈良の文化を発信する窓口として4月1日にオープンする。

 JR各社の鉄道で使える「ジャパンレールパス」を利用する外国人観光客の乗降が多いJR奈良駅で、県マーケティング課が外国人観光客をターゲットに出店する…


本日見た感じは、オープン初日なので何人かの客はいるのですが肝心の外国人観光客がいません。 JR奈良駅は、構造上外国人の旅行者は2階を利用するようになっていると思います。 つまり改札口を出ると右のエスカレーターを降りて公園方面に行き、帰りはエスカレーターを上り改札口に向かうという流れになっていると思います。 これでは1階に足が向きません。 1階に行くような何かの仕掛けが必要です。 帰りは正面にエスカレーターが見えるので気づかせるのは難しいので、行きの改札口を出たらすぐに左の階段へ導くような案内等が必要に思います。

JR奈良駅は奈良の新しい玄関口に生まれ変わろうとしています。 行政と民間は力を合わせて奈良を盛り上げていってほしいと思います。 
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まちづくり

旅行で他府県を訪れたときに常々思うことがあります。 「おっ 奈良より都会やな」
駅前には大通りがあり、ホテル、デパート、オフィスビルなど奈良の駅前とは程遠い空間
が広がります。あまり奈良と規模が変わらないと思われる地方の県でも、そういった景色
が見れます。 さすがに今は景気が悪く人通りは多くはありませんが、電車を降りて駅前
に出たらワクワクした気分になります。 「さあ どこで食べようか?」 どこにどんな
飲食店があるかはわかりませんが、目の前のビル群が否応なしに期待してしまいます。
(たいていは裏切られますが《笑》) 駅前の景色はそれほど観光地にとって大事なもの
だと思います。


JR奈良駅周辺整備及び三条通り拡幅事業は長い年月を経て、素人目ですがやっと最終
段階に近づいてきたように思います。 早く事業を完成し奈良の新しい玄関口としておお
いに活躍して欲しいものです。 リニア奈良駅がどこに出来るかはわかりませんが、JR線
と結束するとしたらJR奈良駅は奈良公園観光の表玄関となる可能性があります。そうす
ると三条通りはJR奈良駅と奈良公園を結ぶ大動脈で、外国人を含む多くの観光客のメイ
ンルートになるでしょう。 今までの近鉄奈良駅からの観光客の流入という基本的な流れ
が大きく変わるかもしれません。 今まで日陰だったJR奈良駅が観光の中心となるので
す。 そのためにもJR奈良駅周辺整備が重要性を増しているように思います。


僕の考えの基本は観光客の目線です。観光を産業の中心として考えている奈良としては
観光客の目線でまちづくり、特に駅前整備をしていかないといけないように思います。
観光客はワクワク感を求めています。やはり飲食店等が入った複合ビルがいくつかほしい
ですね。 古都奈良にはビルが似合わないという人がいますが、それは違うと思います。
駅前は日常の空間であり、三条通りを歩くことにより段々と非日常の空間の奈良公園へ
と観光客を導くことが出来ます。そのギャップが奈良観光の魅力になると思います。
早く整備事業が終わることを期待します。
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