Peace of Mind を求めて…

悲しいことがあっても、必ず新しい朝は来るのですよね

岡山フィルハーモニック管弦楽団 第38回定期演奏会 エキサイティング ガーシュウィン

2011-09-23 22:32:01 | 音楽
今日はシンフォニーホールへ「岡山フィルハーモニック管弦楽団 第38回定期演奏会 エキサイティング ガーシュウィン」を聴きに行きました。

お付き合いでチケットを3枚購入した母から一緒に行こうと誘われたので、横浜から帰省中の娘Sも連れて3人で出かけたのですが…実は、、、全く期待していなかったコンサートだったのです。。。演奏者が舞台に登場するまでは……

岡フィルの方々が次々に舞台に現れて席につかれ、ゲストコンサートマスターの泉原隆志さんが登場し、指揮者のジョシュア・カンミン・タンさんが指揮台に上がられた時点で、むむむ!何かが違う!!!どこかが違う!!!そう、ものすごくステージが垢抜けている!!! 今日のコンサートはイケメンコンサートだったの???…目がらんらんと輝き、急激にワクワク感が高まり、娘Sと顔を見合わせてにんまり(笑)、舞台に目が釘付けになったのでした

なにしろ、コンマスの泉原隆志さんはスラッと手足が伸びた長身で、向井理さんに似たイケメン、指揮者のジョシュア・カンミン・タンさん(シンガポール人)はこれまた長身で茶髪!のイケメンなのです
否が応でも期待感が高まります!

1曲目の「パリのアメリカ人」からガツンとやられました
パリの喧騒を、軽快な木琴や車のクラクションを思わせる管楽器のユーモラスな演奏で活き活きと魅力的に奏でる岡フィルの皆さん☆ 絶好調です! ぐいぐいと観客をひっぱっていってくれます!!!管楽器のソロも秀逸、ヴァイオリンのソロもあり、泉原さんの伸びやかで麗しいヴァイオリンの音色を楽しむことができました☆

続く「ラプソディ・イン・ブルー」のピアニストとして登場した小曽根真さんを見て、またまた大興奮!!!
黒のシャツを粋に着こなした小曽根さんは、イケメンというのとはちょっと違うけれど(笑)。。。かっこいい「チョイワルおやじ」なのでした!!!

小曽根さんの演奏を聴くのは初めてだったのですが、ジャズの世界では世界的に活躍されている方なんですね!
力強いタッチで自由自在に楽しんで弾いておられ、アドリブ演奏が超絶☆☆☆
のだめでも有名になった親しみやすい曲風に加え、小曽根さんのガンガンにオーラを放つ存在感のある演奏に圧倒されながら、舞台上に繰り広げられるシンフォニックジャズの世界を存分に楽しませてもらいました♪

休憩をはさんで演奏されたのは、「ピアノ協奏曲ヘ調」です。
この曲は初めて聴きました(たぶん)。「ラプソディ・イン・ブルー」と比べると、かなり伝統的な協奏曲に近づいているそうで、ガーシュインは作曲にあたって、初めて音楽理論書を買い求め、楽式を学んだのだとか…。
岡フィルはますます絶好調☆ 打楽器・管楽器が精巧な演奏で小曽根さんのノリノリの演奏に見事に合わせ、観客を魅了してくれました。
最前列までお客がびっしり入ったシンフォニーホールに、拍手とブラボーの声が鳴り響きました。

アンコールは、小曽根さんがNHK-BS番組のために作曲された曲(クラリネット・弦楽器・ピアノ)を演奏してくださいました。叙情的で、美しく清々しい曲でした。

指揮者のジョシュア・カンミン・タンさんも、小曽根さんの自由奔放で迫力ある演奏を、知り尽くしているかのようにうまく操り、岡フィルの持つ力を最大限に引き出していたと思います。まだ若いし(20代??)、優しく物静かな雰囲気だけど、相当実力のある方ですね!

ゲストコンマスの泉原さんは、小曽根さんが即興部分で爆走(笑)しているのを、ニコニコして聴いておられて…その品のいい笑顔を見ていると、オケ全体が暖かく包まれているようで、とてもいい雰囲気でした☆

小曽根さんは曲の合間に、今回の震災で被災した方たちや動物への募金活動についても熱心に話され、人間的にも魅力を感じました。

今日はシンフォニーホールが沸き踊り、観客と舞台が一つになった、とても素敵な演奏会でした♪♪
行ってよかった~☆