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東京目線と大阪目線 (私たちは何をすべきか)

ちょっと今回はメディアについて書いてみたいと思います。

旅行に行く時に人はどんな基準で行き先を決めているでしょうか。 予算とか日数とか条件はいろいろあると思いますが、何よりもまず「行きたい場所」というのが必須の条件でしょう。 当たり前の事だと思いますが(笑) それではこの「行きたい場所」を決めるのに皆さんはどうしているのでしょうか? おそらく大方の人が「メディア」から発信された情報を参考にして決めていると思います。 この情報は単に旅行先だけでなくその地域の「印象」をも決定付けてしまう、とても影響力のあるものです。 メディアをうまく使わないと、「奈良」という存在が日本の中で浮かび上がってこないかもしれません。


(マスメディア)

マスメディアには、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌 等があります。 今はインターネットもメディアの中に入れてもいいでしょう。 現代において影響力がある「メディア」をこの中から挙げるとすれば、テレビ・雑誌・インターネットになると思います。 これらは人々の身近な存在として親しまれ、多くの人がこのメディアから情報を得ています。 ただこの中で「テレビ」は、視覚や聴覚を刺激され「感覚の部分」、先ほど言った「印象」に強く影響を与えます。 つまり「テレビ」というメディアを重視しないと印象が違うものになったり、あるいは印象が無くなる(存在感が無い)事になってしまいます。
奈良県は「雑誌」や「インターネット」で熱心に情報を発信してきました。 それはそれで「情報」としてはよく伝わっていると思います。 しかし「テレビ」による「印象」という要素には無関心であったので、関西また日本の中での存在感がだんだん無くなってきているように思います。 行政はそれに気づいているのでしょうか。


(東京目線)

東京からの目線を僕なりに考えて見ます。 基本は「テレビ」です。
東京にはキー局と呼ばれるテレビ局が5局あります。(日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・フジテレビ・テレビ東京) それぞれ地方にネットワークを持ち、ローカル局はそのネットワークを通じて番組の提供を受けます。 つまり キー局で番組を制作すればその番組の「情報」は日本各地のローカル局に届き、それを見ている視聴者に伝わる という事です。 NHKはキー局という考え方ではありませんが、基本的には同じです。
その意味で「東京目線」を考えることは観光都市の奈良にとって大事な事です。
今の番組を見ているといくつかの傾向が見ることができます。 基本的に47都道府県を対象にしているのですが、「北海道・東京・京都・大阪・沖縄」を採り上げることが多いですね。 ニュース番組や旅番組などの番組の種類に限らず、この傾向があるように思います。 つまり これらの都道府県の「印象」が、東京から見るととても強いのでしょうね。 この「印象」が日本各地に伝わっていきます。
奈良の印象はどうでしょうか。 あまり採り上げられていないのでその程度のものなのでしょうね(悲) 時々旅番組でやることはありますがそれだけです。 他の42県と同レベルですね。 「日本」という国を造った場所が情けないですね。


(大阪目線)

まず民放に関して。
関西には大阪に準キー局が5局あるだけで、他府県には基本的に日本のネットワークのテレビ局はありません。(奈良テレビなどの独立局はありますが視聴者はそんなに多くないと考えます) よって準キー局制作の番組があればその「情報」、具体的に言えば「大阪目線」の「情報」が他の関西府県に伝わります。

NHKの場合は。
基本的に関西の各府県にテレビ局があり、それぞれの府県の「情報」はそれぞれのテレビ局から受ける事になっています。 ただし関西のニュースは大阪局がまとめることになっているのでそこに「大阪の目線」が入り、採り上げ方によればその「印象」が各府県に伝わります。 その例ですが NHK夕方のニュース番組「ならナビ」の関西ニュースのコーナーでは、奈良の映像ニュースが極端に少ない。 バランスをとったニュース紹介をしなければいけないと思います(大阪はほとんど毎回)。 何か奈良には重要なニュースが無いような「印象」を与えます。 それと神社仏閣に関するニュースが多すぎます。 他にもっとニュース性のあるニュースがあるのにもかかわらず。

「大阪目線」でいうと、関西は「京阪神」があってその後に「奈良・滋賀・和歌山」がくるみたいです。 最近では奈良と滋賀が入れ替わっているかもしれません。 大阪制作の番組は圧倒的に「大阪・京都・神戸」の話題が多く、古都として京都と重なる奈良はその存在感が薄いですね。 そしてまたその「印象」が他の関西府県に伝わります。


