Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

第4回チボリジュニアサクソフォーンコンクール

2008-10-12 23:15:40 | 

今日は、くらしき作陽大学で開催されたチボリジュニアサクソフォーンコンクールを聴きに出かけました。

娘Sの高校のクラスメートMちゃん(「ボ佐野ヴァ」仲間!)が出場し、Sがそのピアノ伴奏を引き受けているのです。

先週は毎晩、Mちゃんが私の実家に来て、Sと2人で夜10時ごろまで練習に励んでいたし…昨日はMちゃんのサックスのレッスンにSも同行し、東京芸大出の若い男の先生のレッスンを受けたのですが、Mちゃんに対する先生のあまりに厳しい言葉を聞いて、Sまでかなりビビッたらしい…(笑)

最近は演奏会やコンクールの前でも、かなりヘラヘラできるようになったSが、今回は伴奏者なのにものすごく緊張していて、「どうしよ~」「早く終わってほしい~」と、他にな~んにも手がつかない状態です…

しかたがないので、「あれだけMちゃんと一緒に合わせたんだから絶対大丈夫よ~!」とガラにもなく優しい言葉をかけてやる母なのでした…(笑)

演奏する曲目は
R.ブートリー作曲 「ディベルティメントより第2・3楽章」

ジャズっぽい現代音楽で、かなり高度な技術を必要とするサックスの難曲です。
ピアノの伴奏も、変則的なリズムに合わせるのが大変そうで、ソロ部分や速いパッセージもあり、Sがドキドキするのがよくわかります…

珍しく「お母さん、聴きに来て~!」と言うので、ビデオを抱え電車と徒歩で、くらしき作陽大学まで馳せ参じました!!

今日のこの「チボリジュニアサクソフォーンコンクール」は、くらしき作陽大学と倉敷チボリ公園の主催で、このコンクールの3位までの入賞者が、明日倉敷チボリ公園で開催される「倉敷チボリ公園サクソフォーンフェスティバル」の中で演奏発表をさせてもらえるようなのです。今日初めて知りました!

会場となった藤花楽堂はかなり大きなホールで、その広いステージにポツンとグランドピアノが置いてあります…
客席もシーンと静まり返っていて、ちょっと物音を立てるだけでもすごく気を遣います…
こんな緊張感あふれる舞台に立ち、ソロで演奏するなんて、私にはとてもできません!(笑)

午前中(10時から)「ソロ部門 中学生の部」と「アンサンブル部門」があったようなのですが、私が会場に着いたのは12時過ぎだったので、ちょうど13時からの「ソロ部門 小学生の部」と「ソロ部門 高校生の部」を聴くことができました。

出場者が比較的少ないので、あっという間にMちゃんの出番が来てしまいました。
必死にビデオを構え、こちらも緊張しながら見守ります。

2人で顔を見合わせて、にっこりお辞儀をし、少しリラックスした雰囲気で演奏が始まりました。
Mちゃんのサックスは、いつも通りはぎれよく思い切りよく響き渡り、SのピアノもMちゃんの音をよく聞いて合わせており、ミスタッチもなく終わったので、ホッとしました☆

あまり誉めてやることもない娘Sなのですが、いつも秘かに感心していることがあります…。それは……お友だちの歌やら打楽器やらサックスやら…いろんな伴奏を引き受けてくるのですが、必ずソロ奏者と一体になって本気で練習し、楽譜を暗譜して弾いていることです。

学校が大好きで、クラスの仲間が大好きで…
だから、大好きな友だちのために、自分のコンクールのときよりも緊張しながら伴奏に全力投球しているS… 青春なんですね!!!

