Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

どうにもならないこと…

2007-01-24 23:40:29 | 

今日はショックなことがあった…

夫の病気のことで呼び出しがあった…今の時期は人事が動いているので、こちらから何らかの意思表示をしなければ…と思い、夫の上司に現状を報告し、休職を延長していただけないか…とお願いはしていたのだが…

雇用側としては当然だろうな…と思われることを言い渡され、言われることはもっともなことばかりなので、こちらは黙ってきいていることしかできなかった…

これだけの長期間、休職が認められる職場はそうそう無いだろうし、そのことについては本当にありがたいと思っている…今の状態で復職してもまたすぐに再発し、結局は仕事は続けられないのではないか、別の道を見つけたほうがよいのではないか…

一応こちらの希望は伝えたが、それが受け入れてもらえるのかどうかはわからない…

惨めな気持ちで涙がこぼれそうになるのを必死にこらえて職場に戻る…

折りから事務室に院生のS君が、お父さんに連れられてやってくる…
修了目前になって心の病が重くなり、論文の提出が危ぶまれているのだ…事務室や担当の教員が今、なんとか修了できるよう応援しているのだが、S君にとって「ガンバレ!」と言われることがどれだけしんどいことか…今日こうやって大学に出てくるだけでもどれだけつらいことか…

これまでの経緯を話されるお父さんの横でうつむいているS君の姿を見ていると、夫の姿とだぶり、「うちもそうなんですよ!」と話して、一緒に大声で泣いてしまいたい気持ちになった…

帰り際、「しんどいのにでてこられて大変でしたね」と声をかけたら思わず涙声になってしまい、2人が帰った後、トイレで隠れて涙をふいた…

夫が病気にならなかったら、私も事務室で他の人たちと一緒に、S君のように普通の道からはずれてしまった学生さんについて、平気で無神経な会話をしていたかもしれない…でも今は、心の病気に対する無知からくる偏見(ときにそれは偽善的にも聞こえる)を聞くたびに心の底がきりきりひきつる…

でも、こんなときでも、次に何ができるのかを考えなければならない…
顔を上げて前を見なければならない…子ども達のためにも…