(印象を変えるには)

「東京目線」で存在感が無ければ日本各地からの旅行先として奈良が選ばれることは少ないだろうし、「大阪目線」で存在感が無ければ関西からの近場の訪問地として奈良が選ばれることはないでしょう。 このようにマスデディア、特にテレビによる影響は大変なもので、奈良はその影響を無視することなく観光施策を考えていかないといけません。
いくつかのキーワードがあると思います。

1.スポーツ
2.ミュージック
3.アイドル
4.ファッション
5.シアター
6.テーマパーク

6以外今まで奈良には縁が無かったものばかりです。 ようするにエンターテイメントに関するものです。 今まで足りなかったものを作っていくことでメディアの露出が確実に増えます。 それにこれらはそんなに不可能なものではないと思います。

1.サッカーやバスケットボールのプロ化。 奈良クラブやバンビシャス奈良の動きがあり、後は奈良ドリームランド跡地をサッカー場などのスポーツ公園化へ

2.奈良のミュージシャンが定期的に演奏できるコンサート会場を。 平城宮跡もいいしもっと小さいホールでも。

3.「ルシャナ」。 それだけでは寂しいね(笑)

4.原宿系・渋谷系があるのなら「飛鳥系」ファッションがあってもいいですね。 誰か考えないですかね。

5.これは芝居の方のシアターです。 大和郡山ゆかりの「カムカムミニキーナ」などがあるので、各地にある奈良の劇団の活動の場をつくりましょう。

6.奈良のテーマパークの復活です。 鹿をテーマにした「ディアランド」なんかどうでしょう(笑)


なかなか難しいとは思いますが、可能性はあります。 大事なのはやる気です。 奈良を普通の都市にしその「印象」を変えるのに私たちは何をすべきか、真剣に考える時期がきているように思います。
   
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リニア奈良・三重ルートを 奈良県総会決議

奈良県などでつくるリニア中央新幹線建設促進規制同盟会が、奈良・三重両県を通るルートで確定する事を求めて決議を採択しました。 三重を含めたルートを提示することで京都にプレッシャーをかける狙いでしょうか。

読売新聞奈良 2013.4.20 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20130419-OYT8T01504.htm

以下引用

リニア奈良・三重ルートで 建設促進県期成同盟会

◆奈良で総会、決議採択

 県などでつくるリニア中央新幹線の建設促進県期成同盟会は19日、奈良市内で総会を開き、奈良、三重両県を通る計画通りのルートで確定することを求める決議を採択した。

 総会には駅誘致を目指す大和郡山、生駒、奈良、天理4市の市長ら約130人が出席した。荒井知事は「県にとって初めてといえるビッグプロジェクト。早期開通に向けて本腰を入れて取り組みたい」と強調した。

 一方、建設にあたるJR東海の担当者は「公的資金に頼らずに建設するには、東京―名古屋間、名古屋―大阪間の2段階方式はやむを得ない」と改めて東京―大阪間の全線同時開業に否定的な考えを示し、名古屋―大阪間のルートや駅の位置について「まだ具体的に決まっていない」と述べた。



 両県は20日~来年3月末、リニア中央新幹線の早期開業を訴えるメッセージに、奈良県のキャラクター「せんとくん」や、三重県の伊勢神宮などの写真を添えた看板(縦約1メートル、横約1・6メートル)を東京メトロ霞ヶ関駅ホームに首都圏で初めて設置する。



奈良県の期成同盟の決議で三重県の名前を入れているのは、「京都 VS 奈良・三重」の構図にしたいように見えますね。 これに滋賀が参戦するとえらいことになりますね。(笑)
こちらの会議はJR東海の担当者が来ているので、京都よりは正式な会議に見えます。 これは奈良の強みですね。 いろいろな場を通じてJR東海に訴えていけばいいと思います。
大阪までの同時開業はなかなか厳しいでしょうが、奈良ルートが早期に決まるよう県内一丸となって誘致活動を進めていって欲しいと思います。 もちろん三重県と連携をしなければいけないのは言うまでもありません。