結果は 第3位 でした

ものすごくレベルの高いコンクールだったと思いました!!!
(1位・2位の人は、鳥取や東京から来ていたそうです。)

今日のコンクールにはボランティアのスタッフの方たちが大勢おられたのですが(くらしき作陽大学のサックス専攻の学生さんたちかな??)、案内や誘導がとても親切で、安心できたとSが言っていました。

コンクールの後は入口付近のホールで、ジュースとお菓子の打ち上げもあり、MちゃんとSは、こわごわ審査員の先生に近寄っていき、お話をうかがっていました。

サックスを心から愛する人たちの気持ちがこもったコンクールでした!

さぁ~!明日はチボリ公園のステージで演奏です!!!

2人とも、今日で緊張はゆるんだようで、明日は演奏した後、ジェットコースターに乗ろうと企んでいます!
(チボリ公園で遊ぶのもこれが最後かも…。この12月で閉園ですからね…)

明日私は出勤するため聴きにいってやれないのですが、お客さんに楽しんでもらえる演奏ができますように…
がんばれよ~~!!!!!


ゆっくりと確実に。。。

2008-10-11 23:14:06 | カフェ・レストラン
今日は、カウンセラーのI先生が教えてくださったレストラン「わダイニングこよし」へ、娘Tと一緒にランチに出かけました。

このお店は、(社福)岡山市手をつなぐ育成会が障害者福祉ホーム・障害者地域活動拠点として建てた「広瀬町仲よし」という施設の中にあります。

知的障害のある方たちが働いていて、火曜日~土曜日の11:00~15:00まで営業しています。

I先生から、だいたいの場所はうかがっていたのですが、車で初めて行くところなので少々不安な気持ちで出発! 

大通りから狭い路地に入り、きょろきょろしながらも一方通行を逆走することなく(よくやるんです(笑))無事、住宅街の中のこぎれいなガラスばりのお店に到着しました。

入口には今日のメニューが…


ランチA  カボチャとニンニクの芽の炒め煮
ランチB  ピーマン肉詰め焼き

柿なます  長いものバターしょうゆ

と書いてあります。

中に入ると、明るく広々とした店内に、ゆとりをもってテーブルが配置されていて、とてもいい雰囲気です。


厨房の中に職員の方?がおられ、給仕は障害をもたれた方たち5人が担当されています。

テーブルについてしばらくすると、冷たい麦茶を持って注文をとりに来てくださいました。ランチのAとBを一つずつ頼みました。

麦茶の入ったガラスコップの下に敷かれたコースターの色合いがとても素敵なので、手にとって眺めると、Saori TSUNAMI THAILANDと書いてあります。
ツナミの被害に遭ったタイの人たちを支援するためのプロジェクトなのかな…と思いながらしばらく眺めました。

ランチが運ばれてきました。


味は家庭的で、身体に優しい味付けという感じです。
意外にも、長いものバターしょうゆという1品が、とっても美味でした☆
簡単にできそうだし、今度家でも作ってみよう!と思いました。

食後にはコーヒーと、ビスコッティというラスクのようなクッキーのようなお菓子もつき(ここの施設で作られているようです。美味しかったのでおみやげに買って帰りました。)、これで600円というのはとてもうれしかったです!!

ウエイター・ウエイトレスの方たちの動きは、機敏というわけではなくゆっくりですが、正確できちんと順を踏んでいて、安心していられます。
自信を持って楽しんで仕事をしておられる様子が伝わってきます。

何より見ているこちらが自然になごやかな気分になり、ゆったりした気持ちになれるのです。

あくせくしなくても、ゆっくりゆっくり確実に、自信を持って少しずつ前に進んでいければ…

そんなことを改めて自分の中で考えるゆとりを持てた、癒しのひとときでした。

家族と一緒にまた来たいなと思います。

その後。。。

2008-10-10 00:37:56 | 
先日の記事を読んでくださった方たちからメールやお電話をいただき、随分と助けていただいたこと、本当にうれしかったです!!

