本当に久しぶりに映画を観てきました。
大好きなアレサ.フランクリンの伝記映画ということで、公開を楽しみにしていました。
〈あらすじ〉
子供のころから圧倒的な歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華として喝采を浴びるアレサ・フランクリン(ジェニファー・ハドソン)。
しかし輝かしい活躍の裏では、尊敬する父(フォレスト・ウィテカー)や愛する夫(マーロン・ウェイアンズ)の束縛や裏切りに苦しんでいた。
ぎりぎりまで追い詰められた彼女は、全てを捨て自分の力で生きていこうと決断する。
やがてアレサの心の叫びを込めた歌声は世界を熱狂させ、彼女自身も自らへの“リスペクト”を取り戻す。
子供のころから天才的な歌唱力で、牧師の父親の布教のためにあちこちで歌っていたアレサ
牧師ではあるけれど、抑圧的でアレサを束縛し時には暴力をふるっていた父親
そんな父親と離婚した母親とたまに会うのが心の慰め
でもその母親も早くに亡くなってしまいます。
父親、祖母と妹二人と暮らす毎日
やがて成長しある男性と知り合います。
父親の束縛から逃れたかったのに家族の反対を押し切り、また同じようなタイプのその男性と結婚してしまいます(のちに離婚)
夫をマネージャーに歌手になるためにニューヨークへと旅立つのですが
才能は認められるもののなかなかヒット曲に恵まれない日々が続きます。
ニューヨークを離れ、白人のバンドとのセッションで〈あなただけを愛して〉をレコーディング
それが大ヒットへとつながります。
次々にヒットを出すものの昔の辛い思い出や過酷な仕事仕事の毎日にアルコール中毒になってしまうアレサ。
と、まぁ、なぜアメリカの有名な歌手は、同じような道をたどるのか、と言うくらい
栄光の裏にある過酷な日々が描かれているのですが
後半の人生は、常に黒人のために公民権の適用と人種差別の解消運動に寄り添いそのために努力を惜しまなかった姿が描かれていて
感動しました。
とにかく、アレサフランクリンが自ら指名した主演女優ジェニファー.ハドソンの歌声が素晴らしかったです。
その声が聴けただけでもこの映画を観たかいがありました。
父親とアレサ
白人バンドとセッションしながらのレコーディング
グルーヴィーでパワフルでエネルギッシュ
この場面に一番感動しました。
束縛と暴力でアレサを支配しようとする夫とともに栄光の階段を上る。
父親で苦労したのに、どうしてまた同じような男を選んでしまうのかな?
世間でもよく聞く話ですね。、、、
そんな苦しむ娘を見て苦しむ父親、まるで父親に復讐しているような気もします。
妹たちがコーラスで参加します。
声質が似ているので素晴らしいハーモニーを醸し出します。
常に姉に寄り添う妹たち
姉妹っていいですね。
私には弟しかいないのでちょっとうらやましいです。
圧倒的な歌唱力、主演女優ジェニファー.ハドソン