私(おじさん)の美術日記です。
現在、東京都美術館で開催されている『モネ展』に、一昨日(10月10日土曜日)に行ってきました。
朝10時には美術館に着いたのですが、すでに多くの人たちが詰めかけていて、入室するのにも20分待ちでした。
今回の『モネ展』の目玉は21年ぶりの「印象、日の出」です。
ただし、この「印象、日の出」は10月18日までの展示です。
観るなら今週末までですよ。ご注意を!
そして、10月20日からは「サン=ラザール駅」です。
どうして、両作品をずっと展示してくれないのか・・・残念です!
やっとのことで展示室に入りました。
まず面白かったのは、モネが若いころに描いた鉛筆画や、モネに影響を与えたウジェーヌ・ドラクロワやウジェーヌ・ブータンらの水彩画やエッチングなど。
特にウジェーヌ・ブータンの名前を見ると、退職記念に行ったフランスのオンフルールの風景が頭に浮かんできます。(こちら)
そして、いよいよ「日の出」の展示室です。
絵を観る前に「日の出」についての解説が掲げられています。
興味深いのは、この「日の出」がいつどこで描かれたかということですね。
現時点では、日時は、
(1)1872年 1月21~25日 8:00~8:10
(2)1872年11月11~15日 7;25~7:35
に絞られ、
1872年11月13日 7:25~7:35
というのが最も有力とのこと。
場所は、ル・アーブル港の”アミロテ・ホテル”とのことです。
さすがに「日の出」です。
なかなかいいです!
この絵を観ると私は、昔世界美術全集でこの絵を観たときにびっくりしたことを思い出します。
この絵が”印象派”と名付けられるもとになった作品だということが解説されていたからです。
私は、”印象派”という言葉の感じからもっときらびやかな絵を想像していたからです。
でも今は、この絵の素晴らしさがよく分かってきたとは思っています。
順路に従って進んでいくと、いっぱい「睡蓮」が描かれた部屋に。
「睡蓮」もいいですね。
やはりフランス旅行で訪れたオランジェリー美術館の壁一面に描かれた「睡蓮」、(こちら)
それから昔、国立西洋美術館に何度も「睡蓮」を観に来たころを思い出します。(こちら)
最後の部屋はモネの晩年の作品が展示されています。
色も赤系や青系の色彩が強烈で、抽象画と思えなくもありません。
描く対象もジヴェルニーの庭の中の日本風の太鼓橋やバラの小道のような同じモティーフが繰り返し描かれたようです。
モネという画家の執念を感じました!
行く前は、”「モネ」は結構観ているから今回はいいかな?”などと考えていたのですが、こうやって「モネ展」を訪れていろいろの絵画を観ると、”ああ、やはり観に来てよかった!”と思いました。
『マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展』 情報
場所:東京都美術館
会期:2015年9月19日(土)~12月13日(日)
休館:月曜日、10月13日(火)、11月24日(火)
※ただし、10月12日(月・祝)、11月2日(月)、11月23日(月・祝)は開室
時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
料金:当日券 一般 1,600円、学生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円
現在、東京都美術館で開催されている『モネ展』に、一昨日(10月10日土曜日)に行ってきました。
朝10時には美術館に着いたのですが、すでに多くの人たちが詰めかけていて、入室するのにも20分待ちでした。
今回の『モネ展』の目玉は21年ぶりの「印象、日の出」です。
ただし、この「印象、日の出」は10月18日までの展示です。
観るなら今週末までですよ。ご注意を!
そして、10月20日からは「サン=ラザール駅」です。
どうして、両作品をずっと展示してくれないのか・・・残念です!
やっとのことで展示室に入りました。
まず面白かったのは、モネが若いころに描いた鉛筆画や、モネに影響を与えたウジェーヌ・ドラクロワやウジェーヌ・ブータンらの水彩画やエッチングなど。
特にウジェーヌ・ブータンの名前を見ると、退職記念に行ったフランスのオンフルールの風景が頭に浮かんできます。(こちら)
そして、いよいよ「日の出」の展示室です。
絵を観る前に「日の出」についての解説が掲げられています。
興味深いのは、この「日の出」がいつどこで描かれたかということですね。
現時点では、日時は、
(1)1872年 1月21~25日 8:00~8:10
(2)1872年11月11~15日 7;25~7:35
に絞られ、
1872年11月13日 7:25~7:35
というのが最も有力とのこと。
場所は、ル・アーブル港の”アミロテ・ホテル”とのことです。
さすがに「日の出」です。
なかなかいいです!
この絵を観ると私は、昔世界美術全集でこの絵を観たときにびっくりしたことを思い出します。
この絵が”印象派”と名付けられるもとになった作品だということが解説されていたからです。
私は、”印象派”という言葉の感じからもっときらびやかな絵を想像していたからです。
でも今は、この絵の素晴らしさがよく分かってきたとは思っています。
順路に従って進んでいくと、いっぱい「睡蓮」が描かれた部屋に。
「睡蓮」もいいですね。
やはりフランス旅行で訪れたオランジェリー美術館の壁一面に描かれた「睡蓮」、(こちら)
それから昔、国立西洋美術館に何度も「睡蓮」を観に来たころを思い出します。(こちら)
最後の部屋はモネの晩年の作品が展示されています。
色も赤系や青系の色彩が強烈で、抽象画と思えなくもありません。
描く対象もジヴェルニーの庭の中の日本風の太鼓橋やバラの小道のような同じモティーフが繰り返し描かれたようです。
モネという画家の執念を感じました!
行く前は、”「モネ」は結構観ているから今回はいいかな?”などと考えていたのですが、こうやって「モネ展」を訪れていろいろの絵画を観ると、”ああ、やはり観に来てよかった!”と思いました。
『マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展』 情報
場所:東京都美術館
会期:2015年9月19日(土)~12月13日(日)
休館:月曜日、10月13日(火)、11月24日(火)
※ただし、10月12日(月・祝)、11月2日(月)、11月23日(月・祝)は開室
時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
料金:当日券 一般 1,600円、学生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円