Y先生は私のSOSを察知し、ご親切にも、カウンセラーのI先生に連絡してくださり…
そのおかげで、I先生からお知り合いの精神科医を紹介していただくことができ、先日予約を入れました。

今まで5年通ってきたクリニックの先生は、患者さんの話をゆっくり聞いてくれず、骨と皮になった夫に対しても、何もアドバイスをくださらなかった…

でも、紹介していただいた先生は、時間をかけて患者さんと向き合ってくださる誠実な方だそうで…そういう先生にお会いできると思っただけでほっとして気持ちが楽になりました。

2~5時間待つのは当たり前…
8時半からの受付に、常連さんたちは朝5時から並んでいたりするそうです…

初診の受付は8時からなので、私が出勤前に手続きをしておき、夕方夫が診察に行くことになりました。

今までのカウンセリングはいつも2人で一緒に受けていて、しゃべらない夫に代わり私が主にしゃべっていたのですが、今回夫に「1人で行ってみる?」ときくと、「うん…」という返事が返ってきました。

私には言えないことも、きっといっぱいあるのでしょう…
私に対する不満でもなんでも、思い切り先生に打ち明けてきいてもらい、夫が少しでも楽な気持ちになってくれればそれでいいと思っています…

相変わらず夫は小食で、食欲が全くありません…

でも、新しい何かが始まるかもしれないという希望が持てたことで、私自身の悲壮感が薄らぎ、今までのように夫の姿を見てため息をつくことがなくなりました…

I先生がメールや電話で
「あなたは1人ではありません。Y先生も私も心から応援しています。」
「ぜ~~~ったいにご自分を責めないこと。あとは神様か仏様にお任せして…」

と励ましてくださいました☆ 
1人で悩まなくていいんだよ…と言っていただいたことが、とても心強かったです。本当にありがとうございました!!!!!

これからどうなるのか…

2008-10-07 00:00:10 | 

このごろなんだかちっとも気力が湧いてこない…
安らぐはずの家にいる時間がとても苦痛だ…

夫は帰宅してから一言もしゃべらずふさぎ込んでいて、今夜もスズメの涙ほどしか夕食に手をつけなかった…

夫の体重はついに57キロになった…

8月の日記を見ると、64キロと書いていたので、2ヶ月で7キロやせてしまったようだ…
病気の前は180センチ、85キロだった人だ…

朝は食パン半分、昼は玄米のおにぎり1個、夜は茶碗3分の1ほどの玄米とほんの少しのおかずをまずそうに口に入れるだけ…

食欲が全くなくてどんどんどんどんやせていくのだ…

どんなに頑張って食事のしたくをしても、無表情で下を向いたままの夫がおいしいといって食べてくれるものはもう無い…(夫の好きだったお刺身や冷やしうどんやグレープフルーツにも今は食指が動かない…)

お風呂に入ろうとしている夫の姿を見たら、あばら骨が浮き出ていて、文字通り骨と皮状態…

先週の土曜日、あまりに夫の状態がひどいので、私も一緒にクリニックへ相談に行ってきた…

夫がガリガリにやせ衰えてきて、夜もよく眠れない(朝3時すぎからずっと起きている…)ので、薬を少し減らしてもらえないか…と訴えた…

でも、主治医の先生は、それじゃ血液検査をしてみましょう、と言い、薬を少し変えて、実質的には少し減らしてみますから…と言われただけで、あっさりと追い払われた(ように私は感じた)…

な~んにもアドバイスもカウンセリングもなく…

5年も通っているのに、いつになったら治してくれるんだよ~!!!

もう、5年もこんな状態で暮らしてきたら、冷たいようだけど、この病気を治していくのは、夫自身の生きようとする気力、これからどのように生きていこうとするのか、夫自身の問題なのではないかと私は思っている…

もうこれ以上、私にはなにもできないよ…

夫の姿を見るのが怖くて、娘の部屋で1人、これを書いている…

でも、このまま、どこまで体重は減っていくんだろう…

そのうち倒れて入院することになるんだろうか…

いつまでもいつまでもこんな思いが続いていくんだな…