奈良県・三重県共同の看板は奈良県ホームページで公開されてます。 これが東京メトロ霞ヶ関駅ホームに設置されるようです。



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JR関西本線 新駅構想

奈良県が進める「新駅構想」の記事が、奈良新聞に掲載されました。 県と奈良市の足並みが揃わず、現在 宙に浮いた状態になってるとのことです。 たびたび県議会でこの問題が採り上げられていました。 7月に奈良市長選が行われるという事で、この問題が選挙の一つの争点として浮上してくるかもしれません。


奈良新聞 2013.4.18

以下一部引用

JR関西本線 宙に浮く新駅構想 - 足並みに違い/県と奈良市

奈良市八条3丁目付近に建設が予定される京奈和道・大和北道路の(仮称)奈良インターチェンジ(IC)へのアクセス道、「西九条佐保線」の平面化に伴うJR関西本線高架化で浮上した「新駅」設置構想が、県と奈良市の足並みの違いで宙に浮いている。平成26年度内の都市計画変更に盛り込みたい県に対し、仲川元庸市長(37)は「巨額の財政負担が懸念される」と一貫して慎重姿勢。協議は進んでおらず、新駅構想は地元住民の間でも認知度は低い。ただ7月の市長選を控え、新人陣営はいずれも検討に前向き。永田孝士・県デザイン推進課補佐は「今秋には変更案を固めたい」と話しており、改選後の協議の行方が注目される。



   
         新駅予想図(あくまでも奈良の未来の個人的予想図)


「西九条佐保線」は奈良市東九条町から法華寺町までの都市計画道路で、現計画ではJR関西本線の上を通る事になっています。 それをJR関西本線の方を高架化し、「西九条佐保線」を平面にして高架の部分に「新駅」を造ろうというのが奈良県の構想です。 JR線の高架化は荒井知事によると「アクセス環境を効率的・効果的に進める」事が目的のようです。
一方、「新駅構想」について交渉相手であるJR西日本は

県が進める新駅構想は、JR線の高架化に伴い案として示され、JR側も「協議に前向き」(県)とされる

という事でやる気はあるみたいですね。 ただ県からの話なので本当にJR側が前向きなのか、今のところはっきりわかりません。

そしてこの「構想」に慎重な姿勢を見せているのが奈良市の仲川市長。

仲川市長はこの間一貫して「新駅設置は鉄道高架化に伴う事業も含め巨額の財政負担が懸念される」との主張を変えていない。 経済効果への疑問も示す。

県と市の足並みに違いが出ていて「新駅構想」はまだ県の構想の段階で終わっているようです。 駅による「まちづくり」を考えるうえで、協議が進まないというのは寂しいですね。 「新駅構想」がいいのか悪いのかはわかりませんが、これといって経済を活性化させるものが無い奈良にとって前向きに「まちづくり」を考えられるいい機会だと思います。 「巨額の財政負担」があるのならそれを超えるようなメリットを生じさせることは出来ないのか などを議論しあったらいいと思いますけどね。 そこから新しい「まちづくりの形」がでてくるかもしれません。


ちょっとこの構想で気になった事があります。 それは新駅が造られるであろう場所が「奈良市八条付近」である という事と、JR西日本が前向きであるという事です。
まず「奈良市八条付近」というのを聞くとある事を思い出します。 それは以前 荒井知事がリニア奈良駅の候補地について言及したことがあり、その場所というのがその「八条付近」であったのです。

京奈和・奈良IC付近も - 既設との結節性・近畿全体に便益/リニア中間駅で知事
奈良新聞WEB 2012.2.9

知事の頭の中では「リニア奈良駅の構想」と「新駅構想」がリンクしているのでしょうか。 また次のJR西日本が前向きであることにも違和感を感じます。 それほど住民が多くない「八条付近」の新駅になぜ前向きなのか。 これもあの「リニア」の影が見え隠れしている気がしています。 あくまでも個人の感想ですが。(笑)


奈良はしっかりとした「まちづくり」が出来ていません。 駅という場所を中心にすえて周辺地域を開発することで、「まちづくり」が出来あがっていくと思っています。 「新駅」にしろ「リニア奈良駅」にしろ奈良の発展の為にしっかり協議していってほしいと思います。 

 







