~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

曽呂利新左衛門に与える米の量がハンパでない!

2015-06-01 07:27:47 | IT
私(おじさん)のIT日記です。
今回は、エクセルを使った検証シリーズの第1回です。

ちょっと前に、林修先生のことば検定だったか?豊臣秀吉に御伽衆として仕えた曽呂利新左衛門(そろり しんざえもん)のエピソードが紹介されていたのを耳にしました。
と言うか、名前しか聞き分けられなかったのでどういう話を紹介していたかは聞き漏らしましたが、米粒を1日ごとに倍の量をもらうという話ではなかったかと思います。

それで、一応、
豊臣秀吉が曽呂利新左衛門の功績に報いるため、何でも欲しいものをあげようと言った時、新左衛門は「1日目は米1粒、2日目は2粒、3日目は4粒、次の日は8粒・・と前の日の2倍の米粒を次の日にというようにして51日間だけください。」と言った
という話として、その米の量を検証してみたいと思います。
(ただ、この話、1ヶ月の31日とか、81日とか、また、百畳の畳の上にということで100日間といったいろいろな説があります)
もちろん、秀吉は「たったそれだけでよいのか、さっそく家来に毎日運ばせよう」と言ったということです。

さて、エクセルでその米粒の数、量を計算してみます。

一応、米粒1粒の重さをネットで調べてみると、
農林水産省の北陸農政局のページ(こちら)に、
 10kgのお米に約50万粒
と書かれていますので、これを採用します。

エクセルで日数、米粒の数、米の重さ、重さの累積を表にします。
計算式で簡単に入力するには次のようにします。

 

選択したセル(黄色)の右下にマウスを置いて(+表示にして)下にドラッグします。
また、表示形式も図のように設定した方が分かりやすいです。

このように設定して51日分をエクセルの表にしました。

 

すごい量です。
31日でもすごいですが、51日となると・・・

農林水産省の平成22年の米の生産量の資料(こちら)によれば
 日本の米の総生産量は、8,483,000トン
とのことですので、新左衛門は51日になる前に日本で収穫できる量以上の米を手に出来たことになります。
さすがに、秀吉も途中でとてつもない量であることが分かり、別のものにしてもらったということです。


このように、曽呂利新左衛門の面白い話もエクセルで簡単に検証できてしまいます。
曽呂利新左衛門もすごいですが、エクセルもすごいです!