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期待される平城宮跡整備

新しい映像が追加された平城京VRシアター(平城京歴史館)に行ってきました。
当ブログ「平城宮跡の魅力アップ」で採り上げた時から見るのを楽しみにしていたのですが、期待通りの内容で大変満足しました。


       
                   平城京歴史館パンフレットより


以前の映像「はじまりの都」との2本立の上映となっていて、なかなか見ごたえがあります。 それぞれ14分ぐらいの映像ですが平城京の歴史やその広大さがよく表現されていて、「VRシアター」の凄さを改めて感じました。 将来的に「VRシアター」をもっと大きくして、単体のシアターにしてもいいですね。 テーマパークみたいにアトラクションとしての「VRシアター」「遣唐使船」として運営すれば観光客にとって利用しやすいかもしれません。 遣唐使をテーマにした「遣唐使船・遣唐使シアター」のアトラクションを別に作ればわかりやすいですよね。 せっかく平城宮跡を整備するのであれば観光客にリピーターになってもらえるような魅力ある施設の整備をお願いします。

VRシアター「平城京 安らけし都」のダイジェスト版はこちらで見れます。


今日は「第一次朝堂院」の方には行かなかったのですが、遠くから見ると大極殿まで広がりが見えてなかなかいいのではないでしょうか。 以前の草原の時と比べると今の方が僕は「都」を感じます。 「VRシアター」を見た後なので余計にそう感じるのかもしれませんが(笑) まだ舗装は始まっていないと思いますが、「第一次大極殿院」の整備と合わせて早く完成形が見たいですね。



             国営平城宮跡歴史公園ホームページより



近鉄奈良線の移設も必要だと思いました。 世界遺産である「平城宮跡」の中を電車が通るのはやはりおかしいと思いますし、これは僕の想像ですが ユネスコも将来の「近鉄奈良線の移設」を前提として世界遺産登録をしたのではないでしょうか。 保全に厳しいユネスコが「鉄道路線」を許しているのがちょっと信じられません。 いずれにしても観光客の安全確保もあり「移設」はしなければならないでしょうね。




最後に「平城京歴史館」のスタッフの対応がとてもよく、気持ちよくシアターを楽しめました。 これからも「平城宮跡」の魅力を多くの観光客に伝えて下さい。   
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京都がリニア新幹線の広告を

4月4日付の読売新聞に京都の「リニア新幹線広告」が載りました。



                4月4日読売新聞紙面より


京都は京都市案でまとまっており(というかJR京都駅しか選択肢無し)、広告を通じて社会に訴えかけるといった戦略に出ました。 京都のブランドを生かし、「京都外し」と言える今のルートに対して「京都ルート」の優位性を訴えています。


リニア中央新幹線のルート計画は、21世紀の我が国の国土軸のあり方に関わる重要な国家政策です。 現在の整備計画のルートは、40年前に東海道新幹線のバイパスとして決められた計画を踏襲した、京都を通らないルートです。 国家政策として、日本にとっての最適なルートを早急に検討すべきです。   (太字は筆者)


21世紀の日本の発展にとって、ものづくり、学術、文化、宗教、観光振興などの要素が極めて重要です。 千年を超えて日本文化の中心であり、今も世界の人々を魅了し続けている京都を通ることは非常に意義深いものです。 また京都駅は、東海道本線、北陸本線、湖西線、山陰本線などが結節しており、さらに関空までのリニア延伸により、空の玄関口とつながることで、広いエリアの人々がリニアの整備効果(時間短縮等)を享受できます。
                                以上一部引用


京都市の熱い思いが伝わりますね。 「東海道新幹線のバイパス」という視点が少し抜けているような気がしますが(笑)
いずれにしても奈良が中間駅の候補地を決められていないうちに、京都は社会に「リニア新幹線計画」の存在を示し、京都駅の優位性を訴えています。 早く奈良が一丸とならないと、「京都ルート」への支持が高まるかもしれませんね。 JR東海が「京都ルート」を否定しているので今のところ大丈夫だと思いますが、奈良は所詮「大仏商法」みたいな気質があるところ。 待ちの姿勢をし続けていればいつ逆転されるかもしれませんね。 「ルート」というものはその時の政治情勢で変わるものです。 奈良も早く「リニア奈良駅候補」を決めて世間に「奈良ルート」の優位性を訴えなければいけませんね。  



  
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